最終更新日:2025/11/16
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保険業者 / 証巻引受業者

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元となった辞書の項目

underwriter

保険業者 / 証巻引受業者

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保険業者はリスクを評価し、保険料を決定しました。

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解説

以下では、英単語underwriterについて、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語での意味


  • Underwriter:保険や金融などの分野で、リスクを評価し、その契約を引き受けたり、証券の引受を行う人や会社。

日本語での意味


  • 「アンダーライター」:保険契約の引受審査を行う担当者もしくは企業や、株式や債券の募集・売り出しを代行して支援する会社(証券のアンダーライター)のことです。

    「保険契約を引き受ける人(企業)」や「証券発行を引き受ける人(企業)」とも言えます。こういう場面で使われることが多く、ビジネスや金融の文脈では「引受人」と訳されることもあります。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 一般的に「underwriter」は可算名詞として扱われます。複数形は「underwriters」となります。


    • 単数形: underwriter

    • 複数形: underwriters


他の品詞形


  • 派生として、動詞の形で「to underwrite」という表現があります。


    • 意味: 保険引受をする、(株式や債券などの)引受をする、保証をする など


  • 形容詞形は特に一般的ではありませんが、その行為を形容したいときは「underwriting + 名詞」のように使われることがあります(例: underwriting skills)。

CEFRレベル


  • B2 (中上級)

    金融やビジネス関連の専門用語ですので、中上級レベル以上の単語として扱われることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語:特にありません(「under-」は英語の接頭語「下に」という意味をもつ場合がありますが、underwriterの由来としては「下に署名する」という古い用法に関連)。

  • 語幹:write(書く)

  • 語尾:-er(人や道具を表す語尾)

元々は「保険証書などに名前(署名)を“書く”人」を指す言葉なので、「under + write + er」がまとまって「underwriter」という単語になったとされています。

他の単語との関連性


  • Underwrite (動詞) : 保険・証券を引き受ける

  • Underwriting (名詞形) : 引受業務

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. insurance underwriter

    (保険の引受人/保険会社の引受審査担当)


  2. mortgage underwriter

    (住宅ローンの引受審査担当)


  3. lead underwriter

    (主幹事引受業者/主引受人)


  4. underwriter agreement

    (引受契約)


  5. underwriter's commission

    (引受手数料)


  6. underwriter syndicate

    (引受シンジケート)


  7. securities underwriter

    (証券の引受業者)


  8. preliminary underwriting

    (事前引受審査)


  9. underwriter guidelines

    (引受規定)


  10. risk underwriter

    (リスク引受担当者)



3. 語源とニュアンス

語源

Underwriterは、もともと16世紀ごろに船舶保険の文脈で「リスクを負担する旨の書類の“下に署名(under-write)をする人」を指したのが始まりです。保険証書に「名前を書いて責任を引き受ける」ことから、「underwriter」という言葉が生まれました。

微妙なニュアンス


  • 金融や保険など、かなり専門的・フォーマルな場面で使われる傾向があります。

  • 文章やビジネス文脈で多用され、日常会話で使われる例はあまり多くありませんが、ローン審査・保険契約など身近な分野でも出てくる可能性があります。

使用時の注意点


  • 高度に専門的な用語なので、使用シーンを選びます。会話で使う場合も、相手が金融・保険業界に通じている場合や、業界文脈でなら自然です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使われる場合は可算名詞です。

    例: He works as an underwriter at a major insurance company.

  • 動詞形「to underwrite」は他動詞であり、「何を引き受けるのか」が目的語になります。

    例: The bank agreed to underwrite the bond issue.

