free
副詞「free」の解説
1. 基本情報と概要
単語: free
品詞: 副詞 (もともと形容詞・副詞・動詞など多面的に使われる語ですが、ここでは副詞として解説します)
意味(英語・日本語)
- 英語: “free” as an adverb often means “without cost” or “without constraints.”
- 日本語: 副詞としては「無料で」「制限なく」「自由に」などを表します。
使われ方のニュアンス
「free」は「お金を払わなくてもよい」という場面や、「何も妨げるものがない」「自由に行動してよい」というニュアンスで使われます。例えば「子供は無料で入場できます」のような状況や、「気兼ねなくどうぞ」というニュアンスにも使います。
主な活用形
- 副詞形: free
- 形容詞形: free (例: “I am free” 「私は自由だ」, “Free samples” 「無料サンプル」)
- 動詞形: free (例: “to free someone” 「(誰かを)解放する」)
副詞の形そのものには活用変化はありません。ただし他に、副詞“freely”が存在し、「自由に・率直に・遠慮なく」というニュアンスで使われます。
CEFRレベルの目安: B2
- B2: 中上級
「free」という単語自体は初級レベルから目にしますが、副詞の使い方やニュアンスの広がりをしっかり理解するのは中上級(B2)レベルが目安になります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: free
- 古英語の「frēo」(自由な)に由来するとされます。
- 古英語の「frēo」(自由な)に由来するとされます。
接頭語や接尾語が付いた形ではなく、freeそのままが副詞として使用されます。
詳細な意味と派生
- コストがかからない・無料で
- 例: “Children under 5 eat free.”「5歳以下の子供は無料で食べられます。」
- 例: “Children under 5 eat free.”「5歳以下の子供は無料で食べられます。」
- 制約なく・自由に
- 例: “Feel free to ask questions.”「自由に(遠慮なく)質問してください。」
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- eat free(無料で食べる)
- play free(無料で遊ぶ)
- feel free to do(自由に~してよい・遠慮なく~してください)
- children go free(子供は無料で入場できる)
- live free(自由に生きる)
- work free of charge(料金なしで作業する)
- fly free(自由に飛ぶ/無料で飛行する ※文脈次第)
- download free(無料でダウンロードする)
- free for all(誰でも無料で/大衆に開放された)
- roam free(自由に歩き回る・動き回る)
3. 語源とニュアンス
語源:
古英語の “frēo”(自由な)にさかのぼり、その後中期英語などを経て“free”という形になりました。自由・拘束がないという根本的な意味は古くから変わらずに受け継がれています。ニュアンス・使用時の注意点:
- 「無料」を強調したいときには特にカジュアルな場面で使われます。広告などでも “free” は目を引く言葉としてよく使われます。
- 「遠慮なく、自由に」と言いたいときには“Feel free to ...”という定番表現がありますが、相手に対して丁寧な呼びかけとなるため、ビジネスメールやフォーマルな文脈でも使いやすいフレーズです。
- ただし「free of charge」という言い回しのほうがフォーマル度が高いケースもあります。
- 「無料」を強調したいときには特にカジュアルな場面で使われます。広告などでも “free” は目を引く言葉としてよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
副詞としての使い方:
動詞を修飾し、「コストがかからない方法で」「自由な状態で」という意味を足します。
例: “Kids eat free.” (動詞 “eat” を修飾)構文上のポイント:
- 「動詞 + free」の形で無料や自由を強調
- “Feel free to + 動詞” で「遠慮なく・自由に~してください」という定型表現
- 「動詞 + free」の形で無料や自由を強調
フォーマル/カジュアルの違い:
- カジュアル: “Eat free,” “Kids go free”
- ややフォーマル: “Complimentary,” “free of charge”
- カジュアル: “Eat free,” “Kids go free”
形容詞と混同しやすい点:
“I am free” というと「私は暇だ/自由だ」という形容詞用法。副詞の場合は「動詞の内容を無料で行う、自由に行う」という意味であることに注意。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“Feel free to call me anytime.”
「いつでも遠慮なく電話してね。」“You can park free on Sundays.”
「日曜日は無料で駐車できるよ。」“Kids under ten can swim free at the local pool.”
「10歳以下の子供は地元のプールで無料で泳げます。」
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“Clients arriving before 9 AM can park free in the reserved lot.”
「午前9時前に到着する顧客は、予約エリアに無料で駐車できます。」“Feel free to reach out if you have any further questions regarding the proposal.”
「提案に関してご質問がありましたら、遠慮なくご連絡ください。」“Employees may attend the workshop free once a year.”
「従業員は年に一度、そのワークショップを無料で受講できます。」
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
“Participants are allowed to join the conference free if they are presenting a paper.”
「研究発表を行う参加者は、会議に無料で参加できます。」“Students can access the online library resources free through the institution’s portal.”
「学生は大学のポータルを通じて、オンライン図書館の資料を無料で利用できます。」“Researchers may attend the seminar free to facilitate academic exchange.”
「学術交流を促進するため、研究者はセミナーに無料で参加できます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- gratis (グラティス)
- 「ただで」「無料で」という意味。ラテン語由来。書き言葉やフォーマルな文脈でも使われます。
- 「ただで」「無料で」という意味。ラテン語由来。書き言葉やフォーマルな文脈でも使われます。
- for free
- より口語的に「無料で」という意味で使われるフレーズ。 “free” の副詞用法に近いが、 “for free” のほうが口語感が強い。
- より口語的に「無料で」という意味で使われるフレーズ。 “free” の副詞用法に近いが、 “for free” のほうが口語感が強い。
- complimentary (コンプリメンタリー)
- 「サービスとして無料の」という意味。ビジネス文脈やホテルなどで使われる表現。
反意語
- paid (有料で)
- 「対価を支払って」という意味。 “free” の真逆のイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /friː/
- アクセント: 強勢は一音節語なので “free” 全体に力を置くイメージです。
- アメリカ英語とイギリス英語: 発音の違いはほぼありません。 /friː/ と発音します。アメリカ英語ではやや「フリー」、イギリス英語では少し「フリィ」に近い音になることがあります。
- よくある間違い: “flee” (/fliː/) と混同しないよう注意(“flee” は「逃げる」という意味)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “free” の e を一つ落として “fre” となってしまうなどに注意。
- 同音異義語との混同: “flea” (ノミ)や “flee” (逃げる)と発音が似ているため注意が必要。
- TOEICや英検での出題傾向:
- “Feel free to ...” の表現や、「~が無料だと告知する広告文」などがリーディング問題などでよく登場します。
- 副詞と形容詞の用法を見分ける設問が出る可能性があります。
- “Feel free to ...” の表現や、「~が無料だと告知する広告文」などがリーディング問題などでよく登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント:
- 「”自由” と聞いたら “no cost” も連想する」ように、「お金に縛られず、人や物に縛られず」が “free” のイメージです。
- “Feel free” は「気兼ねせずに、イヤな縛りなく」という感覚を思い出すと覚えやすいでしょう。
- 「”自由” と聞いたら “no cost” も連想する」ように、「お金に縛られず、人や物に縛られず」が “free” のイメージです。
勉強テクニック:
- 「free + 動詞」の組み合わせの表現をまとめて覚えると便利です。(eat free, park free, go free など)
- 「Feel free to 〜」のパターンを暗記しておくとビジネスメールや会話で重宝します。
- 「free + 動詞」の組み合わせの表現をまとめて覚えると便利です。(eat free, park free, go free など)
以上が、副詞としての「free」の詳しい解説です。無料や自由といったイメージを踏まえて、日常会話からビジネスまで、さまざまなシーンで活用してみてください。

復習用の問題
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