最終更新日 :2025/01/28

damn

間投詞

《感嘆》ちくしょう

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解説

1. 基本情報と概要

単語: damn

品詞: 間投詞(主に)、動詞、形容詞、名詞、副詞などでも使われることがあります。

意味(英語): An exclamation used to express anger, annoyance, surprise, or frustration.

意味(日本語): 怒り、不快感、驚き、または苛立ちを表すときに使われる感嘆詞です。「くそっ!」や「ちぇっ!」といったニュアンスです。

「damn」は日常会話にも出てきますが、やや強い口調の表現なので、場面や相手に注意して使う必要があります。感情を直接表すときに効果的ですが、フォーマルな場では避けられることが多いです。

活用形


  • 動詞として


    • 原形: damn

    • 三人称単数形: damns

    • 過去形: damned

    • 過去分詞形: damned

    • 現在分詞形: damning


例: “He was damned by the critics.”(動詞で「批判により非難された」の意味)

他の品詞への変化


  • 名詞形: damnation(非難、地獄に落とすこと)

  • 形容詞・副詞的用法: “It’s a damn shame.”(形容詞的に「ひどい恥だ」)

  • 副詞的強調表現: “That’s damn good!”(「めちゃくちゃ良い!」)

また、”God damn”や”Goddamn”などの派生表現もありますが、さらに強いニュアンスになるため使用には注意が必要です。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ある程度英語に慣れた人であれば日常会話や映画、ドラマなどでよく耳にするため、理解が必要です。ただし使いこなすには場面に気をつける必要があります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “damn”


    • ラテン語の “damnare”(有罪を宣告する、罰する)に由来します。


  • 接頭語・接尾語: 接頭語や接尾語との結びつきで派生はあまりありませんが、強調のために “goddamn” や “goddamned” などのバリエーションがあります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. “Damn it!” -「ちぇっ!」、「くそっ!」

  2. “I don’t give a damn.” -「全然気にしない。」

  3. “He’s a damn good singer.” -「彼はめちゃくちゃうまい歌手だ。」

  4. “Damn right!” -「そのとおりだ!」(強い同意)

  5. “That’s a damn shame.” -「それは本当に残念だ。」

  6. “Damn you!” -「このやろう!」(相手を罵倒する表現、強い罵り)

  7. “Not worth a damn.” -「全く価値がない。」

  8. “Damn near ~.” -「ほとんど~だ。」(例: “Damn near impossible.”)

  9. “Damn straight.” -「まったくその通りだ。」

  10. “Hot damn!” -「うわぁ!」(驚きや喜びなどを表す感嘆)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “damnare” = “to condemn”(非難する、罰する)に由来し、古フランス語から中英語をへて “damn” となりました。かつては宗教的な「地獄に落とす」という強い意味合いがあり、否定的・罵倒的な感情を込めて使われます。


  • ニュアンスと使用時の注意:


    • 感情をぶつけるような響きがあるため、カジュアルな会話や怒りなどを表したい時に使われます。

    • ビジネスやフォーマルな文章には基本的に不適切で、周囲の状況をよく考えて使うべきです。

    • 強い表現という認識を持つ必要があり、相手を傷つけたり、失礼な印象を与えたりする可能性があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 間投詞: “Damn!” のように、ひとことの感嘆詞として独立して使われます。

  • 動詞(他動詞): “to damn someone” =「(人を)罰する・非難する・宣告する」という意味。文学作品などでは “He was damned for his sins.” のように使われることがあります。

  • 形容詞/副詞的用法: “That’s a damn fine idea!” のように、強調表現として使われます。


  • フォーマル/カジュアル:


    • カジュアル: 日常会話や友人とのやりとりで用いられるが、くだけた印象かつ攻撃的な響き。

    • フォーマル: ビジネスシーンや公式の場では基本的に使用を避ける。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Damn, I forgot my keys at home!”


    • 「ちぇっ、家に鍵を忘れちゃった!」


  2. “Damn! That was a great movie.”


