最終更新日 :2025/01/27

waste

動詞

(…に)〈金・時間・路力など〉‘を'むだに使う,浪費する《+名+on+名》 / 〈好機など〉‘を'利用しそこなう / 〈体力など〉‘を'消耗させる,衰えさせる / 《しばしば受動態で》〈国土など〉‘を'破壊する, / 《米俗》…‘を'殺す(kill) / 〈体が〉(だんだん)衰える,やせる,弱る《+away》 / 《まれ》〈物が〉(少しずつ)減る,少なくなる

このボタンはなに?

無駄な仕事に時間を使わないでください。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: waste

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる場合がある)

語義(英語): to use, spend, or consume something carelessly or without need

語義(日本語): むだ遣いをする、浪費する、むだに使う

「waste」は「時間やお金などの資源をむだに使ってしまう」というニュアンスがあります。普段の会話からビジネスシーンまで幅広く使われます。ただし、やや否定的な響きが強いので「もったいない」「むだだ」というイメージを伴うことが多いです。


  • 活用形: waste - wasted - wasted - wasting

  • 他の品詞:


    • 名詞 (例: “Don’t produce so much waste.”)

    • 形容詞 (例: “a waste pipe”) はあまり一般的ではありませんが、特定分野で使う場合があります。


  • CEFRレベルの目安: B1(中級)

    まだ英語に慣れ始めている学習者でもよく出会う単語で、日常表現としてはあまり難しくありません。しかし、ビジネスシーンでの「無駄」を示すときにも使われるため、学びやすいが重要度の高い単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (root): waste (この形自体が語幹)

  • 接尾語 (suffix): -ed, -ing, -s など動詞としての活用形を作るために用いられます。


  • 派生語・類縁語:


    • “wasteful” (形容詞: むだの多い、浪費的な)

    • “wasteland” (名詞: 荒地)

    • “wastebasket” (名詞: ゴミ箱、米) = “wastepaper basket” (英)


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. waste time(時間を浪費する)

    2. waste money(お金を浪費する)

    3. waste resources(資源を浪費する)

    4. waste energy(エネルギーを無駄にする)

    5. waste an opportunity(チャンスを棒に振る)

    6. waste your talents(才能を無駄にする)

    7. a waste of time(時間の無駄)

    8. a waste of money(お金の無駄)

    9. go to waste(無駄になる)

    10. waste no time in doing ...(すぐに~する)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古フランス語の “wast(é)” や ラテン語の “vastare” (荒らす、破壊する) が由来とされています。もともとは「荒廃させる」というニュアンスが強く、そこから「むだにする」「使い果たす」へと意味が広がりました。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 否定的な文脈で使われることが多い。

    • 口語でもビジネス文書でも広く使えるが、よりフォーマルな文章では “misuse” や “squander” などに言い換える場合もある。

    • 誰かが「もったいない」と感じる場面で用いられやすい。



4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞の種類:


    • 他動詞: “Don’t waste your money.”(お金を無駄にしないで)

    • 自動詞: “When food is not eaten, it wastes quickly.”(食べ物は食べられずに放置すると素早くむだになる・腐ってしまう)

      → この用法はやや珍しく「腐る」「消耗する」という意味合いに近い用法。


  • 構文例:


    • “Don’t waste your time ___ (on something).”

    • “We can’t afford to waste any more resources.”

    • “It’s a waste to throw this away.”(名詞として)


  • フォーマル / カジュアル: 幅広いシーンで使用可能。カジュアルな会話からビジネス引き締めの表現までOK。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Don’t waste all your money on snacks.”

    (お菓子ばかりに全部のお金を使わないで。)

  2. “I hate to waste food. Let’s keep the leftovers for tomorrow.”

    (食べ物を無駄にするのは嫌だから、明日のために残り物をとっておこう。)

  3. “Don’t waste your weekend just sleeping! Let’s go hiking.”

    (週末を寝て過ごすのはもったいないよ。ハイキングに行こう!)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We shouldn’t waste any more resources on this project.”

    (このプロジェクトにこれ以上リソースを浪費するべきではありません。)

  2. “To reduce waste, we are implementing a paperless system in the office.”

