最終更新日:2025/11/22
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tribe

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元となった辞書の項目

tribe

名詞

《集合的に》《単数・複数扱い》部族 / 《しばしば軽べつして》(…の)仲間,集団,連中《+of+名》 / (動植物の)族(family(科)と genus(属)の間の分類単位)

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部族は勝利を祝うために火の周りに集まった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: tribe

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A social group consisting of people who share a common ancestry, culture, language, and often live under one leader or chief.

意味(日本語): 共通の祖先・文化・言語を持ち、しばしば一人のリーダーや族長のもとで生活する社会集団。

「tribe」は、家族よりも大きい単位でまとまった集団であり、文化や歴史を共有するイメージです。現代では“仲間”や“同好の士”のように比喩的に使われることもあります。

活用形: 通常、名詞として単数形 “tribe”、複数形 “tribes” があります。


  • 単数形: tribe

  • 複数形: tribes

他の品詞形:


  • “tribal” (形容詞): 部族の、部族に関する

  • “tribalism” (名詞): 部族主義、集団主義的態度

CEFRレベル: B1(中級)


  • 「tribe」は日常会話で頻出というほどではないですが、ニュースやドキュメンタリーなどで見聞きする機会があります。中級レベルの語彙としておさえておくとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “tribe” は接頭語・接尾語がついていない、シンプルな形の語です。ラテン語などに由来するとされます。

派生語や類縁語


  • tribal (形容詞): 「部族の」「部族的な」

  • tribalism (名詞): 「部族主義」「派閥的な態度」

  • tribespeople (名詞): 「部族の人々」

コロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. ancient tribe(古代の部族)

  2. tribal chief(部族の首長)

  3. nomadic tribe(遊牧民の部族)

  4. indigenous tribe(先住部族)

  5. tribe member(部族の一員)

  6. local tribe(地元の部族)

  7. extinct tribe(絶滅した部族)

  8. tribal culture(部族文化)

  9. regional tribe(地域特有の部族)

  10. tribe alliance(部族同盟)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “tribe” はラテン語の “tribus” に由来すると言われています。ローマ時代における部族や政治区分を表す言葉として使われてきました。

歴史的用法・ニュアンス


  • 伝統的には、血縁や文化的結びつきで形成される集団を指しました。現代英語では、学術的な文脈のほか、カジュアルに「仲間」や「自分と価値観を共有する人々」のように使われています。

使用時の注意点


  • 先住民や特定の文化集団を指す際に使われるため、誤用や差別的なニュアンスを生まないよう、文脈に注意が必要です。

  • カジュアルな場では「僕の仲間」「私のコミュニティ」といったニュアンスで比喩的に使われることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • “tribe” は可算名詞です。単数形と複数形を区別して使います。


    • The tribe is gathering.(その部族が集まっている)

    • Different tribes have different customs.(異なる部族は異なる習慣を持っている)


  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルな文脈では、学術的な文章や歴史的解説の中で使われることが多いです。

    • カジュアルな文脈では、比喩的に「仲間」「コミュニティ」を指す場合に使われることがあります。


  • イディオム:


    • 特定のイディオムは少ないですが、 “my tribe” のように言うと「自分の仲間」的ニュアンスを含むことがあります。



5. 実例と例文

日常会話での例 (カジュアル)


  1. “I finally found my tribe at the new school. We share the same hobbies!”

    (新しい学校でようやく自分の仲間を見つけたよ。趣味が同じなんだ。)


  2. “My friend calls her close group of girlfriends her ‘tribe’.”

    (友人は親しい女友達のグループを「自分の部族」って呼んでるよ。)


  3. “If you want to succeed, surround yourself with your tribe—people who support you.”

    (成功したいなら、自分を応援してくれる仲間たちのそばにいなさい。)


ビジネスシーンでの例 (ややフォーマル)


  1. “Our marketing team has created a loyal tribe of customers over the years.”

    (私たちのマーケティングチームは、長年にわたり忠実な顧客グループを作り上げてきた。)


  2. “We need to understand the local tribes’ customs before initiating our project.”

    (プロジェクトを始める前に、現地の部族の習慣を理解する必要がある。)


  3. “Building a brand tribe requires consistent engagement with the target audience.”

    (ブランドのファンコミュニティを育てるには、ターゲット層との継続的な交流が欠かせない。)


学術的/専門的な例 (フォーマル)


  1. “Anthropologists study how different tribes develop social structures and customs.”

    (人類学者は、異なる部族が社会構造や習慣をどのように発展させるかを研究する。)


  2. “The tribe’s oral tradition preserves its history without written records.”

    (その部族の口承文化は、文書記録なしでも歴史を守り続けている。)


  3. “In some regions, tribes negotiate territorial rights through traditional councils.”

    (地域によっては、部族が伝統的な評議会を通じて領土権を交渉することがある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “clan”(氏族、大家族的グループ)


    • より家族的・血縁的つながりを強調することが多い。スコットランドの氏族など。


  2. “community”(コミュニティ、共同体)


    • より広義で人々の集まり全般を指す。共有するものが必ずしも血縁とは限らない。


  3. “group”(集団)


    • 意味の幅が非常に広く、単に複数人のまとまりを表す。


反意語


  • 明確な反意語はありませんが、例えば “individual” (個人) は「集団」の反意的存在に近いイメージです。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /traɪb/


  • アメリカ英語 (GA) でもイギリス英語 (RP) でも発音・アクセントはほぼ同じです。

  • 強勢は “tri-” の部分に置かれ、“-be” の音は短い [b] と [ə] に近い(ただし [ə] はほぼ聞こえない短い音)

よくある発音の間違い


  • “trive” や “trib” と聞いてしまうなどの混同。

  • 母音の “ai” 部分を短く発音してしまい、/trɪb/とならないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「tribe」を “tribe” 以外に書き間違えてしまうケース(“trib” など)がまれにあります。

  • 同音異義語との混同: /traɪb/ と同じ音を持つ単語はほとんどありませんが、 “try” /traɪ/ と混同しないように注意しましょう。

  • TOEIC・英検など試験対策: 文化や社会に関する文章に出てくる可能性があります。特にリーディングセクションで、先住民や過去の歴史に触れる文脈で出題されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「トライブ」は「トライ+ブ」と覚えて、 “try” と “be” を合わせたものと(こじつけですが)イメージすると少し覚えやすいかもしれません。

  • また、自分の仲間を “my tribe” と呼ぶことから、「集団」「ファミリー」「繋がり」というキーワードを思い浮かべると記憶に残りやすいです。

  • 大きいファミリーや古代社会のイメージ映像(たとえば縄文人やインディアンが輪になっている場面)を頭に描きながら覚えると、言葉の意味がより鮮明になります。


以上が、名詞 “tribe” に関する詳細な解説です。自分に合ったイメージや暗記法を活用しながら学習し、文脈に応じた使い方をマスターしてください。

意味のイメージ
tribe
意味(1)

《集合的に》《単数・複数扱い》部族

意味(2)

《しばしば軽べつして》(…の)仲間,集団,連中《+of+名》

意味(3)

(動植物の)族(family(科)と genus(属)の間の分類単位)

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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