waste
(…に)〈金・時間・路力など〉‘を'むだに使う,浪費する《+名+on+名》 / 〈好機など〉‘を'利用しそこなう / 〈体力など〉‘を'消耗させる,衰えさせる / 《しばしば受動態で》〈国土など〉‘を'破壊する, / 《米俗》…‘を'殺す(kill) / 〈体が〉(だんだん)衰える,やせる,弱る《+away》 / 《まれ》〈物が〉(少しずつ)減る,少なくなる
1. 基本情報と概要
英単語: waste
品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる場合がある)
語義(英語): to use, spend, or consume something carelessly or without need
語義(日本語): むだ遣いをする、浪費する、むだに使う
「waste」は「時間やお金などの資源をむだに使ってしまう」というニュアンスがあります。普段の会話からビジネスシーンまで幅広く使われます。ただし、やや否定的な響きが強いので「もったいない」「むだだ」というイメージを伴うことが多いです。
- 活用形: waste - wasted - wasted - wasting
他の品詞:
- 名詞 (例: “Don’t produce so much waste.”)
- 形容詞 (例: “a waste pipe”) はあまり一般的ではありませんが、特定分野で使う場合があります。
- 名詞 (例: “Don’t produce so much waste.”)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
まだ英語に慣れ始めている学習者でもよく出会う単語で、日常表現としてはあまり難しくありません。しかし、ビジネスシーンでの「無駄」を示すときにも使われるため、学びやすいが重要度の高い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語 (prefix): なし
- 語幹 (root): waste (この形自体が語幹)
接尾語 (suffix): -ed, -ing, -s など動詞としての活用形を作るために用いられます。
派生語・類縁語:
- “wasteful” (形容詞: むだの多い、浪費的な)
- “wasteland” (名詞: 荒地)
- “wastebasket” (名詞: ゴミ箱、米) = “wastepaper basket” (英)
- “wasteful” (形容詞: むだの多い、浪費的な)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- waste time(時間を浪費する)
- waste money(お金を浪費する)
- waste resources(資源を浪費する)
- waste energy(エネルギーを無駄にする)
- waste an opportunity(チャンスを棒に振る)
- waste your talents(才能を無駄にする)
- a waste of time(時間の無駄)
- a waste of money(お金の無駄)
- go to waste(無駄になる)
- waste no time in doing ...(すぐに~する)
- waste time(時間を浪費する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古フランス語の “wast(é)” や ラテン語の “vastare” (荒らす、破壊する) が由来とされています。もともとは「荒廃させる」というニュアンスが強く、そこから「むだにする」「使い果たす」へと意味が広がりました。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- 否定的な文脈で使われることが多い。
- 口語でもビジネス文書でも広く使えるが、よりフォーマルな文章では “misuse” や “squander” などに言い換える場合もある。
- 誰かが「もったいない」と感じる場面で用いられやすい。
- 否定的な文脈で使われることが多い。
4. 文法的な特徴と構文
- 動詞の種類:
- 他動詞: “Don’t waste your money.”(お金を無駄にしないで)
- 自動詞: “When food is not eaten, it wastes quickly.”(食べ物は食べられずに放置すると素早くむだになる・腐ってしまう)
→ この用法はやや珍しく「腐る」「消耗する」という意味合いに近い用法。
- 他動詞: “Don’t waste your money.”(お金を無駄にしないで)
- 構文例:
- “Don’t waste your time ___ (on something).”
- “We can’t afford to waste any more resources.”
- “It’s a waste to throw this away.”(名詞として)
- “Don’t waste your time ___ (on something).”
- フォーマル / カジュアル: 幅広いシーンで使用可能。カジュアルな会話からビジネス引き締めの表現までOK。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Don’t waste all your money on snacks.”
(お菓子ばかりに全部のお金を使わないで。) - “I hate to waste food. Let’s keep the leftovers for tomorrow.”
(食べ物を無駄にするのは嫌だから、明日のために残り物をとっておこう。) - “Don’t waste your weekend just sleeping! Let’s go hiking.”
