coach
以下では、動詞 “coach” について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
英語: coach
日本語: 指導する、コーチをする
- 「coach」は「指導する」「訓練する」といった意味合いを持つ動詞です。主にスポーツや人材育成などで、選手やチーム、あるいは個人に助言したり指南したりするときに使われます。
- 「人を鍛え導く」というニュアンスがあり、実践的に相手の力を伸ばすために導くイメージです。
品詞
- 動詞 (Verb)
活用形
- 原形: coach
- 三人称単数現在形: coaches
- 過去形: coached
- 過去分詞形: coached
- 現在分詞形: coaching
他の品詞としての例
- 名詞: coach(「コーチ(指導者)」または「長距離バス」の意味)
CEFR レベルの目安
- B2: 中上級レベル
(日常会話やビジネスの場面でも活用できる語彙です)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「coach」は元々、ハンガリー語の「kocsi(コチ)」に由来する言葉から変化してきたとされますので、英語でよくあるような典型的な接頭語や接尾語による構成はありません。
詳細な意味・用法
- 「指導する」、「訓練する」、「助言する」といった意味合いが中心です。
- スポーツ選手だけでなく、ビジネスシーンや個人スキルのトレーニングでも使われ、たとえば「ビジネスコーチング」「ライフコーチング」などにも使われます。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- coach a team
(チームを指導する) - coach someone in (a skill)
((あるスキル)を人に指導する) - coach professionally
(プロとしてコーチをする) - coach players on strategy
(選手たちに戦術に関するコーチをする) - private coaching session
(プライベートレッスン/個人指導) - business coaching program
(ビジネスコーチングプログラム) - life coach
(人生全般を指導・サポートするコーチ) - coach an executive
(経営幹部を指導する) - coach through challenges
(難局を乗り越えるために助言する) - sports coaching certificate
(スポーツ指導の資格)
3. 語源とニュアンス
- 「coach」はハンガリー語の「kocsi(コチ)」という「馬車」を意味する単語から来ています。馬車が人を目的地まで運ぶように、コーチ(指導者)は人を目標まで導く、というイメージが語源の一説です。
- 近代ではスポーツや企業研修で広く使われる言葉になり、英語圏に限らず国際的に「コーチング」という概念が普及しています。
- 口語でも文章でも使われますが、「誰かを導く・支援する」というニュアンスが強いため、フォーマル・カジュアルどちらの場面にも比較的幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞 (transitive verb) が基本で、「coach + 目的語(人やチームなど)」という形で用いられます。
- 「coach someone to do something」のように「~するように人を指導する」という構文もあります。
一般的な構文やイディオム
coach (人) in (分野/技術)
例: “She coaches new employees in customer service skills.”coach (人) to do (動作)
例: “He coached her to deliver a powerful presentation.”“coach up”
(口語的に「(選手・人材など)をしっかり引き上げる」イメージで用いられる場合があります)
5. 実例と例文
以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文をそれぞれ3つずつ挙げます。いずれも自然な会話例を意識しました。
日常会話
- “My friend volunteered to coach my son’s baseball team this summer.”
(友人が今夏、私の息子の野球チームを指導してくれることになったんだ。) - “Could you coach me on how to bake a perfect cake? I’m still a beginner.”
(完璧なケーキの焼き方を教えてくれない? まだ初心者なの。) - “I’ve been coaching my neighbor’s kids in math after school.”
(放課後、近所の子どもたちに数学を教えているんだ。)
ビジネス
- “Our company hired a consultant to coach the sales team.”
(当社は営業チームを指導してもらうためにコンサルタントを雇いました。) - “He was coached by a professional mentor to develop leadership skills.”
(彼はリーダーシップスキルを伸ばすためにプロのメンターから指導を受けた。) - “I plan to coach junior staff members on project management techniques.”
(プロジェクト管理の手法について、若手社員に指導する予定です。)
学術的/専門的文脈
- “The professor coached her graduate students in advanced research methods.”
(その教授は大学院生に高度な研究手法を指導した。) - “We need someone to coach participants on scientific presentation skills.”
(科学的なプレゼンテーションスキルを参加者に指導できる人が必要です。) - “Through coaching doctoral candidates, she ensured high-quality dissertations.”
(博士課程の学生にコーチングを行うことで、質の高い博士論文が仕上がった。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
train(訓練する)
- スポーツや特定のスキル習得に重点を置く。
- “He trained the athlete to improve stamina.”(彼は選手の持久力向上のために指導を行った。)
- スポーツや特定のスキル習得に重点を置く。
mentor(助言・指導する)
- 特定の分野で経験豊富な人が新人に知識やノウハウを教えるニュアンス。
- 特定の分野で経験豊富な人が新人に知識やノウハウを教えるニュアンス。
guide(導く、案内する)
- 抽象的に方向づけする。場合によっては物理的に案内することも含む。
- 抽象的に方向づけする。場合によっては物理的に案内することも含む。
tutor(個別指導をする)
- 学習面での補習や個人レッスンをイメージ。
- 学習面での補習や個人レッスンをイメージ。
instruct(教える、指示する)
- 権威ある立場から手順や方法を伝えるイメージが強い。
- 権威ある立場から手順や方法を伝えるイメージが強い。
反意語
- 完全に対立する単語はあまりありませんが、たとえば neglect(無視する、放置する)が対照的な態度になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- アメリカ英語 (AmE): /koʊtʃ/(「コウチ」のような音)
- イギリス英語 (BrE): /kəʊtʃ/(「カウチ」に近い音)
どちらも1音節の単語で、強勢は特に移動せず、単語全体にかかります。
よくある間違いとしては、最後の “-ch” の音を “-sh” や “-tch” と混同してしまうことがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “coach” を “coatch” や “coch” と書いてしまうミス。
- 同音異義語: 特に “couch(ソファ)” と似たスペルなので混同しがち。
- 試験対策: TOIEC や英検などでは「ビジネス文脈での指導」や「スポーツコーチ」について問われる文章中で出題されることがあります。意味を取り違えないようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 元々馬車が目的地まで運ぶイメージ → 人をゴールに導く → “coach”
- スペルはシンプルですが、最後が “ch” なので “koʊtʃ” と “couch(ソファ)” との混同に気を付けると覚えやすいです。
- イメージとしては「人を目的地まで安全に、そして成長させながら運ぶ」というストーリーを思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
以上が、動詞 “coach” の詳細解説です。スポーツシーンだけでなく、ビジネスや学術的な場面でも使える便利な動詞なので、ぜひ活用してみてください。
復習用の問題
私は、これからのマラソンのためにプロのアスリートにコーチされました。
I was coached by a professional athlete for the upcoming marathon.
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