英和辞書

sleep

/sliːp/

動詞

眠る / 永眠する,(死んで)葬られている / 〈人〉‘を'泊める[設備がある] / 《a+形容詞+sleepを目的語にして》…‘を'眠る

He slept well last night.

彼は昨夜よく眠った。

解説

以下では、英単語 sleep（主に動詞として）を、学習者の方が理解しやすいよう、できるだけ詳しく解説します。

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1. 基本情報と概要

意味

• 英語: sleep


• 日本語: 「眠る」「寝る」

「眠る（sleep）」は、体や心を休ませるために意識を失う状態になるという意味です。

たとえば、「ベッドで眠る」「夜しっかり休む」という場面で使われる、とても基本的な単語です。

日常的によく使われるので、英語学習では最初の方で覚える単語になります。

品詞

• 動詞 (主に自動詞として使われる)


• 名詞としても使われる（例: “have a good sleep”）

活用形

• 現在形: sleep


• 過去形: slept


• 過去分詞形: slept


• 進行形（動名詞）: sleeping

他の品詞に変化した形

• 形容詞的な形：sleeping（「眠っている」状態を表す形容詞として使われることがある）
  
  例: “a sleeping child” (眠っている子ども)
  


• 名詞：sleep（「睡眠」）
  
  例: “I need more sleep.” (もっと睡眠が必要だ)

CEFRレベル目安

• A1 (超初心者レベル)
  
  “sleep” は、基本的で日常生活において非常に頻繁に使われる単語です。英語学習を始めたばかりの段階から登場します。

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2. 語構成と詳細な意味

「sleep」には、はっきりとした接頭語や接尾語はありませんが、関連して以下のような単語へ派生することがあります。

• oversleep（寝過ごす）
  


• asleep（形容詞：眠って, 眠り込んで）
  


• sleeper（名詞：寝台車、寝台列車、またはよく眠る人）
  


• sleepy（形容詞：眠い）
  


• sleepiness（名詞：眠気）

よく使われるコロケーション・関連フレーズ（10個）

1. get some sleep（寝る・睡眠をとる）
   


2. lose sleep over ~（～で眠れなくなる、気にしすぎる）
   


3. sleep well（ぐっすり眠る）
   


4. sleep tight（ぐっすり眠る・おやすみ）
   


5. sleep in（朝寝坊をする、遅くまで寝る）
   


6. fall asleep（眠りに落ちる）
   


7. put someone to sleep（人を寝かしつける）
   


8. sleep on it（一晩考える、翌日に決断する）
   


9. catch up on sleep（寝不足を解消する）
   


10. oversleep（寝過ごす）

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3. 語源とニュアンス

語源

• 古英語（Old English）の “slǣpan (slæpan)” に由来すると言われています。
  


• 長い時間をかけて変化し、現代英語では “sleep” となりました。

ニュアンス・使用時の注意

• “sleep” はごく日常的な単語であり、フォーマル・カジュアルさをあまり選ばずに使えます。
  


• ただし、ビジネス文書などで「休む」と書くときには、“take a rest” とすることもあります。
  


• 口語では “I’m going to sleep” というようにあっさりした表現で使われることが多いです。
  
  フォーマルな文章でも問題なく使えますが、やや砕けて聞こえる場合はあります。

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4. 文法的な特徴と構文

1. 自動詞としての「sleep」

   
   
   • 基本的には「主語 + sleep」という形で使われます。
     
   
   
   • 目的語を直接取らない自動詞ですが、副詞や前置詞句（at night, well, etc.）を伴うことは多いです。
   
   



2. イディオムや関連表現

   
   
   • “sleep on it” は「一晩寝て考える」という意味で、決断を先送りし、じっくり考えるニュアンスがあります。
     
   
   
   • “sleep over” は「（友人の家などに）泊まる」といった使い方があります（特に子どものお泊まり会などでよく聞きます）。
   
   



3. 注意点（可算/不可算など）

   
   
   • 動詞としては、自動詞・時々受動態にもしにくい動詞です（ただし、比喩的に “be slept on”「過小評価される」と言うスラングもあります）。
   
   

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5. 実例と例文

日常会話、ビジネス、学術といった異なる文脈での例文を示します。

日常会話

1. “I usually sleep around midnight and wake up at 7 a.m.”
   