(週末を寝て過ごすのはもったいないよ。ハイキングに行こう!)
ビジネスシーンでの例文
- “We shouldn’t waste any more resources on this project.”
(このプロジェクトにこれ以上リソースを浪費するべきではありません。) - “To reduce waste, we are implementing a paperless system in the office.”
(無駄を削減するために、オフィスでペーパーレス化を導入しています。) - “Time is money, so let’s not waste it during meetings.”
(時間はお金と同じだから、会議で無駄にしないようにしましょう。)
学術的な文脈での例文
- “Excessive chemical use can waste natural resources and harm the environment.”
(過度の化学物質使用は天然資源を浪費し、環境を害する可能性がある。) - “Researchers are looking for ways to minimize energy waste in urban areas.”
(研究者たちは都市部のエネルギーの浪費を最小化する方法を探している。) - “Waste management is a crucial field in environmental studies.”
(廃棄物管理は環境学において重要な分野である。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- squander(〜を浪費する):より「無駄に使う」度合いが強い
- misuse(誤用する、悪用する):使い方が誤っている場合に特に使う
- throw away(捨てる):具体的に「ゴミとして捨てる」のニュアンス
- fritter away(少しずつ浪費する):特に「時間やお金をちょっとずつ使ってしまう」イメージ
- squander(〜を浪費する):より「無駄に使う」度合いが強い
反意語(Antonyms)
- save(節約する)
- conserve(保護・節約する)
- utilize effectively(有効に活用する)
- save(節約する)
これらの言い換え・対比を上手に使うと、使い方の幅が広がります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /weɪst/
- アメリカ英語 / イギリス英語: どちらもほぼ同じ発音 ([ウェイスト])
- アクセント: 単音節語なので、特にアクセントは語全体にあります。
- 発音時の注意点: 同音異綴語(homophone)に “waist” (ウエスト) がありますが、スペルが異なる点に注意。また “wait” (ウェイト) とはスペルも発音も異なるため、混同しないようにしましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “waste” を “wast” や “wasted” を “waisted” と書き間違える場合があるので注意。
- 同音異義語との混同: “waist” (体の腰回り) と混同しないこと。
- 試験対策:
- TOEICや英検などのリスニングでは “waste of time” や “waste your money” といったフレーズがしばしば出題される傾向あり。
- スペルと意味を問う穴埋め問題などにも登場しやすい。
- TOEICや英検などのリスニングでは “waste of time” や “waste your money” といったフレーズがしばしば出題される傾向あり。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「無駄な空間(vast ⇒ waste)」というつながりで覚えると意味をイメージしやすいです。
- “waist” (腰) とのつづりの違いに注意して、「浪費(waste) して(ai)いない、ウエスト(waist) は(ai)入っている」と覚える工夫も可能。
- 具体的な場面でイメージしながら覚える(「電気をつけっぱなしにしておく」、「時間をボーッと過ごす」など)と実生活と結びつきやすいです。
以上が、動詞 “waste” の詳細な解説となります。普段の生活やビジネスで「もったいない」「むだだ」と感じる場面を思い浮かべながら、ぜひ使いこなしてみてください。

(…に)〈金・時間・路力など〉‘を'むだに使う,浪費する《+名+on+名》
〈好機など〉‘を'利用しそこなう
〈体力など〉‘を'消耗させる,衰えさせる
《しばしば受動態で》〈国土など〉‘を'破壊する,
《米俗》…‘を'殺す(kill)
〈体が〉(だんだん)衰える,やせる,弱る《+away》
《まれ》〈物が〉(少しずつ)減る,少なくなる
復習用の問題
(…に)〈金・時間・路力など〉‘を'むだに使う,浪費する《+名+on+名》 / 〈好機など〉‘を'利用しそこなう / 〈体力など〉‘を'消耗させる,衰えさせる / 《しばしば受動態で》〈国土など〉‘を'破壊する, / 《米俗》…‘を'殺す(kill) / 〈体が〉(だんだん)衰える,やせる,弱る《+away》 / 《まれ》〈物が〉(少しずつ)減る,少なくなる
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