最終更新日
:2025/01/27
did
解説
1. 基本情報と概要
単語: did
品詞: 動詞(「do」の過去形・過去時制の助動詞)
CEFRレベル目安: A1(超初心者)
「did」は、「do」の過去形として使われる動詞です。日本語では「〜をした」という意味を表し、基本的には過去の行動や出来事を述べるときに使います。「did」は助動詞として使われることもあり、その場合は疑問文や否定文を作ったり、強調したいときにも使われます。簡単そうに見えますが、英語で最も基本的な文法要素の一つなので、しっかり覚えましょう。
活用形
- 原形: do
- 三人称単数現在形: does
- 過去形: did
- 過去分詞形: done
- 現在分詞形 / 動名詞: doing
他の品詞例
- 名詞形 (まれ): “do” は音楽の「ド」やイベントなど一時的に名詞として使われることはあるが、一般的ではありません。
- 形容詞形: 直接の形容詞形は存在しませんが、熟語・慣用表現を通して特定の形容詞的な役割を果たす場合があります。
2. 語構成と詳細な意味
- 「did」 は「do」という動詞の過去形で、語幹は「do」です。直接的に目立った接頭語・接尾語はありませんが、古い形から派生して不規則動詞として現代英語に伝わっています。
- 詳細な意味:
- 主動詞「do」の過去形: 「何かをした」「行った」「実行した」という意味。
- 助動詞として: 過去の疑問文や否定文、あるいは強調表現として使用される。
- 主動詞「do」の過去形: 「何かをした」「行った」「実行した」という意味。
コロケーション・関連フレーズ(10個)
- did my homework(宿題をした)
- did the dishes(食器を洗った)
- did a favor(親切をした / 手助けをした)
- did well(うまくやった / 成績がよかった)
- did the shopping(買い物をした)
- did the right thing(正しいことをした)
- did research(調査 / 研究を行った)
- did someone harm(相手に害を与えた)
- did everything possible(可能なことはすべてした)
- did a great job(素晴らしい仕事をした)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「do」は古英語の “dōn” に由来し、さらに古ゲルマン語の “*dōnan” にさかのぼります。語源的には「行う」「実行する」といった意味をもった非常に基本的な動詞です。
- ニュアンス:
- 過去の出来事や行動 をシンプルに表すときに使うため、文章・会話どちらでも頻繁に登場します。
- 助動詞として疑問文や否定文に使われるときは、フォーマル・カジュアルどちらにも適用できる非常に基礎的な構造です。
- 強調するときの「I did go there(本当に行ったんだよ)」という表現は、やや強めの主張や意外性を含むニュアンスを持ちます。
- 過去の出来事や行動 をシンプルに表すときに使うため、文章・会話どちらでも頻繁に登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 過去形としての例
- 主語 + did + (目的語)
- 例: “She did her homework.” (彼女は宿題をした)
- 他動詞として目的語をとる場合は「何をしたのか」を直接後ろにつける。
- 主語 + did + (目的語)
- 助動詞として疑問文での例
- Did + 主語 + 動詞の原形 + ...?
- 例: “Did you eat lunch?” (あなたはお昼ごはんを食べましたか?)
- Did + 主語 + 動詞の原形 + ...?
- 助動詞として否定文での例
- 主語 + did not (didn’t) + 動詞の原形 + ...
- 例: “I didn’t see him.” (私は彼を見かけなかった)
- 主語 + did not (didn’t) + 動詞の原形 + ...
- 強調構文としての例
- 主語 + did + 動詞の原形 + ...
- 例: “I did hear it!” (確かに聞いたんだよ!)
- 主語 + did + 動詞の原形 + ...
- フォーマルかカジュアルか
- 「did」はフォーマル・カジュアルともに使われる非常に一般的な単語です。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアルな場面)
- “I did my chores before watching TV.”
(テレビを見る前に家事をすませたよ。) - “Did you call me last night?”
(昨日の夜、私に電話した?) - “I didn’t realize it was so late.”
(こんなに遅い時間だとは思わなかった。)
ビジネス(ややフォーマル)
- “We did a market analysis last quarter.”
(前の四半期に市場分析を行いました。) - “Did you finalize the report for the client?”
(クライアント向けの報告書は最終化しましたか?) - “I did inform the team of the new policy.”
(新しい方針について、チームには確かに知らせました。)
学術的な文脈(フォーマル)
- “The researchers did extensive fieldwork to gather data.”
(研究者たちはデータ収集のため、大規模な現地調査を行った。) - “Did the study consider potential confounding variables?”
(その研究は、交絡因子を考慮に入れましたか?) - “They did not find a statistically significant difference.”
(統計的に有意な差は見いだせなかった。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- performed(実行した):
- “They performed several experiments.”
- よりフォーマルな響きを持ち、特に「業績・実験」を言及するときに使いやすい。
- “They performed several experiments.”
- carried out(実施した):
- “We carried out a survey to collect feedback.”
- ややフォーマル・公的な文脈で好まれる表現。
- “We carried out a survey to collect feedback.”
- executed(遂行した):
- “She executed the plan flawlessly.”
- きわめてフォーマルで、「正確に行う」「任務を遂行する」というニュアンスをもつ。
- “She executed the plan flawlessly.”
反意語
- 基本的に「did」の明確な反意語はありませんが、あえて対照として “did not do” が反意表現にあたります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /dɪd/
- アメリカ英語 / イギリス英語 ともに /dɪd/ でほぼ同じ発音
- 日本人学習者がよく間違えるポイント:
- 母音の /ɪ/ を「イ」とハッキリ出しすぎて “deed” (/diːd/) と混同しないように注意
- 短くてはっきりした音で発音することが大切
- 母音の /ɪ/ を「イ」とハッキリ出しすぎて “deed” (/diːd/) と混同しないように注意
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “did” を “dide” や “didt” と書いてしまわないように気をつける。
- 同音異義語との混同: “deed” (名詞で行為、偉業) と音を混乱しやすい。
- 助動詞+主動詞の形を混同: 疑問文や否定文で “did + 動詞原形” とするところを “did + 動詞の過去形” にしてしまうミスに注意。
- TOEIC・英検での出題傾向: 過去形の文法問題や否定・疑問を作る問題で “did” をきちんと使えるかを問われる。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「do, did, done」のセットで覚える: 「現在 → 過去 → 過去分詞」まで一気に抑えると混乱しにくい。
- 短いが重要: 英語の中でも最も頻出する動詞の一つなので、何度も練習・使用して定着を図る。
- 質問の合図: “Did you~?” “Did he/she~?” など、会話のきっかけづくりに頻繁に登場する。早口言葉のようにリズムをつけて練習すると身体にしみこみやすい。
覚え方としては、「する(do) → した(did) → されている(done) で“ど・でぃっど・だん”」とイメージして連想すると記憶に定着しやすいです。
意味のイメージ
意味(1)
doの過去形
復習用の問題
英語 - 日本語
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