最終更新日:2025/11/24
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【動/他】《...で》を突く,を押す《with ...》 / 《...するよう》に促す, を駆り立てる《to do/into doing》【名/C】突くこと / 突き棒 / 《...からの》(行動への)刺激;促進《from ...》

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元となった辞書の項目

prod

【動/他】《...で》を突く,を押す《with ...》 / 《...するよう》に促す, を駆り立てる《to do/into doing》【名/C】突くこと / 突き棒 / 《...からの》(行動への)刺激;促進《from ...》

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牛を動かすためには、牛を突かなければならない。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: prod

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞)、名詞

英語での意味


  • (動詞) To poke or push someone or something with a finger, foot, or pointed object; to stimulate or urge someone to take action.

  • (名詞) A poke or a push; an encouragement or stimulus to make someone do something.

日本語での意味


  • (動詞) つつく、突く、刺激を与える、行動を促す

  • (名詞) つつくこと、(行動を促す)刺激

「prod」は「相手を軽く突きながら行動を促す」ようなニュアンスを持つ単語です。何かの実行を思い出させる、背中を押す、軽くプッシュするイメージで使われます。

活用形


  • 現在形: prod

  • 過去形: prodded

  • 過去分詞: prodded

  • 現在分詞・動名詞: prodding

他の品詞の例


  • 名詞: a prod (例: “He gave me a prod in the right direction.”)

  • ※形容詞、副詞形は一般的には存在しません。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 「poke」や「push」など基本的な単語を知っている学習者が、より具体的な語感やニュアンスを付け足して表現したいときに習得するとよい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語: 特に明確な接頭語・接尾語はありません。

  • 語幹: “prod” - 「突く」「押す・刺激する」を表すコアの意味を持ちます。

関連語や派生語


  • prodding (動名詞/形容詞的に用いられることも): つつくこと、うながすこと

  • prodder (名詞): つつく道具、あおる人 (あまり一般的ではありません)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. prod someone into action (人を行動に駆り立てる)

  2. prod with a finger (指でつつく)

  3. give someone a prod (誰かを軽く後押しする)

  4. need a little prod (少しの後押しが必要)

  5. prod at the fire (火かき棒で火をいじる)

  6. gently prod someone (やんわりと促す)

  7. prod him to speak up (彼に口を開くようにうながす)

  8. prod memories (記憶を呼び起こすよう促す)

  9. mental prod (頭の中でちょっとしたきっかけ・刺激)

  10. prod a horse (馬を軽く突いて(駆り立てる))


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 16世紀頃から使われ始めたとされ、古期英語の “prōdde” 由来とも言われますが、はっきりとした起源は不明です。もともとは「先の尖った棒で突く」という実際的な意味から派生しています。

  • ニュアンス: 「ちょっと背中を押してあげる」「軽く刺激情報を与えて行動させる」という感じで、強い押し付けというよりは、ややソフトに“つつく”イメージがあります。

使用時の注意点:


  • 「poke」よりはやや「促す」意味が強く、特に「行動に移させる」というニュアンスを含みます。

  • 口語、文章ともに使われますが、「大げさに強く押し付ける」というよりも軽い響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞の用法(他動詞・自動詞):


    • 他動詞: “I prodded him to make a decision.”(彼に決断するよう促した)

    • 自動詞: 稀ではありますが、文脈によって「押す/突く動作をする」という意味で使われることがあります。


  • 名詞用法: “He gave me a prod on the shoulder.”(彼は私の肩をつついた)。

一般的な構文やイディオム例


  • “to prod someone into doing something” (人に何かをするように促す)

  • “to prod at something” (何かをちょんちょん突くように動かす)

フォーマル/カジュアルの度合い


  • フォーマル度: ややカジュアル寄り。ビジネス場面や公式文書でも意味的に問題ない場合は使われますが、基本は日常会話や軽い文章でよく使われる表現です。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Can you prod me when it’s time to leave?”

    (出発時間になったら軽く声をかけてくれない?)


  2. “I had to prod him to clean his room.”

    (私は彼に部屋を掃除するよう促さなきゃならなかった。)


  3. “Just give me a quick prod if I forget.”

    (もし私が忘れていたら、ちょっと教えて。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need to prod the team to finish the report before the deadline.”

    (チームが締め切り前にレポートを仕上げるよう促す必要がある。)


  2. “A gentle prod might encourage our partner to respond.”

    (軽く促すことで、パートナーから返事をもらえるかもしれない。)


  3. “He prodded the client to consider the new proposal.”

    (彼はクライアントに新しい提案を検討するように働きかけた。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Their findings prod us to reassess our previous assumptions.”

    (彼らの研究結果は、我々が以前の仮定を再評価するように促す。)


  2. “This experimental data prods scientists to explore alternative theories.”

    (この実験データは科学者たちに代替の理論を探究するよう示唆している。)


  3. “New evidence can prod a paradigm shift in the academic community.”

    (新たな証拠は学界におけるパラダイムシフトを促すことがある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. poke(突く)


    • “poke”は単に「物理的につつく」行為を指すことが多く、「行動を促す」という意味合いはやや弱め。


  2. spur(駆り立てる)


    • “spur”は「刺激する、奮い立たせる」という意味合いが強く、馬の“拍車”に由来するため、わりと強いニュアンスがある。


  3. urge(強く促す)


    • “urge”は「熱心に説得する」イメージがあり、“prod”よりも強い表現。


  4. nudge(軽く肘でつつく)


    • “nudge”は肘などで軽くつついて注意を引く感じ。“prod”と似たニュアンスだが、よりソフト・控えめ。


反意語


  • discourage(思いとどまらせる)


    • “prod”の「促す」とは逆に、「行動を抑える/思いとどまらせる」という意味。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /prɒd/ (ブリティッシュ英語)、/prɑːd/ or /prɑd/ (アメリカ英語)

  • 強勢(アクセント): 単音節語なので特にアクセントの移動はありません。

  • アメリカ英語とイギリス英語: アメリカ英語では “プロッド”というイメージ、イギリス英語では口をやや狭めに “プロッド”と発音します。

  • よくある発音ミス: /prɒd/ の “r” を発音しない、あるいは /o/ → /a/ 音の混同など。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “prod” の代わりに “prud” などと書いてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: ほぼありませんが、短い語なので打ち間違えに注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのテストでは、単語問題や長文読解で「行動を促す」「つつく」という文脈での出題可能性があります。

  • 用法の誤用: “prod” を強制力の強い「押し付ける」意味と混同しないように注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「プロッド」と発音し、短い音なので「突っつく」「ちょこちょこ促す」というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • 「ちょっとした刺激を与える」という視覚イメージを関連付ければ、学習者にとって印象に残ります。

  • シンプルに「プロっと背中を押す=prod」とイメージすると思い出しやすいでしょう。


軽く人を“つつく”ように言動を促すときに便利な単語です。試験や実践的なコミュニケーションで、相手に“もうひと押し”が必要な時に使ってみましょう。

意味のイメージ
prod
意味(1)

突き刺す(つつく)こと

意味(2)

刺し針,突き棒

意味(3)

(一般に)刺激

意味(4)

(先のとがったもので)…‘を'突き刺す,つつく《++with+

意味(5)

…‘を'刺激する,呼び起こす;〈人〉‘を'励まして(…を)促す《+名〈人〉+to*(into)+(doing*)》

意味(6)

(…を)突く,つつく《+at+

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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