最終更新日:2025/11/10
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〈U〉(…の)分割,区分《+of+名》 / 〈C〉(分割された)部分 / 〈C〉仕切り壁 / (…に)…‘を'分割する,分配する《+名+into+名》 / …‘を'仕切る,区切る《+off+名,+名+off》

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元となった辞書の項目

partition

〈U〉(…の)分割,区分《+of+名》 / 〈C〉(分割された)部分 / 〈C〉仕切り壁 / (…に)…‘を'分割する,分配する《+名+into+名》 / …‘を'仕切る,区切る《+off+名,+名+off》

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部屋は2つのパーティションに分割されていた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: partition

品詞: 名詞, 動詞


意味 (英語・日本語)


  • 名詞 (noun): “partition” は「something that divides one area or entity from another」(ある領域を別の領域に区切る・仕切るもの)という意味です。

    日本語では「仕切り」「分割」「区切り」「隔壁」などを指します。物理的・空間的に隔てたり、抽象的に区分する場合にも使われます。たとえば、部屋を仕切る壁や、データを分割する行為にも使われます。こういう場面で使われるときは「領域を分ける」というニュアンスがあります。


  • 動詞 (verb): “to partition (something)” は、「〜を分割する」「〜を仕切る」「仕切りをつける」という意味です。

    ものごとを部分に分ける行為全般に使われる動詞です。


「partition」は、物理的にも抽象的にも「部分に分ける・分割する」文脈で使われます。会話ではややフォーマルよりの印象がありますが、ビジネスやIT、学術でもよく見かける単語です。


単語の活用形


  • 名詞形: partition (可算名詞)

  • 動詞形: partition, partitions, partitioned, partitioning


他品詞の例


  • 形容詞形: “partitional” (あまり一般的ではありませんが「分割の」という形容詞として使われることがあります。)

  • 派生名詞: “partitioner” (分割する人・装置) など。


CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • A1: 超初心者

  • A2: 初級

  • B1: 中級

  • B2: 中上級 ← 「partition」は少し専門めの文脈やフォーマルな場面で出現する単語なので、B2レベルに相当すると考えられます。

  • C1: 上級

  • C2: 最上級


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「partition」は、ラテン語の “partitio”(「分割」)に由来しています。

  • 語幹 “part” は「部分」を意味し、接尾語 “-tion” は「状態・行為」を表すラテン系の名詞形成接尾辞です。

関連語や派生語


  • partial (形容詞: 部分的な) … “part”から派生

  • part (名詞/動詞: 部分/分ける)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “partition wall” – 仕切り壁

  2. “partition screen” – パーティション用のスクリーン

  3. “hard disk partition” – ハードディスクのパーティション

  4. “to partition the room” – 部屋を仕切る

  5. “partition of a country” – 国の分割

  6. “partition function” – (数学・物理) 分配関数

  7. “partition plan” – 分割案

  8. “partition panel” – 仕切り用パネル

  9. “partition agreement” – 分割協定

  10. “to create a partition” – パーティションを作る (特にOSやコンピュータの文脈)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “partitio” → フランス語 “partition” → 中世英語を経て現代英語の “partition” に。

  • 歴史的にも「部分に分ける・分配する」という行為を指す言葉として使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「division」とほぼ同義ですが、特に「仕切り」「区画」を物理的に設定する場合や、行政上・法律上などで「分割する」というニュアンスが感じられるときによく使われます。

  • フォーマルな文脈での使用が多いですが、カジュアルでも「部屋を仕切る」という際などに使われることがあります。

  • コンピュータ関連や学術(数学・物理学)では専門用語としても頻繁に登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての用法


    • 可算名詞(特定の仕切りや分割を指定する場合 “a partition” / “the partition” として扱われる)

    • 例: “We installed a partition in the office.”


  2. 動詞としての用法


    • 他動詞: “to partition something” (何かを分割する)

    • 例: “The country was partitioned after the war.”


  3. イディオムや構文の例


    • “partition off”: 「(部屋やスペースを) 仕切って区画を作る」


      • 例: “They partitioned off the large area into smaller sections.”



