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A2.2-B1.1
ask/tell+目的語+to+動詞
後ろに目的語とto不定詞を取れる動詞ask/tell
説明
以下では、「ask/tell + 目的語 + to + 動詞」という文型を、なるべく詳しくわかりやすく解説します。
1. この文型の基本的なしくみ
ask や tell は、目的語を2つ取ることができる動詞(第4文型) です。
例: “ask + 人 + 物”/“tell + 人 + 物”- “I asked him a question.”
- “She told me the story.”
- “I asked him a question.”
ただし、ここで取り上げる 「ask/tell + 目的語 + to + 動詞」 では、
1つめの目的語が「人(間接目的語)」
2つめの目的語にあたる部分が「to 不定詞」
という形になります。to 不定詞 が「~すること」を表し、
“ask/tell (人) to (動詞の原形) ~” は、
「(人)に~するように頼む、言う」 と訳されます。
例文
- I asked him to help me with my homework.
→ 「彼に宿題を手伝ってもらうように頼んだ」 - She told me to wait outside.
→ 「彼女は私に外で待つように言った」
2. 「ask」と「tell」のニュアンスの違い
ask + 人 + to ~
- 「(人)に~してほしいと頼む」
- 相手にお願いや依頼をするときに使うイメージです。
- 「(人)に~してほしいと頼む」
tell + 人 + to ~
- 「(人)に~するように言う」
- 相手に指示や命令、アドバイスなどをするときによく使われます。
- 「(人)に~するように言う」
例文
- My boss asked me to finish the report by Friday.
→ 「上司は私に金曜までにレポートを仕上げるよう頼んだ」 - My boss told me to finish the report by Friday.
→ 「上司は私に金曜までにレポートを仕上げるように(命令・指示として)言った」
同じ内容でも、“ask” は穏やかに頼む感じ、“tell” はやや強い指示や命令の感じになることがあります。
3. 否定形・疑問形のパターン
否定形
“ask/tell + 人 + not to + 動詞”
- 「(人)に~しないように頼む/言う」という意味になります。
例文
- I asked him not to open the door.
→ 「彼にドアを開けないように頼んだ」 - She told me not to touch anything on the desk.
→ 「彼女は私に机の上のものは触らないように言った」
疑問形
- 疑問文にする場合は、最初に “Do” や “Did” を置いて構成します。
- “ask” や “tell” の主語が誰か と、その動詞が現在形か過去形かなどで形が変わります。
例文
- Did you ask him to join the meeting?
→ 「あなたは彼にミーティングに参加するように頼んだのですか?」 - Did she tell you to turn off the lights?
→ 「彼女はあなたに電気を消すように言ったのですか?」
4. まとめ
- 「ask/tell + 目的語 + to + 動詞」 は、英語で「誰かに~するように頼む/言う」と表現する際に使われる重要な文型です。
- 「ask」は依頼、お願いのニュアンスが強く、「tell」は指示、命令のニュアンスがやや強く感じられます。
- 否定形や疑問形も同様に、to の前に “not” を入れたり、助動詞を使って疑問文を作ったりします。
このように、ask / tell + 人 + to 不定詞 を使えば、自然な英語表現で相手に行動を頼んだり、伝えたりすることができます。実際の会話や文章で頻出する構文なので、しっかり理解して使いこなしましょう。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
ASK/TELL+NP+to+INFINITIVE