最終更新日 :2025/01/27

pant

【動/自】あえぐ, 息を切らす / 《現在分詞の形で》強く望む / 【動/他】を喘ぎながら言う《out, forth》 / 【名/C】あえぎ, 息切れ

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マラソンを走った後、彼は激しく喘いでいた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: pant

品詞: 動詞 (自動詞) および名詞

意味(英語)


  1. (動詞) To breathe quickly and heavily, often due to exertion, excitement, or stress.

  2. (名詞) The act or sound of breathing quickly and heavily.

意味(日本語)


  1. (動詞) 息を切らして荒く呼吸すること、運動後や興奮時などに使われます。

    「運動をして息が上がっている」「緊張や興奮でハァハァしている」というニュアンスで用いられます。

  2. (名詞) 荒い呼吸の動作や音を指します。

「pant」は主に「息が上がっている」というイメージを伴う動詞です。運動直後に苦しそうに呼吸している人や、興奮している動物の呼吸などに使います。

活用形


  • 現在形: pant

  • 過去形: panted

  • 過去分詞: panted

  • 現在分詞・動名詞: panting

他の品詞への派生例


  • panting (形容詞): 荒い呼吸をしている状態の、「息を切らした〜」という形容詞的用法。

    例: a panting dog (ハァハァと息を切らした犬)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話の中で、運動や興奮状態を表す語として触れる可能性が高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「pant」は接頭語・接尾語がない比較的短い語です。語幹のみの単語といえます。

関連語・派生語など


  • panting (名詞/形容詞) : 荒い呼吸の動作、または「息を切らしている」状態を表す。

  • panted (動詞の過去形): 息を切らした、荒い呼吸をした。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. pant for breath (息を求めてあえぐ)

  2. pant heavily (激しく息を切らす)

  3. pant with exhaustion (疲労で息を切らす)

  4. pant with excitement (興奮して息が荒い)

  5. pant after running (走った後で息を切らす)

  6. the dog is panting (犬がハァハァしている)

  7. pant for air (空気を求めてあえぐ)

  8. pant in the heat (暑さの中で息を切らす)

  9. pant with anticipation (期待で息が荒くなる)

  10. pant out a response (息を切らしながら返事をする)


3. 語源とニュアンス

語源

「pant」は中英語 (Middle English) から来たとされ、古フランス語の “pantaisier” (あえぐ、苦しむ) に遡ると考えられています。昔から「息を激しく吸い込む」という行為を表す言葉として使われてきました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 息が切れて苦しそうに聞こえる印象を与える動詞。

  • 口語でも文章でも使われますが、激しい呼吸を描写する場面でよく使われるため、ややドラマチックな印象を与えることがあります。

  • 比喩的に「(何かを) 渇望する、切望する」の意味で pant for/after と表現されることもあり、こちらはやや文語的または文学的な用法です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞としての用法が中心


    • 例: “He panted after running for 10 minutes.” (10分走ったあと、彼は息を切らしていた)


  2. 前置詞 “for” などとの結合で「(何かを) 切望する、求めてあえぐ」


    • 例: “They panted for freedom.” (彼らは自由を切望した)


  3. 名詞として使う場合


    • 例: “You could hear the pant of the exhausted runner.” (疲れ切ったランナーの荒い呼吸が聞こえた)


使用シーン


  • フォーマル: 文章での描写や文学的用法(特に pant for/after の形)。

  • カジュアル: 会話で具体的な息づかいを説明する際など。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I was panting so hard after I climbed the stairs.”

    (階段を上った後、息が切れてしまったよ。)


  2. “The dog came running back, panting with excitement.”

    (犬が興奮してハァハァしながら戻ってきたよ。)


  3. “Give me a minute; I’m panting from chasing the bus.”

    (バスを追いかけて息が上がってるから、ちょっと待って。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Our marketing team is panting for new ideas to boost sales.”

    (私たちのマーケティングチームは売上を伸ばす新しいアイデアを切望している。)


  2. “He arrived at the meeting panting, having run three blocks to get here on time.”

    (彼は時間通りに着くために3ブロック走り、息を切らせて会議に到着した。)


  3. “Even though we’re panting from the workload, we must keep pushing forward.”

    (作業量で息が上がっている状態だけど、前に進み続けなければならない。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In stress-related studies, participants often exhibit rapid panting during intense cognitive tasks.”

    (ストレス関連の研究では、被験者は過酷な認知課題の間に急激な荒い呼吸を示すことが多い。)


  2. “The subject displayed panting behavior in response to elevated ambient temperature.”

    (被験体は気温が上昇した環境に対して荒い呼吸の行動を示した。)


  3. “Prolonged panting can indicate excessive fatigue or underlying respiratory issues.”

    (長時間の荒い呼吸は、極度の疲労や呼吸器系の問題を示す可能性がある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. gasp (ハッと息を飲む)


    • “gasp” は「驚きや恐怖で息をのむ」ニュアンスが強い。


  2. huff and puff (ハァハァいう、苦しそうに息を切らす)


    • 口語的で、少しコミカルな響き。


  3. wheeze (ゼーゼー息をする)


    • 病気や喘息など、呼吸器系の問題で苦しそうに息をする感じが強い。


反意語


  • breathe calmly (落ち着いて息をする)

  • inhale/exhale quietly (静かに吸ったり吐いたりする)

「pant」は息が荒い状態を示し、上記の反意語は穏やかな呼吸の状態を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /pænt/

  • アメリカ英語: 「パン(t)」に近い発音。

  • イギリス英語: 同じIPAだが、地域によっては少し母音が長く /pɑːnt/ に聞こえる場合もある。

  • 強勢(アクセント)は唯一の音節 “pant” に置かれる。

よくある間違い


  • “pants” (複数形) と混同し、「ズボン」の意味と間違えられることがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングの混同: “pant” と “pants” は別単語。


    • pant (動詞: 息を切らす、名詞: 荒い息)

    • pants (名詞: アメリカ英語ではズボン、イギリス英語では下着)


  2. 同音異義語は特にありませんが、スペル違いに注意。

  3. 資格試験での出題傾向: TOEIC・英検などでは、文中の動作表現を問う読解問題や、類義語・文脈問題で見かける場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「犬が走った後にハァハァする様子」をイメージすると覚えやすい。

  • 走った後の “panting” は実際に口を開けて息をする音とリンクさせると、単語と意味が結びつきやすい。

  • スペルは短いが、後ろに “s” がつくと「ズボン」になって全く別の意味になるので注意。

「pant」という単語は、ちょっと息を切らした表情をイメージすると覚えやすいでしょう。物理的な動作だけではなく、比喩的に「切望する」という使い方もあるので、合わせて押さえておくと便利です。

意味のイメージ
pant
意味(1)

あえぐ,息を切らす

意味(2)

《現在分詞の形で》熱望する,強く望む

意味(3)

…‘を'あえぎながら言う《+out(forth)+名,++out(forth)》

意味(4)

あえぎ,息切れ;動悸(どうき)

復習用の問題

【動/自】あえぐ, 息を切らす / 《現在分詞の形で》強く望む / 【動/他】を喘ぎながら言う《out, forth》 / 【名/C】あえぎ, 息切れ

After running the marathon, he was panting heavily.

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マラソンを走った後、彼は激しく喘いでいた。

マラソンを走った後、彼は激しく喘いでいた。

正解を見る

After running the marathon, he was panting heavily.

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