    (無駄を削減するために、オフィスでペーパーレス化を導入しています。)

  3. “Time is money, so let’s not waste it during meetings.”

    (時間はお金と同じだから、会議で無駄にしないようにしましょう。)

学術的な文脈での例文


  1. “Excessive chemical use can waste natural resources and harm the environment.”

    (過度の化学物質使用は天然資源を浪費し、環境を害する可能性がある。)

  2. “Researchers are looking for ways to minimize energy waste in urban areas.”

    (研究者たちは都市部のエネルギーの浪費を最小化する方法を探している。)

  3. “Waste management is a crucial field in environmental studies.”

    (廃棄物管理は環境学において重要な分野である。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語(Synonyms)


    1. squander(〜を浪費する):より「無駄に使う」度合いが強い

    2. misuse(誤用する、悪用する):使い方が誤っている場合に特に使う

    3. throw away(捨てる):具体的に「ゴミとして捨てる」のニュアンス

    4. fritter away(少しずつ浪費する):特に「時間やお金をちょっとずつ使ってしまう」イメージ


  • 反意語(Antonyms)


    1. save(節約する)

    2. conserve(保護・節約する)

    3. utilize effectively(有効に活用する)


これらの言い換え・対比を上手に使うと、使い方の幅が広がります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /weɪst/

  • アメリカ英語 / イギリス英語: どちらもほぼ同じ発音 ([ウェイスト])

  • アクセント: 単音節語なので、特にアクセントは語全体にあります。

  • 発音時の注意点: 同音異綴語(homophone)に “waist” (ウエスト) がありますが、スペルが異なる点に注意。また “wait” (ウェイト) とはスペルも発音も異なるため、混同しないようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “waste” を “wast” や “wasted” を “waisted” と書き間違える場合があるので注意。

  • 同音異義語との混同: “waist” (体の腰回り) と混同しないこと。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などのリスニングでは “waste of time” や “waste your money” といったフレーズがしばしば出題される傾向あり。

    • スペルと意味を問う穴埋め問題などにも登場しやすい。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「無駄な空間(vast ⇒ waste)」というつながりで覚えると意味をイメージしやすいです。

  • “waist” (腰) とのつづりの違いに注意して、「浪費(waste) して(ai)いない、ウエスト(waist) は(ai)入っている」と覚える工夫も可能。

  • 具体的な場面でイメージしながら覚える(「電気をつけっぱなしにしておく」、「時間をボーッと過ごす」など)と実生活と結びつきやすいです。


以上が、動詞 “waste” の詳細な解説となります。普段の生活やビジネスで「もったいない」「むだだ」と感じる場面を思い浮かべながら、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
waste
意味(1)

(…に)〈金・時間・路力など〉‘を'むだに使う,浪費する《+名+on+名》

意味(2)

〈好機など〉‘を'利用しそこなう

意味(3)

〈体力など〉‘を'消耗させる,衰えさせる

意味(4)

《しばしば受動態で》〈国土など〉‘を'破壊する,

意味(5)

《米俗》…‘を'殺す(kill)

意味(6)

〈体が〉(だんだん)衰える,やせる,弱る《+away》

意味(7)

《まれ》〈物が〉(少しずつ)減る,少なくなる

復習用の問題

(…に)〈金・時間・路力など〉‘を'むだに使う,浪費する《+名+on+名》 / 〈好機など〉‘を'利用しそこなう / 〈体力など〉‘を'消耗させる,衰えさせる / 《しばしば受動態で》〈国土など〉‘を'破壊する, / 《米俗》…‘を'殺す(kill) / 〈体が〉(だんだん)衰える,やせる,弱る《+away》 / 《まれ》〈物が〉(少しずつ)減る,少なくなる

Don't waste your time on meaningless tasks.

正解を見る

無駄な仕事に時間を使わないでください。

無駄な仕事に時間を使わないでください。

正解を見る

Don't waste your time on meaningless tasks.

英和辞書

項目の編集設定
  • 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 項目の新規作成を審査する
  • 項目の編集を審査する
  • 項目の削除を審査する
  • 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
  • 項目名の変更を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
  • 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 例文の編集を審査する
  • 例文の削除を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
  • 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 決定に必要な投票数 - 1
編集ガイドライン

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★