イディオム・一般的な構文


  • to serve as an underwriter : ~としての引受業務を行う

  • to act as lead underwriter : 主幹事引受人として活動する

フォーマル/カジュアル


  • 金融や保険などの正式書類やビジネス書類で使うことが多い、非常にフォーマル寄りの単語です。

  • カジュアルではほぼ登場しません。


5. 実例と例文

日常会話(多少専門的な場面を想定)


  1. My friend works as an insurance underwriter, and he says it's pretty challenging.

    (私の友人は保険のアンダーライターとして働いていて、結構大変だと言っています。)


  2. I had to talk to the underwriter about my home loan application.

    (住宅ローンの申し込みで、アンダーライターと話さなければならなかった。)


  3. I found out the underwriter approved my insurance policy today.

    (今日、保険のアンダーライターが私の契約を承認してくれたことがわかりました。)


ビジネス


  1. The investment bank acted as the lead underwriter for our IPO.

    (私たちのIPOでは、その投資銀行が主幹事引受人として活動しました。)


  2. Underwriters typically assess the company's financial health before agreeing to underwrite a stock offering.

    (アンダーライターは通常、株式の引受を引き受ける前に、企業の財務状況を評価します。)


  3. Our underwriter provided a detailed report on the risks involved in the new venture.

    (私たちのアンダーライターは、新規事業に伴うリスクに関する詳細なレポートを提出してくれました。)


学術的・専門的文脈


  1. Historically, marine underwriters at Lloyd's of London played a pivotal role in global trade.

    (歴史的に、ロンドンのロイズの船舶保険アンダーライターは世界貿易で重要な役割を果たしてきました。)


  2. Recent studies examine how underwriters price corporate bonds under different market conditions.

    (最近の研究では、アンダーライターがさまざまな市場環境でどのように社債を価格設定するかを調査しています。)


  3. The discipline of underwriting requires a solid understanding of statistical models and actuarial science.

    (引受業務の分野では、統計モデルやアクチュアリー学の確かな知識が求められます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. insurer(保険会社・保険業者)


    • 「保険を提供する会社・人」を指す点で似ていますが、一般的に「保険全体を提供するentity」を指すことが多いです。


  2. guarantor(保証人)


    • 保証を行うという点で似ていますが、保険・金融の専門的な「引受」は含みません。


  3. sponsor(スポンサー)


    • 資金出資やプロジェクトの支援をする意味を持ちますが、リスクの引受という専門的な意味合いは強くありません。


反意語


  • subscriber(加入者)


    • (あるサービスや証券に)加入する側であり、リスクを負う「引受人」の逆の立場になります。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA


  • イギリス英語: /ˈʌn.də.raɪ.tər/

  • アメリカ英語: /ˈʌn.dɚ.raɪ.tɚ/

アクセント


  • 強勢(アクセント)は最初の音節 un に置かれます。

  • under-WRITER ではなく、「UN-der-writer」のように発音します。

よくある発音の間違い


  • アンダー“ライター” と「ライター(lighter)」を混同しないように注意が必要です。

  • rt の音が近い場合、誤って「アンダーライタ」と音が曖昧になることがあるので気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングは「under + writer」で、間に「w」が抜けないよう注意してください(underriterなどのミスに注意)。

  • 「under lighter」と書き間違えることは避けましょう。

  • 同音異義語として rewrite などがまぎらわしい場合がありますが、意味はまったく異なります。

  • ビジネスや金融関連の資格試験(TOEICやビジネス英語試験など)で登場する可能性があります。引受(underwriting)、引受人(underwriter)など、金融専門用語として出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「リスクの“下”に署名を書いて引き受ける人」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • 「在庫(stockやbond)を“抱える(引き受ける)”」という感覚で、「下に書く (=署名する)」 → リスクにサインして責任を負う、とイメージするとわかりやすいです。

  • スペルのポイントは「under + w + r + i + t + e + r」です。特に w から始まる writer の綴りが崩れないよう気をつけましょう。


以上がunderwriterの詳細解説です。保険・金融・証券などの分野で頻出する言葉なので、これらの背景知識とともに覚えておくと、実際のビジネス文書やニュースを読む際に役立ちます。

意味のイメージ
underwriter
意味(1)

保険業者

意味(2)

証巻引受業者

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