blink
(無意識に)『まばたきする』 / 〈灯火・星などが〉『明減する』,ぴかぴか光る(twinkle) / (欠点・悪事などを)見て見ぬふりをする《+『at』+『名』》 / (…を見て)目をぱちくりさせて驚く《+『at』+『名』》 / 〈目〉'を'まばたきする / 〈灯火〉'を'点滅させる / …'を'見て見ぬふりをする / またたき / きらめき
以下では、英単語「blink」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
英単語: blink
品詞: 動詞(しばしば名詞としても使われる)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1は「ある程度日常的な場面でやり取りができる」レベルの目安です。
意味(英語):
To quickly open and close one’s eyes.
意味(日本語):
素早くまぶたを開閉すること、つまり「まばたきする」という意味です。
「まばたきする」ときに使う単語で、普段の会話や文章の中で、「目をしばたたく」「目をぱちぱちさせる」「光が点滅する」などの場面でも用いられます。カジュアルにもフォーマルにも使いやすい単語です。
主な活用形:
- 原形: blink
- 三人称単数現在形: blinks
- 過去形: blinked
- 過去分詞: blinked
- 現在分詞: blinking
他の品詞としての例:
- 名詞: a blink(「ひとまばたき」「一瞬」という意味で使われることもあります)
- 形容詞形などは直接はありませんが、派生形として「unblinking (瞬きしない)」などがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
「blink」は、はっきりした接頭語や接尾語を持たない一語の単語です。
- 語幹: blink
詳細な意味
- (自動詞) 目をまばたきする
例: I blink when my eyes feel dry. - (他動詞) (知らせなどの合図として)点滅する・させる
例: The light blinked a few times before it went out. - (名詞) まばたき、一瞬
例: In the blink of an eye.(一瞬のうちに)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- blink rapidly(激しくまばたきする)
- blink away tears(涙をまばたきでこらえる)
- blink in surprise(驚いてまばたきする)
- blink at the bright light(明るい光に対してまばたきする)
- not blink an eye(全く動揺しない、平然としている)
- blink back tears(涙をこらえる)
- blink one's eyes(目をまばたきさせる)
- firefly lights blink(ホタルの光が点滅する)
- blink in confusion(混乱してまばたきする)
- blink out of existence(急に消える、まばたきするように消滅する)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「blink」は中英語(Middle English)のころから使われていた単語とされ、擬音語に由来すると考えられています。目をすばやく開閉する動作を表すオノマトペ的な言葉が語源です。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「blink」は基本的にカジュアルな場面でもフォーマルな文章でも幅広く使えます。
- 「in the blink of an eye」で「瞬く間に」「一瞬のうちに」のように比喩的表現としてもよく使われます。
- 感情表現としては、驚いたり、戸惑ったり、恥ずかしかったりする際の「まばたき」にも使われるため、文脈に応じて感情のニュアンスを持たせられます。
4. 文法的な特徴と構文
自動詞としての使い方:
“I blink.”(私はまばたきする)- 主語が動作を行う人・物(実際は人や動物)に来ます。
他動詞としての使い方:
“He blinked his eyes.”(彼はまばたきした)- 目的語として「eyes」が来ることで、目を開閉させるというニュアンスをより明確にします。
名詞としての使い方:
“In the blink of an eye.”(あっという間に)- 慣用的なイディオムです。
よくあるイディオム:
- “in the blink of an eye” : 「瞬く間に、一瞬で」
- “on the blink” : (故障して)調子が悪い(家電製品などに使う)
- “in the blink of an eye” : 「瞬く間に、一瞬で」
フォーマル/カジュアル:
- 「blink」はあまり堅苦しさがないため、一般的にはフォーマル・カジュアル両方で使えますが、論文や公的文章では「blink」はそのままではあまり使わないかもしれません。日常的から比較的フォーマル寄りまで幅広く使用できます。
可算・不可算:
- 名詞として使う場合は可算名詞扱い(a blink, two blinks)ですが、そもそも「blink」が名詞になる機会は多くありません。イディオムや比喩表現でよく目にします。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“Don’t stare at the screen too long. You should blink more often.”
(画面を長時間じっと見続けないで。もっとまばたきしたほうがいいよ。)“I blinked in surprise when I saw the price tag.”
(値札を見て驚いてまばたきしたよ。)“She tried not to blink during the game of staring contest.”
(にらめっこで負けないように、彼女はまばたきを我慢していた。)
(2) ビジネスシーンでの例文
“The security camera blinked red, indicating a recording issue.”
