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B1.1

前置詞+関係代名詞

後方の前置詞を前にもってくるイメージ

こんなふうにそれは起こったのです。

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説明

以下の解説では、前置詞 + 関係代名詞(in which)の使い方と、その背後にある文の構造をより詳しく見ていきます。


1. 前置詞 + 関係代名詞とは?

「前置詞 + 関係代名詞」とは、関係代名詞の直前に前置詞を置き、関係代名詞節を導く形のことです。具体的には、以下のような形になります。


in which, to which, from which, of which など


これらはいずれも、前置詞と関係代名詞whichを組み合わせて使っています。


2. 例文で見る前置詞 + 関係代名詞

今回の例文は、次のとおりです。


This is the apartment in which we lived.

(これは私たちが住んでいたマンションです。)


ここで注目するのは “in which” の部分です。英語の動詞 “live” は「~に住む」という意味を表すために、通例 “live in + 場所” を使います。

関係代名詞節の中では “live in the apartment” という形を保ちたいので、the apartment を指す代名詞(which)に前置詞 in をつなげて “in which” という形になっています。


3. 文を2つに分けるとどうなるか?

関係代名詞を使わずに、文を2つに分けて考えてみましょう。


  1. This is the apartment.

  2. We lived in the apartment.

両方の文で “the apartment” が重複して登場していることがわかります。この2つの文を、共通する “the apartment” を基にひとつにまとめたのが “This is the apartment in which we lived.” です。


4. 前置詞を外さないように注意

関係代名詞節を作るうえで、もともと“live in”という動詞 + 前置詞の組み合わせであることを忘れないようにしましょう。前置詞 in をどこに置くかがポイントです。「前置詞 + 関係代名詞」という形で文をつなぐ時には、以下のいずれの形でも意味は変わりません。


  • This is the apartment in which we lived.

  • This is the apartment which we lived in.

前者のほうがややフォーマル、後者のほうがよりカジュアルな表現だと考えられています。


5. まとめ


  • 「前置詞 + 関係代名詞」とは、動詞とセットになる前置詞をそのまま関係代名詞にくっつける形です。

  • “live in” のように使う前置詞をそのまま “in which” として表せば、“the apartment” を説明する関係代名詞節が完成します。

  • “in which” と “which ~ in” は意味が同じですが、前者がより堅い表現、後者がより日常的です。

このように「前置詞 + 関係代名詞」を使うと、文章を一つにまとめられ、文意をすっきりと伝えることができます。書き手の好みや文体、場面に応じて、使いやすい形を選ぶとよいでしょう。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

PREP+RELATIVE PRONOUN

英語 - 日本語

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