cooperative
1. 基本情報と概要
英単語: cooperative
品詞: 形容詞 (adjective)
意味 (英語): willing to help or work together with others.
意味 (日本語): 他人と協力する意欲がある、協力的な。
「cooperative」は、人と一緒にうまく物事を進める、協力しやすい雰囲気を表すときに使われる形容詞です。例えば、「チームワークが取りやすい」「共同作業で協力的」というニュアンスを持ちます。
活用形
- 形容詞: cooperative
- 副詞形: cooperatively (協力的に)
- 名詞形: cooperation (協力)、cooperative (名詞としては「協同組合」という意味も持ちます)
CEFRレベルの目安: B2 (中上級)
英語学習中・上級レベルで学ぶ単語で、文書や会話の場面でも使われるややフォーマルな単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: co- (共に、一緒に)
- 語幹: oper (ラテン語の「働く(work)」に由来)
- 接尾語: -ative (形容詞化する役割)
「co-」は「共に」「一緒に」というニュアンスを与えます。「oper」は「働く」の意味を持つ語幹。「-ative」は形容詞化させる働きをするため、全体として「一緒に働く姿勢のある」という意味をもたらします。
関連語や派生語
- cooperate (動詞): 協力する
- cooperation (名詞): 協力
- cooperatively (副詞): 協力的に
- uncooperative (形容詞): 非協力的な
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- cooperative attitude
- 日本語訳: 協力的な態度
- 日本語訳: 協力的な態度
- cooperative spirit
- 日本語訳: 協力の精神
- 日本語訳: 協力の精神
- cooperative approach
- 日本語訳: 協力的なアプローチ
- 日本語訳: 協力的なアプローチ
- highly cooperative
- 日本語訳: 非常に協力的な
- 日本語訳: 非常に協力的な
- remain cooperative
- 日本語訳: 協力的な状態を保つ
- 日本語訳: 協力的な状態を保つ
- be less cooperative
- 日本語訳: あまり協力的ではない
- 日本語訳: あまり協力的ではない
- cooperative team environment
- 日本語訳: 協力的なチーム環境
- 日本語訳: 協力的なチーム環境
- mutually cooperative relationship
- 日本語訳: 相互に協力し合う関係
- 日本語訳: 相互に協力し合う関係
- encourage cooperative behavior
- 日本語訳: 協力的な行動を促す
- 日本語訳: 協力的な行動を促す
- cooperative venture/project
- 日本語訳: 共同事業/共同プロジェクト
- 日本語訳: 共同事業/共同プロジェクト
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の“cooperārī” (co- + operārī「働く」) に由来し、「一緒に働く」という概念を持っています。元々は「協力して行動する」という意味を表し、現代英語では人格的な協力性を表す形容詞として使われます。
ニュアンスと使用時の注意点:
- 「cooperative」は相手と協力する意思がある様子を肯定的に示す単語です。
- 日常会話からビジネス、フォーマルな場面まで幅広く使えますが、ビジネスや学術的な文脈ほどややフォーマルな響きがあります。
- 「cooperative」を使うときは、自発的に協力する姿勢があるかを強調するニュアンスが含まれます。
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞: 形容詞 (adjective)
- 文中での位置: 主に名詞の前に置いて、「cooperative person」「cooperative effort」のように修飾語として使われます。補語としては「He is cooperative.」のように使えます。
- 可算・不可算: 形容詞なので数えられる・数えられないの区別はありません。
- フォーマル / カジュアル: どちらにも使えますが、ビジネスやフォーマルシーンでも問題なく通用します。
一般的な構文例
- (主語) + (be動詞) + cooperative.
- 例: “He is cooperative.” (彼は協力的だ)
- 例: “He is cooperative.” (彼は協力的だ)
- (形容詞として名詞を修飾)
- 例: “We appreciate your cooperative attitude.” (あなたの協力的な態度に感謝します)
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“My roommate is very cooperative; we share the chores without any trouble.”
- (ルームメイトはとても協力的で、家事を分担するのに全く問題がありません。)
“Could you be a bit more cooperative and help me clean the living room?”
- (もう少し協力的になって、リビングの掃除を手伝ってもらえますか?)
“I'm lucky my neighbors are cooperative about recycling.”
- (近所の人たちがリサイクルについて協力的で助かっています。)
ビジネス (3例)
“We need a cooperative approach to meet the project deadline.”
- (プロジェクトの締め切りに間に合うよう、協力的な取り組みが必要です。)
“Our team found the client to be highly cooperative during the negotiation.”
- (交渉の間に、クライアントは非常に協力的だとわかりました。)
“A cooperative attitude among colleagues can significantly improve productivity.”
- (同僚同士の協力的な態度が、生産性の大幅な向上につながります。)
学術的な文脈 (3例)
“In cooperative learning settings, students thrive by sharing knowledge.”
- (協同学習の場では、学生は知識を共有することで成長していきます。)
“A cooperative strategy is essential in interdisciplinary research projects.”
- (学際研究プロジェクトでは協力的な戦略が不可欠です。)
“The study highlights the benefits of cooperative behavior in social organisms.”
- (この研究は社会的生物における協力行動の利点を強調しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- collaborative (協力的な、共同作業の)
- 「cooperative」とほぼ同義ですが、より「一緒に生み出す」「共同制作する」というニュアンスが強い。
- 「cooperative」とほぼ同義ですが、より「一緒に生み出す」「共同制作する」というニュアンスが強い。
- supportive (支援的な)
- 「cooperative」が「一緒に働く意欲」を示すのに対し、「supportive」は「助けになる、支援的」という点を強調。
- 「cooperative」が「一緒に働く意欲」を示すのに対し、「supportive」は「助けになる、支援的」という点を強調。
- helpful (助けになる)
- よりカジュアルで直接的に「役に立つ」「助けになる」の意味。
- よりカジュアルで直接的に「役に立つ」「助けになる」の意味。
- obliging (親切に手助けしてくれる)
- 協力することに前向き、親切心を伴うニュアンスが強い。
反意語
- uncooperative (非協力的な)
- stubborn (頑固な)
- obstinate (強情な)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (アメリカ英語): /koʊˈɑːpərətɪv/
- IPA (イギリス英語): /kəʊˈɒpərətɪv/
強勢は “co-op-er-a-tive” の “op” の部分に置かれます。
- アメリカ英語では「コウアーパラティブ」のように “oʊ” と “ɑː” の音がやや長く感じられます。
- イギリス英語では “kəʊ” のように「コウ」寄りの音になります。
- つづりが “cooperative” で “a” と “o” が並んでいるため、スペルを誤りやすいので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cooperative” の中の “o” と “a” を入れ替えて “coaportive” などと書いてしまうミスに注意。
- 同音異義語との混同: 発音的に「cooperator」など別の派生語と混ざる可能性があるので文脈でしっかり確認。
- 試験対策: TOEICや英検などでも、ビジネス文脈の語彙力を問う問題で出やすい単語です。メール文面やリスニングパートでの「協力姿勢」を示すフレーズとして印象に残りやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “co-” = “一緒に” と “operate (働く)” → “一緒に働く人” → 協力的。
- スペルのポイントは “co + oper + a + tive” と分解して覚えるとミスを減らせます。
- 「協力する」というイメージで、実際に誰かと一緒に何かをしているシーンを思い浮かべると記憶に残りやすいです。
相手と気持ちよく仕事を進める場面や、プロジェクトで皆が協力する姿勢を示すときに「cooperative」を使ってみてください!
協力的な,助けになる
協力の,協同の
協同組織の