   （普段は夜の12時頃に寝て、朝7時に起きます。）




2. “Can I sleep at your place tonight?”
   
   （今夜あなたの家に泊まってもいい？）




3. “I’m so tired, I need to sleep right now.”
   
   （とても疲れてるから、今すぐ寝ないと。）

ビジネスシーン

1. “I’ll sleep on the proposal and give you a final decision tomorrow.”
   
   （その提案を一晩考えて、明日最終的な決断を伝えます。）




2. “Make sure you get enough sleep before the big presentation.”
   
   （大事なプレゼンの前に、しっかり睡眠を取るようにしてください。）




3. “Working late every night has caused me to lose a lot of sleep.”
   
   （毎晩残業しているせいで、ずいぶん寝不足になっています。）

学術的な文脈

1. “Proper sleep is essential for cognitive function and memory consolidation.”
   
   （適切な睡眠は、認知機能と記憶の定着に不可欠です。）




2. “Studies indicate that individuals who average eight hours of sleep perform better on cognitive tests.”
   
   （研究によると、平均して8時間の睡眠をとる人は認知テストでより高い成績を示すそうです。）




3. “The concept of sleep debt has been extensively studied in the field of psychology.”
   
   （睡眠負債の概念は、心理学の分野で広範に研究されています。）

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. doze（うたた寝をする）

   
   
   • 軽い眠りや一時的に居眠りするようなニュアンス。
   
   



2. nap（昼寝をする）

   
   
   • 短時間の眠り。特に日中にとる短い睡眠を指すことが多い。
   
   



3. slumber（眠る）

   
   
   • “sleep” より文学的、ややフォーマル・詩的な響き。
   
   

反意語

1. wake（起きる）
   


2. awake（目が覚めている）
   


3. arise（起床する、起き上がる）

“wake” と “awake” は、どちらも「目を覚ます」ニュアンスですが、

• wake はより日常的 (“I wake up at 7.”)
  


• awake は状態を表すことが多い (“I am fully awake.”)

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7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）：/sliːp/
  


• アメリカ英語・イギリス英語ともに [sliːp] とほぼ同じ発音です。
  


• 1音節なので、強勢（アクセント）は全体にかかります。
  


• よくある間違いとして、 [ɪ] の発音になって “slip” と混同されることがありますが、正しい母音は長音 [iː] です。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス：sleep → sleap / slep / seep など
  


• 同音異義語との混同はあまり多くないですが、発音上 “slip” と混ざらないように注意しましょう。
  


• TOEICなどの試験でも、日常会話ベースの問題で “sleep in (朝寝坊する)” “oversleep” などが出題されることがあります。文脈から判断する練習が有効です。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「寝る」と “long E” の組み合わせで「シ－プ（sheep：ヒツジ）」を思い浮かべると紛らわしいですが、ヒツジを数えて眠りにつくイメージ（count sheep to sleep）で覚えると、音の違いを意識できます。
  


• “sleep” は過去形が “slept” と綴り変化する点に注目して覚えておくと、同じパターンの動詞（keep-kept, weep-weptなど）をまとめて習得できます。

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以上が、動詞 “sleep” の詳細な解説です。日常的にも試験学習でも非常によく使われる単語なので、多様な文脈での使い方を練習すると上達につながります。ゆっくりと自分のペースで習得してみてください。おやすみなさい (sleep well)!

意味のイメージ

意味（1）

眠る

意味（2）

文眠なる,(死んで)葬られている

意味（3）

〈人〉‘を'泊める[設備がある]

意味（4）

《a+形容詞+sleepを目的語にして》…‘を'眠る