worst
1. 基本情報と概要
単語: worst
品詞: 副詞 (他に形容詞、名詞としても使われる)
意味(英語): “in the most bad way” (最も悪く)
意味(日本語): 「最も悪い状態で」「いちばん悪く」
「badly(悪く)」や「ill(具合が悪く)」の 最上級 として使われます。
「たくさんの選択肢の中で一番悪い状態で物事が起こる」というニュアンスで使われます。
- 活用形:
- 副詞:badly – worse – worst
- 形容詞の場合:bad – worse – worst
- 名詞としては「the worst」(最悪なもの/こと)という形で使われます。
- 副詞:badly – worse – worst
CEFRレベル: B1(中級)
学習者としては、「bad/worse/worst」の比較級・最上級を習得する段階でよく登場する表現で、日常会話やビジネスシーンでもよく使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹:
特別な接頭語・接尾語があるわけではありませんが、古英語の wyrrest に語源があるとされています(詳細は後述)。派生語・関連語:
- bad(形容詞/副詞):悪い(原級)
- worse(形容詞/副詞):より悪い(比較級)
- worst(形容詞/副詞/名詞):最も悪い(最上級)
- bad(形容詞/副詞):悪い(原級)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- feel worst(最も気分が悪い)
- perform worst(最も出来が悪い)
- at worst(最悪の場合)
- fear the worst(最悪の事態を恐れる)
- assume the worst(最悪だと仮定する)
- worst-case scenario(最悪のシナリオ)
- come off worst(結果として一番悪い状態になる)
- he/she is worst off(彼/彼女が一番状態が悪い)
- prepare for the worst(最悪の事態に備える)
- I did worst on the test.(テストで一番悪い結果を出した)
- feel worst(最も気分が悪い)
3. 語源とニュアンス
語源:
“worst” は古英語の wyrrest に由来し、bad/worse/worst の最上級としての位置付けが古くから定着しています。ニュアンスや使用上の注意:
- 「悪さの度合いが最も高い状態」を表現します。
- 感情的な表現としてはややネガティブですが、「本当にすごく悪い状態」を客観的に説明するときにも使われます。
- 口語、文章どちらでも幅広く使われますが、フォーマルな文脈では “the worst” を使った熟語を用いるほうが自然な場合もあります(例: “at worst”, “expect the worst”など)。
- 「悪さの度合いが最も高い状態」を表現します。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞としての使い方:
「~する中で一番悪い」を表现します。
例: “He behaved worst among all the students.” - 形容詞としての使い方:
「最も悪い○○」を意味します。
例: “This is the worst idea ever.” 名詞としての使い方:
「一番悪いもの/こと」という意味あいを表します(しばしば “the worst” の形で使う)。
例: “We must assume the worst.”可算・不可算:
- 名詞的用法の “the worst” は不可算的に扱われることが多い(抽象的な最悪の状態を指す)。
- 名詞的用法の “the worst” は不可算的に扱われることが多い(抽象的な最悪の状態を指す)。
一般的な構文/イディオム:
- “If worst comes to worst”(最悪の場合、万が一の場合)
- “Expect the worst”(最悪の事態を想定する)
- “If worst comes to worst”(最悪の場合、万が一の場合)
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I studied hard but still did worst in the class.”
(一生懸命勉強したのに、クラスで一番悪い成績だった。) - “He sings worst when he’s nervous.”
(彼は緊張しているときに一番ひどく歌う。) - “Out of all the drivers, he behaved worst on the road.”
(すべてのドライバーの中で、彼は最もマナーが悪かった。)
ビジネスシーンでの例文
- “Unfortunately, our product performed worst in the international market.”
(残念ながら、当社の製品は国際市場で最も悪い成果を出しました。) - “We should prepare for the worst possibility in this project.”
(このプロジェクトに関して、最悪の可能性に備えるべきです。) - “Even in the worst case, we can still pivot to another strategy.”
(最悪の場合でも、別の戦略に方向転換が可能です。)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Among these experimental data sets, the third method performed the worst.”
(これらの実験データの中では、3番目の手法が最も性能が悪かった。) - “We anticipated various outcomes but had not expected the worst scenario.”
(様々な結果を想定していましたが、最悪のシナリオは想定していませんでした。) - “In terms of accuracy, this approach yields the worst score.”
(正確性の点では、このアプローチが最悪のスコアをもたらします。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “most poorly”
- 日本語: 「最もまずく」
- 使用頻度は低く、文章的に響く。口語ではあまり使われない。
- “in the worst possible way”
- 日本語: 「可能な限り最悪の方法で」
- フレーズとしては長めで強調したいときに使う。
- “most poorly”
反意語:
- “best” (最も良く)
- 日本語: 「いちばん良い」
- “best” (最も良く)
ニュアンスの違い:
“worst” は「最も悪い」を一言で端的に言う最上級。日本語でも「最悪に」「いちばんひどく」といった具合に、負の度合いが一番高いことを強調します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /wɝːst/ (「ワースト」に近い)
- イギリス英語: /wɜːst/ (「ワースト」に近いが、r の発音がやや弱い)
- アメリカ英語: /wɝːst/ (「ワースト」に近い)
- 強勢/アクセントの位置:
最初の “w” の音が強めに発音され、母音はやや長め。 - よくある発音の間違い:
“worst” なのに “worse” と混同する人が多いので注意。語末の “t” の音をはっきり発音するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
“worse” (比較級) と “worst” (最上級) の混同に注意。 - 同音異義語:
ほとんどありませんが、“worse” の発音との聞き間違いに注意が必要。 - 試験対策:
比較級・最上級を問う問題や、熟語 “at worst,” “if worst comes to worst” などを穴埋めで出題される可能性があります。TOEIC や英検のリーディング、リスニングでも頻出します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ・ストーリー:
“bad” が「悪い」、 “worse” が「もっと悪い」、 そして “worst” が「最も悪い」というピラミッドをイメージすると覚えやすいです。 - 勉強テクニック:
- 二段階 (worse) を「さらに悪い」として、頂点 (worst) が「どん底の悪さ」と覚える。
- スペルで “worst” の末尾 “t” は「最上級の頂点(top)」を連想して、悪さの「頂点(in a negative sense)」だとイメージすると混同しにくくなります。
- 二段階 (worse) を「さらに悪い」として、頂点 (worst) が「どん底の悪さ」と覚える。
最も「悪く」を表す表現としての worst は日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使われます。比較・最上級の使い分けとともに覚えておくと便利です。

復習用の問題
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