最終更新日:2025/10/28
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無担保の / 施錠されていない / 安全でない

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元となった辞書の項目

unsecured

形容詞

無担保の / 施錠されていない / 安全でない

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施錠されていないドアは、誰でも建物に入れるようになっていた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: unsecured

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): not protected or guaranteed; not secured by collateral or safety measures

意味(日本語): 「保護されていない」「安全に確保されていない」「担保がない」などの意味を持つ形容詞です。例えば、データが暗号化されていなかったり、ローンに担保がなかったりする場合に使われます。ビジネスでは「無担保の○○」という意味でよく登場します。

「何かが物理的にも心理的にも、あるいは経済的にも安全策がない状態」で使われるニュアンスの単語です。たとえば “unsecured loan” なら「無担保ローン」などを指します。

活用形

形容詞なので基本的に形の変化はありません。“more unsecured” や “most unsecured” と言うことはかなり稀です。比較級や最上級を使う場合は文脈によって “less secure” / “least secure” と表現するほうが自然です。

他の品詞形


  • “secure” (動詞/形容詞): 安全を確保する(動詞)、安全な(形容詞)

  • “secured” (形容詞): 担保がついた、保護された

  • “security” (名詞): 安全、警備、保障

CEFRレベル: B2(中上級)

B2レベル: 日常の多くの話題を理解でき、ビジネス文書にも一定の対応ができるレベル。ただし、少し専門的な金融やIT分野でも目にする単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: “un-” (否定・逆を表す)

  • 語幹: “secure” (安全な、確保する)

  • 接尾語: “-ed” (形容詞形・過去分詞形を作る)

「un-」が付くことで、「安全ではない」「確保されていない」「担保がない」という意味になります。

関連する単語/派生語


  • “insecure” (形容詞): 不安定な、自信がない

  • “secured bond” (名詞): 担保付き債券

  • “security measures” (名詞): 安全対策

よく使われるコロケーション10選


  1. unsecured debt … (担保のない負債)

  2. unsecured loan … (無担保ローン)

  3. unsecured network … (保護されていないネットワーク)

  4. unsecured data … (保護されていないデータ)

  5. remain unsecured … (保護されずにいる、保護策が取られていない状態である)

  6. unsecured area … (安全措置のないエリア)

  7. unsecured device … (保護されていないデバイス)

  8. unsecured connection … (保護されていない接続)

  9. unsecured bond … (無担保社債)

  10. unsecured portal … (安全対策のないポータルサイト)


3. 語源とニュアンス

“secure” はラテン語の「securus (安全な)」に由来し、 “un-” が付いて否定形になっています。もともとは「不安のない状態」を意味していたところから発展し、「安全な、保証された」という意味になりました。そこに否定形が付いて「安全でない、保証されていない」というニュアンスを持つようになりました。

現代英語では金融(無担保のローン、債券など)やITセキュリティ(暗号化やアクセス管理の不足)などでよく用いられます。文書内で使われることが多く、会話でもビジネスや専門的な文脈で多用されます。


  • 使用時の注意点:


    • ビジネス文脈で使うと「無担保の」という金融用語的ニュアンス

    • IT文脈では「暗号化されていない」「安全策が施されていない」というニュアンス

    • 口語的にはあまり使わず、ややフォーマル~ビジネス・専門的な印象を与えます



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞の位置: 通常、修飾する名詞の前に置きます。例: “unsecured loan,” “unsecured network”

  • 可算・不可算: 形容詞自体なので名詞の可算・不可算とは直接関係しません。修飾名詞に依存します。

  • 構文例:


    • “This is an unsecured connection.”

    • “We cannot proceed with an unsecured loan.”


フォーマル・カジュアルの使い分けとしては、上記のようにビジネスメールや書類の中で使われることが多いです。カジュアルな口語では「not secure」という形で説明するほうが自然な場合もあります。


5. 実例と例文

① 日常会話


  1. “Be careful using unsecured Wi-Fi at the café.”


    • カフェの保護されていないWi-Fiを使うときは気をつけてね。


  2. “That door is still unsecured. Let’s lock it.”


    • ドアがまだ施錠されていないよ。鍵をかけよう。


  3. “My phone was on an unsecured network and now I’m worried about my data.”


    • 携帯が保護されていないネットワークに接続していたから、データが心配だよ。


② ビジネスシーン


  1. “We should never send confidential information through an unsecured channel.”


    • 機密情報は保護されていない経路で送ってはいけません。


  2. “Apply for an unsecured loan only if you have a stable income.”


    • 安定した収入がある場合にのみ、無担保ローンを検討しましょう。


  3. “The servers are unsecured, which poses a significant risk to our operations.”


    • サーバーが保護されていない状態にあり、事業運営上大きなリスクになっています。


③ 学術的・専門的文脈


  1. “Unsecured bonds are often issued by companies with a solid credit rating.”


    • 無担保社債は、信用格付けの高い企業によってしばしば発行されます。


  2. “Researchers warned about the dangers of unsecured databases online.”


    • 研究者たちは、オンライン上で保護されていないデータベースの危険性を警告しました。


  3. “An unsecured system can be more vulnerable to cyberattacks.”


    • 保護されていないシステムはサイバー攻撃に対して脆弱になりやすいです。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “unprotected” (無防備な)


    • より一般的に「防御策がない」という意味。ITや物理的な防御も含む。


  2. “insecure” (不安定な/安全が確保されていない)


    • 心理的な「不安定さ」を指す場合もあり、ニュアンスが広い。


  3. “exposed” (むき出しの、さらされた)


    • 危険に直面しているイメージが強い。


反意語 (Antonyms)


  1. “secured” (保護された、担保付きの)


    • 金融、IT問わず、「安全策がある」や「担保のある」


  2. “protected” (保護されている)


    • フィジカル、IT、法律面など幅広く使用される。


これらの違いとして、「unsecured」は「安全対策がされていない」「担保がない」という点にフォーカスした言い方です。金融やセキュリティで特に使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米国英語): /ˌʌn.səˈkjʊr(d)/

  • IPA(英国英語): /ˌʌn.sɪˈkjʊəd/

アクセント位置: “un-se-CURED” のように「-cured」の部分に強勢があります。

よくある発音の間違い:


  • [kj] の音を [k] としっかり発音しない

  • “un-secured” と区切る場合の音のつながりに注意する


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “unsecure” と書きがちですが、正しくは “unsecured” (語尾に -d が付く)。

  • 同音/類似表現との混同: “insecure” (心理的に不安定な・安全対策がない) と混同することがありますが、金融やIT文脈で「担保がない」意味を強調したいときは “unsecured” を使います。

  • 試験対策: TOEICなどのビジネス英語試験や英検準1級〜1級で、金融・セキュリティの文脈において「unsecured bond/loan」などの語彙問題や長文読解に出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語un-は「否定、逆」を表す → secure = 安全 → unsecured = 安全(担保)がない

  • 「あ、un-だ、安全じゃないやつ!」とイメージすると覚えやすいです。

  • 金融・IT分野で特に頻出のため、「担保なしローン」「保護のないネットワーク」とセットでインプットすると定着しやすいでしょう。

“unsecured” は、特にビジネス文書やIT用語として触れる機会が多い単語です。無担保ローンを表す “unsecured loan” や、保護されていないネットワークとしての “unsecured network” を一緒に覚えると記憶に残りやすくなります。

意味のイメージ
unsecured
意味(1)

無担保の《借金》

意味(2)

施錠されていない《ドア・窓など》

意味(3)

安全でない

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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