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最終更新日 :2026/06/07

whom

IPA(発音記号)
代名詞

《疑問代名詞》だれを(に),どんな人を(に) / 《関係代名詞》 / 《制限用法》(…する,…した)ところの / 《非制限用法》そしてその人を(に)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: whom

品詞: 代名詞 (主に関係代名詞または疑問代名詞の目的格として使用)

英語の意味: an objective form of “who,” typically used in formal or old-fashioned contexts.

日本語の意味: 「誰を」「誰に」「誰と」など、日本語で「誰」の目的格にあたる表現。

※「whom」は非常にフォーマルまたは古風な響きをもつ単語です。現代の口語・カジュアルな会話では「who」を代用することが増えていますが、正式な文章や慣用句的表現では今でも使われます。

活用形: pronounなので動詞のように時制による活用はありませんが、

  • 主格: who
  • 目的格: whom

他の品詞になる例:

  • もともと「whom」は目的格代名詞なので、ほかの品詞形はありません(形容詞や副詞などに派生しない)。

CEFRレベルの目安: B2/C1(中上級〜上級)

  • B2 (中上級): 学習しておくと高度な英語試験やフォーマルな表現で役立つレベル
  • C1 (上級): アカデミックな文書やフォーマルなスピーチなどで正確に扱えるレベル

2. 語構成と詳細な意味

語構成:

  • 「whom」は本来「who」の目的格形(古英語由来)。接頭語や接尾語を加えてできた語ではなく、格変化によって形成された形。

関連する派生語・類縁語:

  • who (主格)
  • whoever (主格・目的格 共通で使われる)
  • whomever (whom の強調形)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)

  1. “To whom it may concern” – (関係者各位 / どなたへ宛てるのか分からない場合の書き出し)
  2. “For whom the bell tolls” – (『誰がために鐘は鳴る』という有名な文学作品名)
  3. “Whom do you trust?” – (あなたは誰を信頼しますか?)
  4. “With whom did you go?” – (誰と一緒に行きましたか?)
  5. “From whom did you hear that?” – (誰からそれを聞きましたか?)
  6. “Whom did he invite?” – (彼は誰を招待しましたか?)
  7. “Ask whom you like.” – (好きな人に聞いてごらん。)
  8. “Whom is it addressed to?” – (それは誰宛ですか?)
  9. “The person whom I spoke to” – (私が話しかけた人)
  10. “The man whom she married” – (彼女が結婚した男性)

3. 語源とニュアンス

語源:

  • 「who」の原型は古英語 “hwā”。その目的格形として “hwǣm” があり、そこから “whom” へと変化してきました。中英語の時代から目的格として “whom” が使われています。

ニュアンス:

  • 現代ではフォーマルまたは書き言葉で使うことが多く、口語では「who」に置き換えられがちです。
  • 古風な響きや敬意のある文体を生み出す場合や、正式文書(ビジネスメール、研究論文など)での正確な文体のために使われることがあります。

使用時の注意点:

  • フォーマル・文語的な文脈では必須となる場合があるが、口語的表現や日常会話では違和感を与える可能性があります。

4. 文法的な特徴と構文

  1. 文法上のポイント:

    • 「who」は主格(~が)として使われ、「whom」は目的格(~を、~に)として使われます。
    • 前置詞の目的語として用いる場合や動詞の目的語として用いる場合に「whom」が正しい形になります。
  2. 一般的な構文例:

    • 疑問文: “Whom did you see?”
    • 関係代名詞: “The person whom I admire is my teacher.”
    • 前置詞 + whom: “With whom did you go to the party?”
  3. フォーマル/カジュアル:

    • フォーマル: 公式文書、スピーチ、手紙などで「whom」を使うと堅い印象を与えます。
    • カジュアル: 日常会話では「whom」を使うと古めかしい印象を与えるため、たいてい「who」が代用されることがあります。

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文 (やや硬い印象になります)

  1. “Whom are you talking about?”
    • (誰のことを話しているの?)
  2. “To whom did you give the keys?”
    • (鍵を誰に渡したの?)
  3. “Whom did you invite to the party?”
    • (パーティーに誰を招待したの?)

