最終更新日 :2025/01/27

want

動詞

〈他〉を欲する, を望む / ...したいと思う / ...を必要とする / 〈人・物が〉…を欠いている / 〈自〉困窮する / 《…に》欠ける, 必要とする《for ...》 /

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解説

動詞 “want” の詳細解説


1. 基本情報と概要

・意味(英語)

to have a desire or wish for something

・意味(日本語)

「(何かを)欲する、望む」という意味です。日常生活では「~が欲しい」「~したい」というときによく使われます。とても基本的な単語で、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われる表現です。

・品詞

主に動詞として使われますが、名詞として使われる場合もあります(※「不足」「欠乏」という意味など)。

・動詞の活用形


  • 原形: want

  • 現在形: want (三人称単数: wants)

  • 過去形: wanted

  • 過去分詞形: wanted

  • 現在分詞/動名詞: wanting

・他の品詞形


  • 名詞: want (例: for want of money「お金が足りないため」)

  • 形容詞: wanting(「不足している、欠けている」)

・CEFRレベルの目安

A1(超初心者)レベル

→ 英語を学び始めてすぐに出てくる基本的な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

・語構成

“want” は明確な接頭語・接尾語を含まない単語です。語幹自体が “want” となっています。

・派生語や関連語


  • willing(形容詞: 進んで~する気がある): 「want」とは直接語源を共有していませんが、「~したい気持ちがある」というニュアンスで関連して考えられることがあります。

  • wanted(形容詞: 指名手配の、求められている): 完了形としての wanted とは別に形容詞扱いで「~が探されている(指名手配の)」という意味になります。

・よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. want to do …(~したい)

  2. want something badly …(どうしても~が欲しい / 強く望む)

  3. want someone to do …(誰かに~してほしい)

  4. want more …(さらに多くを望む / もっと欲しがる)

  5. do you want…? …(~が欲しいですか / ~したいですか?)

  6. I don’t want… …(~は欲しくない / ~したくない)

  7. want out …((状況などから)抜け出したいと思う)

  8. want for nothing …(何不自由なく暮らす / 欲しいものがない)

  9. what do you want? …(何が欲しい? / 何を望む?)

  10. be wanted by… …(~によって求められている)


3. 語源とニュアンス

・語源

“want” は中英語(Middle English)を経て古期の北欧系言語から取り入れられた言葉といわれています。もともと「欠乏」「不足」を意味していたため、名詞形では「不足」を意味することがあります。

・ニュアンス・使用時の注意点


  • 「欲する」というストレートなニュアンスがあります。

  • 「I want 〜.」は日常会話でのよくある形ですが、かしこまった場面では “would like” や “desire” を使うほうが丁寧だったり、よりフォーマルになります。

  • カジュアルから一般的なビジネス文書まで幅広く使用されますが、ビジネスの場で直接 “I want” と言うとやや強い印象を与える場合もあるので言い換えに注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文

・一般的な構文


  1. want + 目的語

    例: I want a new computer.(新しいパソコンが欲しい)

  2. want + to + 動詞の原形

    例: I want to go home.(家に帰りたい)

  3. want + 目的語 + to + 動詞の原形

    例: I want you to help me.(あなたに手伝ってほしい)

・可算/不可算

“want” は動詞としては可算・不可算の区別はありません。名詞として使うときは不可算名詞あるいは単数形扱いで “a want” となることがあります。

・フォーマル/カジュアル


  • 「I want to ~」はカジュアル~一般的な文脈で幅広く使用。

  • フォーマル場面では「I would like to ~」が好まれる場合もあります。


5. 実例と例文

① 日常会話での例文(3文)


  1. I really want a cup of coffee right now.

    (今、コーヒーが本当に飲みたいよ。)

  2. Do you want to watch a movie tonight?

    (今晩映画観たい?)

