plant
〈苗など〉‘を'植える,〈種〉‘を'まく / (植物を) ‘に'植える《+名+with+名》 / (…に)〈思想など〉‘を'植えつける《+名+in+名》 / 《場所の副詞[句]を伴って》(ある場所)…‘を'しっかりと置く(すえる,立てる) / 〈工場・生産設備など〉‘を'建設する / 《俗》〈スパイ〉‘を'送りこむ,〈わな〉‘を'仕掛ける / (嫌疑がかかるように)こっそり置く
動詞「plant」の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: plant
品詞: 動詞 (他に名詞でも使われますが、ここでは主に動詞として解説します)
発音: /plænt/(米)、/plɑːnt/(英)
意味(英語):
- To put a seed, bulb, or plant into the ground so it can grow.
- To place something firmly or strategically.
- To fix or establish an idea or object in someone’s mind or in a location.
意味(日本語):
- 種や球根、植物を地面に植えること。
- 物をしっかり・意図的に置くこと。
- (比喩的に)考えや感情を人の心に根付かせること。
「plant」は「種を植える」「苗を植える」という直訳のイメージが強い動詞です。日常会話だけでなく、比喩表現として「(アイデアを)植え付ける」という意味合いでも使われます。
活用形:
- 原形: plant
- 三人称単数現在形: plants
- 現在進行形: planting
- 過去形: planted
- 過去分詞形: planted
他の品詞:
- 名詞: “plant” → 「植物」「工場」の意味など
- 例: “a chemical plant”「化学工場」
CEFRレベル: B1(中級)
- 日常的な動作を表す基本的な語彙ですが、比喩表現や複数の意味を理解するには中級程度の英語力が必要です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: 特になし
- 語幹: “plant”
- 接尾語: 特になし
詳細な意味と派生
- 植える
- 例: “to plant flowers in the garden” (庭に花を植える)
- 例: “to plant flowers in the garden” (庭に花を植える)
- 据え付ける・配置する
- 例: “to plant a camera in the room” (部屋にカメラをしかける)
- 例: “to plant a camera in the room” (部屋にカメラをしかける)
- (アイデアや感情を)根付かせる
- 例: “to plant doubts in someone’s mind” (誰かの心に疑いを植え付ける)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- plant seeds (種を植える)
- plant flowers (花を植える)
- plant trees (木を植える)
- plant a bomb (爆弾を仕掛ける)
- plant an idea (アイデアを植え付ける)
- plant a kiss on someone’s cheek (誰かの頬にキスをする → 比喩的な表現)
- plant evidence (証拠を捏造してある場所に置く)
- plant doubts (疑念を植え付ける)
- replant a garden (庭に再度植え直す)
- plant firmly (しっかりと据える)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の “planta”(足裏や若い芽の意味)に由来し、古フランス語を経由して中英語として取り込まれました。元々は「苗」「芽」を示す語から、「植える」という意味に発展しました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「植える」という基本的な意味から、比喩的に「考えを刷り込む」「物を仕掛ける」というややドラマチックな意味でも使われます。
- カジュアルな会話でもフォーマルな文章でも使われますが、「爆弾を仕掛ける」「証拠を捏造する」などネガティブな文脈でも登場します。文脈によっては注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞: “plant something” の形が基本です。
- 例: “He planted tomatoes in his backyard.”
- 例: “He planted tomatoes in his backyard.”
- 「どこに」を表す前置詞 “in” や “on” と組み合わせて使います。
- 例: “She planted flowers in the pot.”
一般的な構文例
- “plant + 名詞 + in + 場所” (何かをどこかに植える/仕掛ける)
- “plant + 名詞 + on + 人/物” (~にキスする、物を仕掛ける) ※比喩的表現
イディオム
- “plant the seeds of doubt” → 疑念の種を植え付ける
- “plant one’s feet” → (立ち位置を)しっかり確保する、意志を固める
5. 実例と例文
日常会話
- “I’m going to plant some sunflowers in the front yard this weekend.”
(今週末、前庭にヒマワリを植えるつもりなんだ。) - “If you plant the seeds now, you’ll have fresh herbs all summer.”
(今種を植えれば、夏の間ずっと新鮮なハーブが楽しめるよ。) - “She planted a small cactus in a cute pot.”
(彼女はかわいい鉢に小さなサボテンを植えた。)
ビジネス
- “We plan to plant new ideas in our marketing strategy to attract more customers.”
(より多くの顧客を獲得するために、新しいアイデアをマーケティング戦略に取り込む予定です。) - “The company hopes to plant a strong presence in the Asian market.”