(2) ビジネスでの例文 (フォーマルな文体)

  1. “To whom should I address this letter?”
    • (この手紙はどなた宛に書くべきですか?)
  2. “Please indicate whom we should contact in case of any issues.”
    • (問題がある場合に、どなたに連絡をすべきか明示してください。)
  3. “The committee members, one of whom is the director, have approved the plan.”
    • (委員の中の一人は取締役ですが、その委員会メンバーたちはこの計画を承認しました。)

(3) 学術的・公的書類での例文

  1. “The respondents, most of whom were students, showed a positive reaction.”
    • (回答者の大半が学生でしたが、彼らは肯定的な反応を示しました。)
  2. “The research group, whom we collaborated with, published the findings.”
    • (私たちが共同研究を行った研究グループが、その研究結果を公表しました。)
  3. “The participants, some of whom had never studied linguistics, found the seminar enlightening.”
    • (参加者の中には言語学を学んだことがない人もいましたが、彼らはそのセミナーが啓発的だったと感じました。)

6. 類義語・反意語と比較

  • 類義語:
    1. who (主格) – 同じ「誰」を表す代名詞だが、主格として使われる(例: “Who did that?”)
    2. that (関係代名詞) – 人以外の対象や、人を含む先行詞にも使えるが、フォーマルでは “who/whom” が好まれる場面がある。
    3. which (関係代名詞) – 人以外の対象に使う。
    4. whoever, whomever – 「誰でも」「誰を…しても」のように、強調や不特定を表す。
  • 反意語:
    • 直接的な「反意語」は存在しませんが、強いて言えば「no one (誰も〜ない)」が対比的に使われることがあります。

※ポイントは「who」と「whom」の使い分けです。現代の英語話者の中には「whom」をほぼ使わない人も多いため、過度に意識しすぎると会話で浮いてしまう可能性もあります。


7. 発音とアクセントの特徴

  • 発音記号(IPA): /huːm/
  • アクセント(強勢): 単音節なので特別な強勢の移動はありません。
  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: どちらも /huːm/ または /hʊm/ (短い母音で発音されることもある) ですが、大きな発音差はありません。
  • よくある発音の間違い: who の /uː/ の部分が曖昧に発音されてしまい /wʊm/ のようにならないように注意が必要です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

  1. 「who」と「whom」の混同:

    • “Whom” は目的格(動詞や前置詞の目的語になる)と覚えるのが一番わかりやすいです。
    • “He is the man who I met.” と言う人がいますが、厳密には “He is the man whom I met.” が文法的に正確。ただし、口語ではほとんど “who” で通ります。
  2. スペルミス:

    • who → whom の形で “m” を付け忘れやすいので注意。
  3. 英語試験での出題傾向:

    • TOEICや英検などでは文法問題として「who」と「whom」の使い分けを問われることがあります。フォーマルなレター文面や連関詞としての使い方を問われることが多いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

  • “whom” の “m” は “me” などの目的格を示す “m” と関連付けて覚えると区別しやすい(「who」は主格、「whom」は目的格の m)。
  • 前置詞 (to, with, for など) の直後に来るのが「whom」と覚える。
  • 古風な言い回し: “To whom it may concern” などを丸ごと覚えておくと、実際に使う場面や文法理解が深まります。

例外的に口語では「whom」を省略して「who」にしてしまうことが多いですが、フォーマルな文では注意して使い分けると英語力をアピールできます。


以上が、代名詞「whom」の詳細な解説です。フォーマルでクラシックな印象を与える単語なので、実際に使うかどうかは文脈と用途次第ですが、正しく理解すれば文法問題や正式な文書作成で役立ちます。

意味のイメージ
whom
意味(1)

《疑問代名詞》だれを(に),どんな人を(に)

意味(2)

《関係代名詞》

意味(3)

《制限用法》(…する,…した)ところの

意味(4)

《非制限用法》そしてその人を(に)

復習用の問題

《疑問代名詞》だれを(に),どんな人を(に) / 《関係代名詞》 / 《制限用法》(…する,…した)ところの / 《非制限用法》そしてその人を(に)

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