フォーマル/カジュアルの特徴


  • フォーマル文脈: 法律文書、契約書、学術論文など

  • カジュアル文脈: 家族や友人との会話で「パーティション(仕切り)を買った」という軽い場面など


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “We decided to partition off the living room to create a small study area.”


    • リビングを仕切って小さな勉強スペースを作ることにしたんだ。


  2. “I bought a cute folding screen to partition the bedroom from the closet area.”


    • ベッドルームとクローゼット部分を仕切るために、かわいいパーテーションスクリーンを買ったよ。


  3. “Could you help me move this partition? It’s too heavy.”


    • この仕切りを動かすのを手伝ってくれない? 重たくてさ。


ビジネス (フォーマル〜中程度)


  1. “The office layout has been redesigned to include several glass partitions for group discussions.”


    • オフィスのレイアウトが再設計されて、グループディスカッション用のガラス仕切りがいくつか設置されました。


  2. “We need to partition the space to accommodate a new project team.”


    • 新しいプロジェクトチームを受け入れるためにスペースを区切る必要があります。


  3. “A temporary partition will be installed in the conference room during renovation.”


    • 改装中、会議室には仮の仕切りが設置されます。


学術的・専門的 (フォーマル)


  1. “The hardware engineer decided to partition the hard drive into multiple logical volumes.”


    • ハードウェアエンジニアはハードドライブを複数の論理ボリュームに分割することにした。


  2. “In mathematics, a set partition refers to a way of dividing a set into non-empty subsets.”


    • 数学において、集合のパーティションとは、集合を空でない部分集合に分割する方法を指す。


  3. “Historically, the partition of the region led to significant political and cultural changes.”


    • 歴史的に、その地域の分割は政治的・文化的に大きな変化をもたらした。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. division (分割) - 一般的に「2つ以上に分ける」という意味。より幅広い文脈で使われる。

  2. segmentation (区分化) - 主に市場やデータを区切る行為で、ビジネス・生物学・コンピュータなどの文脈でよく使われる。

  3. separation (分離) - 単に「分ける」「離す」というニュアンス。物理的距離だけでなく比喩的にも使われる。

反意語 (Antonyms)


  • union (結合)

  • integration (統合)

  • merger (合併)

これらは「まとめる・合体する」といった文脈で「partition」とは正反対の意味となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /pɑrˈtɪʃən/ (米), /pɑːˈtɪʃən/ (英)

  • アクセントの位置: par-TI-tion の第2音節に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語で若干 [ɑr] と [ɑː] の違いがありますが、大きな相違はありません。

  • よくある間違い: 第2音節の発音が弱くなりすぎて “par-ti-shun” ではなく、アクセントがしっかり “ti” にあることを意識すると通じやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “partition” を “partion” や “partitionn” と書き間違える。

  • 同音異義語との混同: 近い発音の単語はあまりありませんが、「participation (参加)」とは少し似ています。書き取りや速聴で混同しないよう注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検では、ビジネス文脈や技術文脈で出る場合があります(オフィスの仕切りや、プロジェクトの分割など)。

    • 文中で “partition” を動詞として使う例文にも注意しましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “part” + “-tion” = 「部分にする行為」 → 「部分に分ける」

  • 「パーティションは“パートにしよう”」と語呂合わせで覚えると印象に残りやすいかもしれません。

  • 部屋の仕切りや、コンピュータのハードディスクを区切るイメージを持つと覚えやすいです。


以上が “partition” の詳細な解説です。物理的にも抽象的にも使える「分割・仕切る」概念ということを押さえておくと理解が深まります。ぜひ、ビジネスや学術などいろいろなシーンで使ってみてください。

意味のイメージ
partition
意味(1)

〈U〉(…の)分割,区分《+of+

意味(2)

〈C〉(分割された)部分

意味(3)

〈C〉仕切り壁

意味(4)

(…に)…‘を'分割する,分配する《++into+

意味(5)

…‘を'仕切る,区切る《+off+名,++off

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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