英和辞書

around

IPA（発音記号）

/əˈraʊnd/

副詞

周囲に, あちこちに, 近辺に

I usually jog around the park in the morning.

私は通常、朝に公園の周りをジョギングします。

解説

1. 基本情報と概要

単語: around

品詞: 副詞 (または前置詞などとしても用いられる)

CEFRレベルの目安: A2（初級）

• A2: 短い日常会話や基本的な状況で使う英単語です。

意味（英語・日本語）

• 英語: “around” as an adverb typically means “in a circle,” “here and there,” or “in the vicinity.”
  


• 日本語: 「ぐるりと回って」「あちこちに」「近くに」などの意味を持ちます。
  
  
  
  • 例: “Turn around” で「振り向く」や「回転する」といったイメージです。
    
  
  
  • この単語は、「その辺にある」「あたりを見回す」など、動きや位置関係をゆるく示す、新しく初心者にも使いやすい単語です。
  
  

活用形

副詞のため、動詞のような活用はありません。

しかし、前置詞としても “around the city” のように使われることがあります。

• 例: “around” (prep.) = 「〜の周りに」「〜あたりに」

他の品詞になった場合の例

• 基本的には “around” は副詞か前置詞ですが、会話表現では “around” が形容詞的に「存在している」と言うようなニュアンスになることがあります（ただし、正式な形容詞ではありません）。
  
  
  
  • 例: “Is he around?” （彼は近くにいる？）
  
  

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2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 語源的には「a（方向・状態を表す接頭語）」 + 「round（丸い、ぐるりと）」とも言われますが、現代英語では一体化しており、明確に区切って使われることはほとんどありません。

よく使われるコロケーション（共起表現）や関連フレーズ（10個）

1. “look around” → 「あたりを見回す」
   


2. “hang around” → 「ぶらぶらする」
   


3. “turn around” → 「振り向く」,「方向転換する」
   


4. “get around” → 「あちこち行く」,「(噂などが)広まる」
   


5. “come around” → 「やって来る」,「(意見を)変える」
   


6. “mess around” → 「いじくりまわす」,「ふざける」
   


7. “move around” → 「うろうろ動く」
   


8. “sit around” → 「特に何もせず座っている」,「のんびり過ごす」
   


9. “stick around” → 「そこに居残る」,「待機する」
   


10. “fool around” → 「時間を無駄にする」,「冗談を言って遊ぶ」

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3. 語源とニュアンス

語源

• 古英語で「取り囲む」「輪を描いて回る」といった概念に由来するとされます。
  


• 中世以降、日常会話や口語表現で広く使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意

• カジュアルな口語表現でよく使われます。
  


• フォーマルな場面でも、位置や方向を示すために普通に使われるため、そこまで失礼という印象はありません。ただし、スピーチや公文書では別の表現（“approximately” など）を使う場合もあります。

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4. 文法的な特徴と構文

• 副詞として

  
  
  • 動詞を修飾して位置や周囲の動作を示します。
    
  
  
  • 例: “Walk around,” “Look around.”
    
  
  



• 前置詞として

  
  
  • 名詞を伴い「〜の周囲に」「〜付近に」を表します。
    
  
  
  • 例: “People gathered around the table.”
  
  



• フォーマル度合い:

  
  
  • 会話から書き言葉まで幅広く使用。カジュアルな印象が強め。
  
  



• “around” は可算・不可算という区別はありません（前置詞・副詞であって名詞ではないため）。




• 他動詞・自動詞の区別という観点からは、動詞に伴う副詞なので区別は特に考慮しません。

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5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “Could you look around for my keys? I can’t find them.”

   
   
   • 「私の鍵を探してもらえますか？見つからないんです。」
     
   
   



2. “Stop messing around and help me clean up the kitchen.”

   
   
   • 「ふざけるのはやめて、キッチンの掃除を手伝ってよ。」
     
   
   



3. “I’ll be around later if you need me.”

   
   
   • 「もし必要なら、後で近くにいるから声かけてね。」
     
   
   

ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “Let’s walk around the office to see if everyone is ready for the meeting.”

   
   
   • 「会議への準備ができているか、オフィスを一周して確認しましょう。」
     
   
   



2. “He will be around to answer any client inquiries this afternoon.”

   
   
   • 「彼は今日の午後、クライアントの問い合わせに対応するためにここにいます。」
     
   
   



3. “I suggest we look around for more competitive suppliers before signing the contract.”

   
   
   • 「契約する前に、もっと競争力のあるサプライヤーを探してみるのがいいと思います。」
     
   
   

学術的な文脈での例文（3つ）

1. “Researchers traveled around the country to collect data on climate change.”

   
   
   • 「研究者たちは気候変動に関するデータを集めるために国内を回った。」
     
   
   



2. “Historical theories have evolved around various interpretations of the same texts.”

   
   
   • 「歴史理論は同じ文書のさまざまな解釈を中心に発展してきた。」
     
   
   



3. “The study revolves around the principle of supply and demand.”

   
   
   • 「この研究は需要と供給の原理を中心に展開されている。」
     
   
   

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. about (〜について、〜あたりに)
   
   
   
   • 「あちこちに」という意味では似ていますが、「およそ〜」や「〜について」の意味として使う場合が多いです。
     
   
   


2. nearby (近くに)
   
   
   
   • 場所が近いことを表すときに使われますが、「ぐるりと回る」ニュアンスはありません。
     
   
   


3. approximately (おおよそ)
   
   
   
   • フォーマルシーンで数値や量を示すときに使う。「around 5 p.m.」＝「approximately 5 p.m.」に置き換え可。
   
   

反意語

• 副詞“around”の明確な反意語は特にありませんが、動きを示す文脈では “away” が反対方向を示す場合があります。
  
  
  
  • 例: “He walked away.” (彼は立ち去った) — “He walked around.” (彼はあちこちを歩き回った)
  
  

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7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号(IPA): /əˈraʊnd/
  


• アクセント: 第2音節 “round” にアクセントがあります。（カタカナ: アラウンド）
  


• アメリカ英語とイギリス英語の違い:
  
  
  
  • 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /əˈraʊnd/、イギリス英語も同様に /əˈraʊnd/ です。
    
  
  
  • ただし、アメリカ英語のほうが /ə/ が曖昧母音としてはっきりしない感じになる傾向があります。
    
  
  


• よくある発音ミス:
  
  
  
  • “ar” が /ɑr/ ではなく /ə/ の曖昧母音から始まることに注意。
  
  

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• 「around」は時刻や数値の前に置いて「およそ」という意味を表すこともありますが、フォーマルには“approximately” や “about” を使う場合が多いです。
  


• 同音異義語は特にありませんが “round” と混同しやすいかもしれません。
  


• スペルは “a-r-o-u-n-d” と覚えましょう。
  


• TOEICや英検などでも時刻の前に “around 10 o’clock” のような形が出ることがあります。リスニングでも「アラウンド〜」と数字を聞き逃さないよう注意しましょう。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “a round” で「一周、回るイメージ」を思い浮かべると馴染みやすいです。
  


• 「回る」「あちこち」「近く」と用途が多い単語なので、具体的なイメージ（回転する矢印など）で記憶するのがおすすめ。
  


• “Turn around” や “look around” などのフレーズで覚えてしまうと、その動きの感覚とともに自然に使い方が身につきやすいでしょう。

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以上が副詞 “around” の詳細な解説です。日常会話でも学術的な文章でもよく登場する便利な単語ですので、ぜひ身近な表現から少しずつ慣れてください。

意味のイメージ