(防犯カメラが赤く点滅して、録画の問題があることを示していた。)“Don’t blink during the presentation; you might miss the critical data on the slide.”
(プレゼンの間はまばたきしないようにした方がいいかもしれないよ。重要なデータを見逃す可能性があるから。)“Our company logo blinks at the end of the video advertisement for emphasis.”
(動画広告の最後に、強調のために会社のロゴが点滅するんです。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
“When exposed to a sudden light stimulus, subjects tended to blink more frequently.”
(被験者は急な光の刺激にさらされると、まばたきの頻度が増える傾向があった。)“The device uses an LED that blinks at regular intervals to measure reaction time.”
(この装置は一定間隔で点滅するLEDを利用して、反応時間を測定する。)“Under lab conditions, the blink rate can indicate cognitive load or emotional stress.”
(実験室環境において、まばたきの回数は認知的負荷や精神的ストレスを示すことがある。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
wink(ウィンクする)
- 通常は片目だけを閉じる動作を指します。冗談・合図・親愛を示すときなどに使われることが多いです。
- 例: “He winked at me as he passed by.”
- 通常は片目だけを閉じる動作を指します。冗談・合図・親愛を示すときなどに使われることが多いです。
flicker((光などが)ちらつく、点滅する)
- 「光がゆらゆらと明滅する」というニュアンスが強いです。
- 例: “The candlelight flickered in the dark room.”
- 「光がゆらゆらと明滅する」というニュアンスが強いです。
twinkle(きらきら光る)
- 「星がきらめく」など、輝きが小刻みに揺れるイメージがあります。
- 例: “Stars twinkled in the night sky.”
- 「星がきらめく」など、輝きが小刻みに揺れるイメージがあります。
反意語(厳密な反意語ではありませんが、対照的な行動として)
- stare(じっと見つめる、凝視する)
- 「まばたきしないでじっと見る」という点で対照的といえます。
- 例: “She stared at the painting, hardly blinking.”
- 「まばたきしないでじっと見る」という点で対照的といえます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /blɪŋk/
- アメリカ英語とイギリス英語: アメリカ英語・イギリス英語ともに 音声上の大きな違いはほぼありません。
- 強勢(アクセント)の位置:
- “blink”は1音節の単語なので、特にアクセントが分かれることはなく、単音節全体に力を入れます。
- “blink”は1音節の単語なので、特にアクセントが分かれることはなく、単音節全体に力を入れます。
- よくある発音ミス:
- “brick(レンガ)”や“bring(持ってくる)”と混同しないように、[l]の音と [ɪ] の母音を意識するとよいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “blink”を“blinc” “blnik”などと間違えないように注意。
- “wink”との混同:
- “blink”は両目を一瞬閉じる動作や光が点滅する動作。
- “wink”は片目だけを閉じる動作。
- “blink”は両目を一瞬閉じる動作や光が点滅する動作。
- 同音異義語: 近い音で“link”(リンク)などがありますが、綴り・意味ともに異なります。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは、「in the blink of an eye」などのイディオムが読解問題やリスニング中に登場する場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ブリンッ」と一瞬で目を閉じ開きするイメージで「blink」を覚えると捉えやすいです。
- 「blink」と「wink」の違いを思い出す際は、“Wink has one eye, Blink has two.”のように、メモリーフレーズを作っておくと区別しやすいです。
- 「in the blink of an eye」(あっという間に)のイディオムをまとまって覚えると、表現力が格段に上がります。
以上が「blink」の詳細解説です。両目のまばたきは日常的な動作なので、様々な状況で使いやすい単語です。例文や表現をぜひ覚えて、日常会話やビジネスの場面でも活用してみてください。
(無意識に)まばたきする
〈灯火・星などが〉明減する,ぴかぴか光る(twinkle)
(…を見て)目をぱちくりさせて驚く《+at+名》
〈目〉'を'まばたきする
〈灯火〉'を'点滅させる
…'を'見て見ぬふりをする
またたき
(欠点・悪事などを)見て見ぬふりをする《+at+名》
きらめき
復習用の問題
(無意識に)『まばたきする』 / 〈灯火・星などが〉『明減する』,ぴかぴか光る(twinkle) / (欠点・悪事などを)見て見ぬふりをする《+『at』+『名』》 / (…を見て)目をぱちくりさせて驚く《+『at』+『名』》 / 〈目〉'を'まばたきする / 〈灯火〉'を'点滅させる / …'を'見て見ぬふりをする / またたき / きらめき
気づかないうちに、私は緊張するとよくまばたきします。
Without realizing it, I often blink when I'm nervous.
英語 - 日本語
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