  3. I don’t want to go out in this rain.

    (この雨の中、外出したくないな。)

② ビジネスシーンでの例文(3文)


  1. We want to improve our customer satisfaction rating this quarter.

    (今期は顧客満足度を向上させたいと考えています。)

  2. I want you to complete this report by Friday.

    (金曜日までにこのレポートを仕上げてほしいです。)

  3. Do you want me to schedule a meeting with the client?

    (クライアントとの会議を私が予定に組みましょうか?)

③ 学術的な文脈(3文)


  1. Researchers want to explore the long-term effects of this new vaccine.

    (研究者たちは、この新しいワクチンの長期的な効果を探求したいと考えています。)

  2. Many students want access to more advanced study materials.

    (多くの学生は、より高度な学習資料を求めています。)

  3. They want to investigate the correlation between sleep and cognitive performance.

    (彼らは睡眠と認知能力との相関関係を調査したいと考えています。)


6. 類義語・反意語と比較

・類義語(Synonyms)


  1. desire(~を強く望む)


    • “want” よりややフォーマル・強めのニュアンス

      例: I desire peace and quiet.


  2. wish(~を願う、望む)


    • 叶わないかもしれない願望のニュアンスが強い

      例: I wish to travel around the world someday.


  3. would like(~したい、~が欲しい)


    • “want” よりも丁寧

      例: I would like some more coffee, please.


・反意語(Antonyms)


  • do not want(欲しくない/望まない)

    例: I do not want any trouble.

  • reject(拒否する)

    例: I reject the proposal.

※ 明確な一語の反意語はあまりありませんが、「not want ~」や「refuse/reject」などを使って「欲しがらない」「望まない」の意味を表します。


7. 発音とアクセントの特徴

・発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /wɑːnt/ または /wʌnt/

  • イギリス英語: /wɒnt/

・強勢(アクセント)の位置

1音節の単語なので特別なアクセントの位置はありません。

「w-」の発音を曖昧にすると「want」と「won’t(will not の短縮形)」が混同されやすいので注意してください。

・よくある発音の間違い


  • “won’t” (/woʊnt/) と混同してしまう。

  • “want” /wɒnt/(英)や /wɑːnt/(米)を正しく区別する必要があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “wan’t” と書いてしまう

    • “wont” と書いてしまう(“wont” は別の意味で「慣れている」の形容詞)


  2. 同音異義語:


    • “won’t” と間違いやすいので要注意


  3. 文法上の誤り:


    • “I want go.” → 正: “I want to go.”

    • “He wants I do this.” → 正: “He wants me to do this.”


  4. 試験対策:


    • TOEICや英検などで「want O to do」のパターンがよく問われます。

    • “want” と “would like” の使い分け表現(丁寧さの度合い)が問われることも。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「want」は「欲しい」というストレートな気持ちや行動を表すので、日常生活や会話に欠かせない単語です。

  • “want” と “won’t” は綴りと発音が少し違うだけで意味は全く異なるので、必ず発音・スペルの違いを整理して覚えましょう。

  • 例文を音読しながら「ウォント」「ウォント」「ウォント」と声に出して練習すると、耳にもなじみ、スペルミスも減ります。


上記を踏まえて、ぜひ “want” を積極的に使ってみてください!

「I want to learn more.(もっと学びたい)」というフレーズを口癖にしておくと、モチベーションと英語力がさらにアップするかもしれません。

意味のイメージ
want
意味(1)

困窮する;(…に)欠ける,(…が)無くて困る,(…を)必要とする《+for+名》

意味(2)

〈物事〉‘を'ほしがる,望む

意味(3)

…‘を'必要とする

意味(4)

want doing《おもに英》…されることが必要である

意味(5)

〈人・物が〉…‘を'欠いている;〈ある数量〉‘だけ'不足している

意味(6)

《しばしば受動態で》〈人〉‘に'用がある,会いたい,‘を'捜している

復習用の問題

〈他〉を欲する, を望む / ...したいと思う / ...を必要とする / 〈人・物が〉…を欠いている / 〈自〉困窮する / 《…に》欠ける, 必要とする《for ...》 /

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