    • 「すごい!あの映画は最高だったよ。」


  3. “I don’t give a damn what they think.”


    • 「彼らがどう思おうと全然気にしないよ。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)

(※ビジネスの場では使用を避けるのが一般的ですが、あえてカジュアルなやりとりなどで使われる可能性を想定します)


  1. “Damn, I missed the deadline. I’ll have to stay late tonight.”


    • 「しまった、締め切りに間に合わなかった。今夜は遅くまで残らないと。」


  2. “Damn, that presentation was intense!”


    • 「いやぁ、あのプレゼンはすごい緊張感だったね!」


  3. “Everyone was so stressed, they just said ‘Damn!’ and got back to work.”


    • 「みんな本当にストレスを感じていて、『最悪だ!』と言ってからまた仕事に戻ったよ。」


学術的な文脈での例文(3つ)

(※学術的な場面でも通常は避ける表現ですが、引用や文学的用法として使われる例)


  1. “The author’s use of the word ‘damn’ emphasizes the character’s frustration.”


    • 「その著者が‘damn’という単語を使うことで、登場人物の苛立ちを強調している。」


  2. “In historical texts, ‘damn’ was considered extremely offensive.”


    • 「歴史的文献では、‘damn’は非常に強い侮蔑表現と見なされていた。」


  3. “The controversy arises when the speaker repeatedly uses ‘damn’ to insult others in the text.”


    • 「問題は、話者が繰り返し‘damn’を使って他者を侮辱している時に起きる。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “Dang” -(ややマイルドな表現)


    • 「ちぇっ!」というニュアンス。ただし、若干ソフトに聞こえるので、子ども向けアメリカ映画などにも登場します。


  2. “Drat” -(古風でコミカル)


    • 「ちぇっ!」や「くそっ!」を少しユーモラスに言う呈。


  3. “Shoot” -(マイルドな感嘆)


    • 「しまった!」や「ちょっ!」などのやんわりした感嘆。


  4. “Hell” -(驚きや苛立ちを強調)


    • “What the hell?” など、苛立ちや驚きを表す。


※いずれも「damn」に近い感嘆ですが、強さや時代背景、フォーマルさに違いがあります。

反意語

厳密な「反意語」は存在しませんが、「冷静」、「うれしい」などのポジティブな感嘆は “Great!” “Wow!” “Awesome!” などになります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /dæm/

  • アクセント: “damn”は1音節なので、アクセントは特に意識する部分はなく、そのまま /dæm/ と発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [dæm]、イギリス英語では場合によって [dam] に近い音に聞こえることもあります。

  • よくある発音ミス: 日本語の「ダム」と区別がつかず “dam”(堤防)と混同するケースがあること。母音の長さに注意して短く /æ/ の音を出します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dame”や “dam” と混同しないように注意。


    • “dam” は「ダム(堤防)」、 “dame” は「貴婦人(英)」や「女性に対する尊称」、「(俗語で)だめな」など。


  • 同音異義語との混同: 上述の “dam” と発音が近いので区別する必要があります。

  • TOEICや英検などの試験対策: 一般的にこうした試験では、あまり出題される可能性は高くないですが、リスニングや長文読解で登場する可能性はあります。意味を知っておけば文脈理解を助けます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージ: 「地獄行きにする(罰する)」という強いイメージが元にあるため、その強さを意識しておくと使い方がわかりやすくなります。

  • スペリングの覚え方: “dam + n” と分けて覚え、「ダム(dam、堤防)に ‘n’ がついたら感嘆の ‘damn’ になる」とすると混同しにくいでしょう。

  • 感情表現の単語として体系的に覚える: “Wow!” “Oh my!” “Damn!” “Shoot!” など、感情の強さに応じて並べて覚えると使い分けしやすくなります。


以上が、「damn」の詳細な解説です。強い表現ですが、映画や日常会話でよく耳にする単語なので、「濫用しすぎず、相手や状況を選んで使う」ことを意識するのがポイントです。

意味のイメージ
damn

復習用の問題

《感嘆》ちくしょう

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英語 - 日本語

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