(その企業はアジア市場に強い存在感を根付かせたいと考えています。) - “They will plant sensors throughout the facility for better security.”
(警備を強化するため、その施設内にセンサーを仕掛ける予定です。)
学術的・公的文脈
- “Researchers plan to plant genetically modified organisms in controlled environments.”
(研究者たちは管理された環境下で遺伝子組み換え生物を植える予定だ。) - “The government encourages citizens to plant trees to combat deforestation.”
(政府は森林破壊に対抗するために市民に植樹を奨励している。) - “Urban planners aim to plant green areas to improve air quality.”
(都市計画者は大気を改善するために緑地を増やそうとしている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- sow(種をまく)
- ニュアンス: “plant” よりも「種をばらまく」ニュアンスが強い。
- 例: “He sowed the seeds by hand.”
- ニュアンス: “plant” よりも「種をばらまく」ニュアンスが強い。
- grow(育てる)
- ニュアンス: 「植える」だけでなく、その後に「育てる」過程を含意。
- 例: “She grows herbs in her kitchen garden.”
- ニュアンス: 「植える」だけでなく、その後に「育てる」過程を含意。
反意語 (Antonyms)
- uproot(根こそぎ抜く)
- 例: “We had to uproot the weeds from the garden.”
- 例: “We had to uproot the weeds from the garden.”
- remove(取り除く)
- 例: “They removed the old bushes to make space for new plants.”
7. 発音とアクセントの特徴
IPA(国際音声記号):
- アメリカ英語: /plænt/
- 「プラァント」に近いイメージ。 “æ” は口を大きめに開く音です。
- イギリス英語: /plɑːnt/
- 「プラーント」に近いイメージ。 “ɑː” は唇をやや丸めず、口を広めに開けた長い音。
- アメリカ英語: /plænt/
強勢(アクセント)の位置: 単語の最初の音節 “plant” に置きます。
よくある発音ミス:
- /plænt/ が /plʌnt/(「プラント」)になってしまうミス。
- /plɑːnt/ が /plænt/ になるなど、米英の発音が混ざること。
- /plænt/ が /plʌnt/(「プラント」)になってしまうミス。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “plant” は “plan” や “planet” と混同しやすいですが、最後の “t” を忘れないようにしましょう。
- “plant” は “plan” や “planet” と混同しやすいですが、最後の “t” を忘れないようにしましょう。
- 同音異義語との混同
- 同音異義語としては “plant” に類するものはあまりありませんが、「品詞の使い分け」に注意が必要です。動詞だけでなく名詞としても頻出です。
- 同音異義語としては “plant” に類するものはあまりありませんが、「品詞の使い分け」に注意が必要です。動詞だけでなく名詞としても頻出です。
- 試験での出題傾向
- 英検やTOEICなどでは、単純に「植える」の他に「証拠を仕込む」「アイデアを植え付ける」という意味で紛らわしい選択肢が出ることがありますので、文脈をしっかり読むこと。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “plant” は「土にしっかりと植えつける」イメージから、「場所に据える」「心に刻む」といった広い意味へ派生していると覚えるとよいです。
- 「プラン(計画)」とつづりが似ていますが、最後に “t” をつけることで「植える」の動きをイメージすると記憶が定着しやすいでしょう。
- 「種から植物を育てるイメージ」で、使える場面の幅広さを連想すると覚えやすいです。
以上が動詞「plant」の詳細解説です。種を植えるイメージから比喩的な表現まで、ぜひ文脈に応じて使い分けてみてください。
〈苗など〉‘を'植える,〈種〉‘を'まく / (植物を) ‘に'植える《+名+with+名》
(…に)〈思想など〉‘を'植えつける《+名+in+名》
《場所の副詞[句]を伴って》(ある場所)…‘を'しっかりと置く(すえる,立てる)
〈工場・生産設備など〉‘を'建設する
《俗》〈スパイ〉‘を'送りこむ,〈わな〉‘を'仕掛ける
嫌疑がかかるように)こっそり置く
復習用の問題
〈苗など〉‘を'植える,〈種〉‘を'まく / (植物を) ‘に'植える《+名+with+名》 / (…に)〈思想など〉‘を'植えつける《+名+in+名》 / 《場所の副詞[句]を伴って》(ある場所)…‘を'しっかりと置く(すえる,立てる) / 〈工場・生産設備など〉‘を'建設する / 《俗》〈スパイ〉‘を'送りこむ,〈わな〉‘を'仕掛ける / (嫌疑がかかるように)こっそり置く
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