最終更新日
:2025/01/28
price
解説
以下では、動詞としての「price」をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語の意味
「to decide the cost of a product or service」
(商品の値段やサービス料金を決定すること)
日本語の意味
「値段を付ける」、「料金を設定する」
「ある物やサービスの値段をどのくらいにするかを決めるときに使われる動詞です。日常でもビジネスの場面でも、コスト計算や販売時にとてもよく使われます。」
- 品詞: 動詞 (他動詞)
活用形:
- 原形: price
- 三人称単数現在形: prices
- 現在分詞/動名詞: pricing
- 過去形/過去分詞: priced
- 原形: price
他の品詞形:
- 名詞: a price(価格、値段)
- 「priceless」(形容詞): 値段が付けられないほど貴重な、かけがえのない
- 名詞: a price(価格、値段)
CEFRレベル: B2(中上級)
- ある程度英語に慣れた学習者が、ビジネスや経済の文脈で使う機会が多い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成: 「price」は、語源的にもともと “価値” や “価” を意味するラテン語 “pretium” から派生しています。接頭語や接尾語という形はなく、名詞が動詞化した形です。
派生語や類縁語:
- priceless(形容詞): 計り知れない価値のある
- overprice(動詞): 高値を付けすぎる
- underprice(動詞): 安すぎる値を付ける
- price tag(名詞): 値札
- price war(名詞): 価格競争
- priceless(形容詞): 計り知れない価値のある
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- price a product(製品に値段をつける)
- price an item(アイテムに値段をつける)
- price the goods(商品に値段をつける)
- price strategy(価格戦略)
- price comparison(価格比較)
- price quote(価格見積もり)
- price range(価格帯)
- price elasticity(価格弾力性)
- to be priced at 〜(〜の値段がついている)
- price out of the market(価格設定が高すぎて市場から顧客が離れる)
- price a product(製品に値段をつける)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
「price」は、中英語「pris」を経て、古フランス語の「pris」、最終的にはラテン語の「pretium(価格、価値)」に由来します。 - 歴史的用法:
中世の取引などで「価格を決める」行為が頻繁に行われていたことから生まれ、現代のビジネスシーンでよく使われるようになりました。 - ニュアンスや使用時の注意点:
- 主にビジネスや商取引などでフォーマル/セミフォーマルに使われることが多い動詞です。
- 日常会話でも「値段付け」に関わる文脈なら使われますが、ラフな会話では「to set the price」などとも言い替えられます。
- 値段を決定する責任感や、マーケティングでの販売戦略を含意することもあります。
- 主にビジネスや商取引などでフォーマル/セミフォーマルに使われることが多い動詞です。
4. 文法的な特徴と構文
- 文法上のポイント: 他動詞として用いられ、「price + 目的語」の形で「〜に値段を付ける」と表現します。
- 使用シーン:
- フォーマル: ビジネス文書やミーティングで価格設定を議論するとき
- カジュアル: 「あのお店でこの商品はいくらに設定しているんだろう?」など、日常の買い物関連の会話
- フォーマル: ビジネス文書やミーティングで価格設定を議論するとき
一般的な構文例:
- “We have to price our new line of products carefully.”
(新製品に慎重に値段を付けなければなりません。) - “You should price these handmade items higher.”
(これらの手作り品には、もっと高い値段を付けるべきです。)
- “We have to price our new line of products carefully.”
イディオム・関連表現:
- price someone/something out of the market: 値段を高くしすぎて、顧客・需要がなくなる状態
- price someone/something out of the market: 値段を高くしすぎて、顧客・需要がなくなる状態
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I need to price my old bike before I put it up for sale online.”
(ネットに出品する前に、自転車の値段を決めなくちゃいけないんだ。) - “How would you price these second-hand clothes?”
(この中古の服はどのくらいの値段を付けたらいいと思う?) - “Make sure to price each item clearly at the garage sale.”
(ガレージセールをするときは、それぞれの商品にわかりやすく値段を付けてね。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “We’re trying to price our new software competitively to attract more customers.”
(より多くの顧客を引きつけるため、新しいソフトウェアに競争力のある価格を付けようとしています。) - “The marketing team suggested we price this service at a premium rate.”
(マーケティングチームは、このサービスを高めの料金に設定することを提案しました。) - “How should we price these consulting packages for small businesses?”
(中小企業向けのコンサルティング・パッケージにはどのような料金設定をすべきでしょうか?)
(3) 学術的・専門的文脈での例文
- “Economists often study how companies price their products to maximize profitability.”
(経済学者は、企業が収益を最大化するためにどのように製品の価格を設定するのかをしばしば研究します。) - “When analyzing consumer behavior, we must consider how firms price goods based on market demand.”
(消費者行動を分析するとき、市場の需要に基づいて企業がどのように商品の価格設定を行うかを考慮する必要があります。) - “In some regulated industries, the government places restrictions on how companies may price essential services.”
(一部の規制対象産業では、政府が必需サービスの価格設定方法に制限を課すことがあります。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語(シソーラス的な意味合い)
- set a price(値段を設定する)
- value(価値を見積もる)
- cost out(コストを計算して値段を決める)
- mark up(値段を上乗せして付ける)
- set a price(値段を設定する)
これらは「商品の価格やコスト」を見積もる・設定する文脈で使われますが、頻度や文脈のフォーマル度で異なります。たとえば “cost out” はビジネスで用いられやすく、やや専門的です。
- 反意語
「値段をつける」という動詞の本来の反意語ははっきり存在しませんが、「値段を撤廃する・無料にする」的な発想なら “remove the price” などで表現します。ただし一般的な「反意語」という形で使われるものはあまりありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /praɪs/
- アクセント: 1音節ですが、強勢はそのまま語全体にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語: どちらも /praɪs/ で大きな違いはありません。
- よくある発音ミス: “price” と “prize (/praɪz/)” を混同する場合があるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “price” は“r”と“i”の順を間違えて “pirc” としないように気をつけます。
- 同音異義語との混同: “prize” (賞) との混同に注意してください。
- 試験対策:
- TOEICなどビジネス英語の試験で、価格設定に関する設問やリスニングで登場する可能性が高い単語です。
- 商品紹介やビジネス会話での出題に頻出です。
- TOEICなどビジネス英語の試験で、価格設定に関する設問やリスニングで登場する可能性が高い単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ:
- 「値札(price tag)」を思い浮かべて、その値札を貼るイメージから「price (値段) を付ける」と関連づけると覚えやすいでしょう。
- “pr” は「プロダクト(product)」や「プロモーション(promotion)」などビジネスの文脈で使われる頭文字と関連づけると印象に残りやすいかもしれません。
- 「値札(price tag)」を思い浮かべて、その値札を貼るイメージから「price (値段) を付ける」と関連づけると覚えやすいでしょう。
- 勉強テクニック:
- ショッピングの場面やオンライン販売など、具体的なシチュエーションに当てはめながら練習すると定着しやすいです。
以上が、動詞「price」に関する詳細な解説です。ビジネスから日常シーンまで幅広く使える単語なので、ぜひ書き取りや会話で活用してみてください。
意味のイメージ

意味(1)
《しばしば受動態で》〈商品〉‘に'(…の)値段をつける《+名〈商品〉+at+名〈金額〉》
意味(2)
《話》…‘の'値段を確かめる
復習用の問題
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