controller
1. 基本情報と概要
単語: controller
品詞: 名詞 (可算名詞)
英語での意味:
- A device or person that controls or regulates something.
日本語での意味:
- 何かを制御・管理する人や装置を指す単語です。
- 例えばゲームの操作に使う「ゲームコントローラー」や、組織の予算管理を担当する「会計管理者(コントローラー)」など、多様な場面で使われます。
「controller」は、「何かを統制したり管理操作したりするもの・人」というニュアンスの名詞です。機械の制御装置にも、人そのもの(たとえば企業で財務管理を行う『コントローラー』)にも使われます。
活用形: 名詞なので、通常は複数形にする場合は “controllers” となります。
- 単数形: controller
- 複数形: controllers
他の品詞形: とくに “control” (動詞/名詞) が関連語として使われます。
- 動詞: to control (例: I control the machine.)
- 名詞: control (例: I have control over the situation.)
- 形容詞: controlling (例: He has a controlling personality.)
CEFRレベルの目安: B2
- B2(中上級): 専門的な用語ややや複雑な文脈でも使われる単語で、ビジネスや技術的な場面にも登場します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “control”
- 「制御する」という意味を持つ部分。
- 「制御する」という意味を持つ部分。
- 接尾語: “-er”
- 「〜をするもの(人、装置)」を表す接尾語。
詳細な意味
- 物理的なコントローラー: 機械やシステムを制御する装置
- ゲームコントローラー・リモートコントローラーなど。
- ゲームコントローラー・リモートコントローラーなど。
- 職務としてのコントローラー: 財務や会計の管理を行う担当者
- 企業や組織における財務管理者を指す。
- 企業や組織における財務管理者を指す。
派生語や類縁語
- control (動詞/名詞): 制御する、管理、抑制
- controlling (形容詞): 制御的な、支配的な
- controlled (形容詞): 制御された、抑制のきいた
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (例: 10個)
- “game controller” — ゲームコントローラー
- “remote controller” — リモコン
- “financial controller” — 財務コントローラー
- “traffic controller” — 交通管制官(特に空港などでの管制官)
- “controller chip” — 制御用チップ
- “system controller” — システム制御装置
- “industrial controller” — 産業用コントローラー
- “temperature controller” — 温度コントローラー
- “budget controller” — 予算管理者
- “controller board” — 制御基板
3. 語源とニュアンス
語源:
- “controller”は中英語の “countroller” から来ており、元は古フランス語 “contreroule” に由来します。これは “contre”(対する)+ “role”(巻物・記録)にさかのぼり、「複写された巻物を照合する人」を意味していました。財政を監査・確認するような役割が語源の一端です。
ニュアンス:
- 制御や管理といった「支配・取り締まる」ニュアンスが含まれますが、単純に操作デバイスの名前としてカジュアルに使われる場合もあります。
- ビジネス用語で “controller” と言えば、「財務責任者」のような役割を連想させることが多いです。
- 口語でも「ゲームのコントローラー」「リモコン」などでよく使われ、カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞なので、数えるときは “a controller” や “many controllers” と表します。
- 文中では「〜のコントローラー」と所有格と一緒に使われることが多い:
- “the controller of the gaming console” (ゲーム機のコントローラー)
- “our financial controller” (私たちの財務コントローラー)
一般的な構文例:
- “(Subject) + (verb) + a/the/one’s controller”
- 例: “I lost my game controller.”
- 例: “I lost my game controller.”
イディオムや慣用表現:
- “be in control” とはニュアンスが少し違いますが、同じ語根 “control” を含む表現としてよく使われます(「支配権を握っている」)。
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“I can’t find the TV controller. Did you see it anywhere?”
- (テレビのリモコンが見つからないんだけど、どこかで見た?)
“My game controller isn’t working, so I might need a new one.”
- (ゲームコントローラーが壊れちゃったから、新しいのが必要かも。)
“Don’t drop the controller! It’s expensive.”
- (コントローラーを落とさないで!高いんだから。)
ビジネス (3例)
“Our financial controller will review the budget for next quarter.”
- (弊社の財務コントローラーが、次の四半期の予算をチェックします。)
“The controller is responsible for maintaining accurate financial records.”
- (コントローラーは正確な財務記録を管理する責任があります。)
“Please consult the controller before making any significant purchases.”
- (大きな購入をする前に、コントローラーに相談してください。)
学術・技術的文脈 (3例)
“We developed a sophisticated controller to regulate the machine’s temperature.”
- (機械の温度を制御するため、高度なコントローラーを開発しました。)
“This industrial controller can handle real-time data processing.”
- (この産業用コントローラーはリアルタイムのデータ処理が可能です。)
“The new controller algorithm significantly improves system efficiency.”
- (新しいコントローラーのアルゴリズムはシステムの効率を大幅に改善します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- manager / マネージャー
- 「管理する人」という点では似ていますが、manager は「組織やチームを率いる責任者」という文脈が強いです。
- 「管理する人」という点では似ていますが、manager は「組織やチームを率いる責任者」という文脈が強いです。
- supervisor / 監督者
- 「監督する人」。行動や作業を見守り、指示を出すニュアンスがあります。
- 「監督する人」。行動や作業を見守り、指示を出すニュアンスがあります。
- operator / オペレーター
- 「操作を行う人」。特に機械を扱うという点で近いですが、主導的に制御するというよりは「機器を使って何かをする人」のイメージが強いです。
- 「操作を行う人」。特に機械を扱うという点で近いですが、主導的に制御するというよりは「機器を使って何かをする人」のイメージが強いです。
反意語
- 明確な反意語はありませんが、「被支配者」「利用される側」を表す言葉としては “user (ユーザー)” や “subject (被験者)” などが概念的に対立する場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /kənˈtroʊlər/
- イギリス英語: /kənˈtrəʊlə(r)/
強勢(アクセント)
- “con-TRO-ller” のように第二音節 “tro” にアクセントが置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語での違い
- アメリカ英語では母音が /oʊ/ になる(controller /kənˈtroʊlər/)。
- イギリス英語では母音が /əʊ/ となることが多い(controller /kənˈtrəʊlə/)。
よくある発音ミス
- “control” と混在して “kontroller” のように綴ってしまうなど。
- アクセントを最初の “con-” 部分に置いてしまうと不自然に聞こえる。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “controler” など “l” をひとつ落としてしまう間違い。
- “kontroller” のように “k” で始めてしまう間違いも見られます。
- “controler” など “l” をひとつ落としてしまう間違い。
- “control” との混同
- 動詞の “control” と名詞の “controller” の使い分けに注意。
- 動詞の “control” と名詞の “controller” の使い分けに注意。
- TOEIC・英検などでの出題傾向
- ビジネス英語で “financial controller” や “controller position” という表現が出てくることがあります。
- 技術系の文章では “controller board” “controller chip” などが出題される可能性があります。
- ビジネス英語で “financial controller” や “controller position” という表現が出てくることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- コントローラー = コントロールする者: 接尾語 “-er” が「〜する人・もの」を表すことを強く意識すると覚えやすいでしょう。
- イメージ連想: ゲーム機の「コントローラー」を思い浮かべて、「操作する/制御するもの」という意味を頭に残すと記憶に定着しやすいです。
- スペリングのポイント: “control” + “-ler” と覚えると、スペルミスが防ぎやすいです(「l」が続いて “-ller” になる)。
以上が “controller” の詳細解説です。ゲームからビジネスまで幅広いシーンで登場する単語なので、多彩な用法をイメージしながら身につけるとよいでしょう。
管理する人,監督者,取締人
(またcomptroller)(会計などの)監査役;会計検査官
復習用の問題
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