151
A2.2-B2.2

関係代名詞: 目的格(who/whom/which)

先行詞は目的語の働きをする:which

これは私がきのう買ったカメラです。

このボタンはなに?
説明

以下では、「関係代名詞の目的格」について、より詳しく、わかりやすい形で説明します。


関係代名詞の基本:主格・目的格・所有格

関係代名詞には主に3つの格があります。


  1. 主格(who, which, that など)


    • 主語として働きます。

    • 例:The person who called me was my friend.

      (私に電話をかけてきた人は、私の友人でした。)


  2. 目的格(whom, which, that など)


    • 目的語として働きます。

    • 例:The person whom I called was my friend.

      (私が電話をかけた人は、私の友人でした。)


  3. 所有格(whose)


    • 所有を表します。

    • 例:The person whose car was stolen is my friend.

      (車を盗まれた人は、私の友人でした。)



目的格(who / whom / which)の使い方

1. 目的格とは?


  • 目的格の関係代名詞は、先行詞(前にある名詞や代名詞)を説明するときに、その文の目的語として機能します。

  • 英語の文中で目的語になるものをつなぐ役割をするため、「whom」「which」などが使われます。


    • 例:This is the thing (which) I've been looking for.

      (これは私が探していたものです。)


2. 人を先行詞とする場合


  • whom が正式には目的格ですが、日常会話などでは who が代わりに使われることも多いです。


    • 例:The person whom I saw yesterday was my teacher.

      (私が昨日会った人は、私の先生でした。)

    • 口語では “The person who I saw yesterday…” と言うこともよくあります。


  • that も人を先行詞とする場合に使えることがありますが、かたすぎたり、状況によっては誤解されやすい場合もあるため、必要に応じて who/whom と使い分けます。


3. ものを先行詞とする場合


  • ものが先行詞のときは、目的格として which を使うことが多いです。


    • 例:The movie which I watched last night was really interesting.

      (私が昨夜見た映画は本当に面白かった。)


  • that もよく使われます。


    • 例:The movie that I watched last night was really interesting.


4. 前置詞と関係代名詞


  • 目的格の関係代名詞を使うとき、文末に前置詞が置かれる場合があります。カジュアルな英語ではとくに顕著です。


    • 例:This is the thing (which) I’ve been looking for.

    • for は文末にきています。

    • 一方、より形式的な文では、前置詞を関係代名詞の前に置くこともあります。

    • 例:This is the thing for which I’ve been looking.



先行詞による関係代名詞の選び方


  1. 人 → who / whom / that


    • 目的格を厳密に区別するなら「whom」を使う。

    • 日常会話では「who」で置き換えることが多い。

    • “that” を使うことも可能(特に制限用法の場合)。


  2. もの → which / that


    • どちらもよく使われる。

    • 形式的にしたいなら “which” を用いるとよい。


  3. 人・もの(両方) → that


    • 「that」は、人・もの両方の先行詞に使える便利な関係代名詞。

    • ただし、前置詞の後には基本的に置けないので注意する。



まとめ


  • 目的格の関係代名詞は、その節(関係節)の中で目的語の働きをする。

  • 人が先行詞の場合:whom(文語的・形式的)、who(口語的)、または that が使われる。

  • ものが先行詞の場合:which または that が使われる。

  • 前置詞との位置関係や、文章の形式度合いによって使い分けが必要。

以上を踏まえれば、目的格の関係代名詞を正しく使えるようになります。たとえば “whom” や “which” は文語的・正式な印象を与える一方、日常的な会話やカジュアルな文章では “who” や “that” を使うことが多い、という点に注意してみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

ACCUSATIVE RELATIVE PRONOUN: which

英語 - 日本語

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★