最終更新日:2025/12/05
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unwilling

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元となった辞書の項目

unwilling

形容詞

気が進まない、不本意の

このボタンはなに?

彼女はパーティーに行く気が進まなかった。

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解説

以下では、形容詞「unwilling」について、学習者にわかりやすい形で詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 【英語】unwilling: not wanting to do something; not ready or eager to do something.

  • 【日本語】やりたくない、気が進まない、乗り気でない。

    「unwilling」は、自分の意志に反している、または乗り気ではない気持ちを表す単語です。たとえば、「嫌々ながら」「しぶしぶ」といったニュアンスが含まれています。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形

形容詞なので、基本的に時制による活用はありません。比較級・最上級を使う場合は以下のようになります(ただし日常的にはあまり使われません)。


  • 比較級: more unwilling

  • 最上級: most unwilling

他の品詞形


  • 「willing」(形容詞):「快く〜する」「進んで〜する」


    • 例: He is willing to help you. (彼は進んであなたを手伝ってくれる。)


  • 「unwillingly」(副詞):「嫌々ながら、しぶしぶ」


    • 例: She unwillingly agreed to the proposal. (彼女はしぶしぶその提案に同意した。)


難易度(CEFR目安)


  • B2(中上級): 「willing / unwilling」は比較的幅広い文脈で使えるが、微妙なニュアンスを理解するのは少し上級者向けです。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「un-」: 「否定」や「反対」の意味を表す接頭語。

  • 「willing」: 「自発的な」「やる気のある」という意味の形容詞。

「un-」+「willing」で、「やる気がない、気が進まない」という意味になります。

派生語や類縁語


  • unwillingness (名詞) : 気が進まないこと、意欲のなさ

  • willing (形容詞) : 進んでやる気がある

  • will (動詞/名詞) : 〜したいと思う / 意志

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. be unwilling to do …(…するのを嫌がる)

  2. remain unwilling to …(…することに依然として乗り気でない)

  3. feel unwilling …(…に対して気が進まないと感じる)

  4. unwilling partner(気乗りしない(嫌々ながらの)仲間)

  5. unwilling participant(乗り気でない参加者)

  6. appear unwilling(嫌がっているように見える)

  7. prove unwilling to talk(話すことに応じようとしないことがわかる)

  8. be unwilling to compromise(妥協するのを嫌がる)

  9. become unwilling(徐々に気が進まなくなる)

  10. unwilling consent(しぶしぶの同意)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「un-」は古英語由来の否定を表す接頭語。

  • 「willing」は中英語「wilful」に由来し、さらに古英語「willan」(意志を持つ)から発展した言葉。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 「unwilling」は嫌々ながら、あるいは心の底から気が進まずに行動するニュアンスが強いです。

  • 書き言葉、話し言葉両方でよく使用されますが、落ち着いた文章や正直な感情を表すときに使われる傾向があります。

  • カジュアルにも使えますが、フォーマルな文脈でも十分通用し、相手の意志がないことを丁寧に示すのに便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として名詞や代名詞を修飾するほか、be動詞やgetなどの補助動詞と組み合わせて補語(C)の位置で使われることが多いです。

    例: He is unwilling to talk. (彼は話したがらない。)

  • 「unwilling to + 動詞の原形」の形で「〜したがらない」という意味の構文がもっとも一般的です。

可算・不可算などの区別


  • 形容詞なので、可算・不可算の区別はありません。

フォーマル/カジュアルな場面


  • フォーマル: ビジネス文書やレポートで「He was unwilling to comply with the regulations.」というように書き言葉で使われる。

  • カジュアル: 友達との会話でも、「I’m unwilling to go there alone.」のように使うことができます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. I’m unwilling to eat spicy food tonight.

    (今夜は辛いものを食べたくないな。)

  2. She seemed unwilling to join the party.

    (彼女はパーティーに行くのが気乗りしないようだった。)

  3. They were unwilling to babysit their neighbor’s kids.

    (彼らは隣の家の子守りをするのを嫌がっていた。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. The client appeared unwilling to negotiate further.

    (顧客はこれ以上の交渉に応じたくないようでした。)

  2. Our team is unwilling to extend the deadline unless there is a valid reason.

    (正当な理由がない限り、チームは締め切りを延ばす気はありません。)

  3. The manager is unwilling to approve the budget increase.

    (マネージャーは予算の増額を承認したがっていません。)

学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. Many participants showed an unwilling response to the new policy.

    (多くの参加者は新しい方針に対して消極的な反応を示した。)

  2. Researchers noted that subjects were unwilling to disclose personal information.

    (研究者たちは、被験者が個人情報を開示したがらなかったことに注目した。)

  3. The committee remained unwilling to support the proposal.

    (委員会はその提案を支持することに依然として乗り気ではありませんでした。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. reluctant(嫌々ながら、気乗りしない)


    • 「unwilling」とほぼ同じ意味。やや「渋々感」が強い。


  2. hesitant(ためらっている)


    • 行動を起こすのをためらっている状態。ニュアンスは「迷っている」寄り。


  3. disinclined(気が進まない、乗り気でない)


    • フォーマルよりの表現。「unwilling」より少し曖昧で弱いトーン。


  4. averse(反感を持っている、嫌がる)


    • 「嫌悪感」が強い場合に使われる。より強い拒否のニュアンス。


反意語 (Antonyms)


  1. willing(進んでやる気がある)

  2. eager(熱心な、やる気満々の)

  3. ready(準備ができている、喜んで〜する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /ʌnˈwɪl.ɪŋ/

  • アメリカ英語: ʌn-WILL-ing「アン・ウィリング」のように「will」にアクセントがきます。

  • イギリス英語も同様に /ʌnˈwɪl.ɪŋ/ と発音しますが、 /ɪ/ の発音の仕方に微妙な違いがあります。

  • 注意点として、「un」部分をあまり強く読まないようにすることがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「unwilling」のスペルミス: 「unwillling」と「l」が3つ続く間違いが起こりやすい。

  • 「willing」との反対の意味という点で覚えると誤用を防ぎやすい。

  • 「unwilling to + 動詞の原形」という形が基本。名詞をとる場合は「unwilling to do something」などで「to + 動詞」を使うことが多い。

  • TOEICや英検などの試験でも、「〜したがらない」系の表現を問う問題で出題される可能性がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「unwilling」は「un–(否定)」と「willing(進んでやる気のある)」の正反対をセットで覚えるとよいです。

  • 例: 「He is willing to help, but she is unwilling to participate.」(彼は喜んで手伝うが、彼女は参加したくない。) …と対比して使えば意味の違いがはっきりします。

  • 覚えるときは「嫌々な感じで“No, no, I’m unwilling…”」と発音をイメージすると記憶に残りやすいでしょう。


以上が、形容詞「unwilling」の詳細解説です。自分が嫌々ながら何かをするときや、誰かが乗り気でない状況を説明するときに、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
unwilling
意味(1)

気が進まない,いやいやながらの,不本意の

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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