最終更新日:2025/10/30
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縦座標,縦軸

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元となった辞書の項目

ordinate

名詞

縦座標,縦軸

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グラフには横軸と縦軸の関係が明確に示されており、データの基礎となるパターンが明らかになりました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: ordinate

品詞: 名詞 (Noun)

CEFRレベル: C1(上級)


  • 数学用語としての専門性が高く、日常会話ではあまり登場しません。数学・座標幾何などの上級レベルの学習や文献に出てくる単語です。

英語での意味


  • (In a Cartesian coordinate system) the y-coordinate, i.e., the vertical coordinate.

    「直交座標系における “y座標” を指す」

日本語での意味


  • 「座標平面における縦軸上の値、つまり y座標」を指します。

    「coordinate の “co-” が付かない形で、yの値を特に指定するときに使われる数学用語です。普段の会話ではあまり使われませんが、数学の文脈なら “y座標” とほぼ同義です。」

派生形


  • 一般的には「ordinate」は名詞として使われることがほとんどです。活用形は特にありません(複数形は “ordinates” になります)。

  • 派生語として、形容詞の “ordinate” は極めて古風・稀な用法で「秩序だった」という意味を持つ場合がありますが、現代ではほとんど見かけません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語根(語幹): 「ordin-」(秩序、整列を意味するラテン語 “ordinare” に由来)

  • 接頭語・接尾語: 専門的な語形では “co-ordinate” の一部として “ordinate” が使われますが、“ordinate” 単独での接頭語・接尾語は目立ちません。

関連語・類縁語


  • coordinate (名詞/動詞)


    • 名詞: 座標

    • 動詞: 調整する、調和させる


  • ordinate axis (名詞)


    • y軸を指す数学用語


  • abscissa (名詞)


    • x座標


コロケーションや関連フレーズ(例)


  1. “the ordinate value” – (その y 座標の値)

  2. “plot the ordinate” – (y座標をプロットする)

  3. “ordinate axis” – (縦軸、y軸)

  4. “horizontal abscissa and vertical ordinate” – (水平の x座標と垂直の y座標)

  5. “read off the ordinate” – (y座標を読み取る)

  6. “the function’s ordinate” – (その関数の y座標)

  7. “ordinate point” – (y 座標に着目した点)

  8. “graph the ordinate against time” – (時間に対してy座標のグラフを描く)

  9. “ordinate data set” – (yデータの集合)

  10. “changing the ordinate scale” – (縦軸の目盛りを変える)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “ordinare” (秩序立てる、整理する) が由来。

  • 歴史的背景: 座標幾何学の分野で、Descartes(デカルト)などが座標の考え方を広める中で、“y座標” を指す語として使用されました。

  • ニュアンス/使用時の注意:


    • 数学文脈では正確に y座標を指すために使われますが、日常会話では「y-coordinate」と言った方が伝わりやすい場合が多いです。

    • 論文や専門家同士の会話では「ordinate」を使用しても問題ありません。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算名詞): 複数形は “ordinates” ですが、一度に複数の “y座標” を言及する場合を除き、あまり使われません。

  • 使用シーン: 数学・工学・統計など、座標やグラフを扱う専門的な文脈でフォーマルに使われることが多いです。

  • 一般的な構文例:


    1. “The ordinate of the point (x, y) is y.”

    2. “Plot the ordinate on the vertical axis.”


  • フォーマル/カジュアル:


    • 極めてフォーマル・専門的な用語。カジュアルな口語では “y-coordinate” を使う方が通じやすいです。



5. 実例と例文

ここでは、なるべく自然かつ多彩な文脈の例文を示します。

A. 日常会話(→ 数学好き同士や学習の文脈で想定)


  1. “I can’t remember if the ordinate is the x value or y value. Could you remind me?”

    (オーディネイトが x の値か y の値か、どっちか思い出せないんだけど、教えてくれる?)


  2. “If you adjust the ordinate scale, you can see the trend more clearly.”

    (y軸の目盛りを調整すると、傾向がもっとはっきり見えるよ。)


  3. “I’ve labeled the ordinate on the graph, so you know which direction is vertical.”

    (グラフにy軸をラベル付けしたから、どっちの向きが縦か分かるよ。)


B. ビジネスの文脈(データ分析やプレゼンなど)


  1. “Our sales data is plotted with months on the abscissa and revenue on the ordinate.”

    (売上データを、x座標に月、y座標に収益としてプロットしました。)


  2. “To highlight the growth trend, increase the scale of the ordinate.”

    (成長傾向を強調するには、y軸のスケールを大きく設定してください。)


  3. “Ensure the ordinate units are clearly marked for each quarter’s report.”

    (四半期ごとのレポートでは、y軸の単位が明確に示されていることを確認してください。)


C. 学術的な文脈(論文や講義など)


  1. “We note that the ordinate of the intersection point is determined by solving the integral equation.”

    (交点のy座標は、その積分方程式を解くことで得られることに留意する。)


  2. “The ordinate typically represents the dependent variable in a two-dimensional plot.”

    (通常、2次元プロットでは、y座標が従属変数を表す。)


  3. “When discussing the curve’s behavior, focus on how the ordinate changes with respect to x.”

    (曲線の挙動を論じる際は、x に対して y座標がどのように変化するかに注目する。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. “y-coordinate” (y座標)


      • 最も一般的に使われる言い方。専門外の人にもわかりやすい。


    2. “vertical coordinate” (垂直座標)


      • 多少説明的であり、図示が必要な場面で使われる。



  • 反意語 (Antonym)


    • “abscissa” (x座標)

    • ordinate は y座標、abscissa は x座標を指す。一対になる単語。


使い分けの例:


  • 一般的な会話やプレゼンでは “y-coordinate” と言う方が相手に伝わりやすい。

  • 数学論文や専門書では “ordinate” がしばしば使われる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɔːr.dɪ.nət/ (アメリカ英語)

  • イギリス英語/アメリカ英語:


    • イギリス英語では /ˈɔː.dɪ.nət/、アメリカ英語では /ˈɔɚ.dɪ.nət/ に近い発音。


  • 強勢(アクセント): 第1音節 “or-” にアクセントがきます。

  • よくある誤り: “or-din-ate” と3音節ではなく2音節しか聞こえない、あるいは “coordinate” と混同するケースがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ordinate” の “di” の部分を “dna” や “dan” としてしまう誤りをする人も。

  • 同音・類似語との混同: “coordinate” と混同して、文章中で誤用しないように注意。

  • 試験対策:


    • 数学系の英語試験などでは “ordinate” と “abscissa” の区別が問われることがあります。

    • 英語一般の検定(TOEIC など)では出題頻度はほぼありませんが、理系科目を扱う資格などでは出る可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント:


    • “Ordinate” は “Order” (整列) と同じラテン語由来なので、「縦方向に“整えるもの”」というイメージを持つと覚えやすいかもしれません。

    • “y座標” と頭の中で結びつけておきましょう。


  • 勉強テクニック:


    • “ordinate” を “y (why?)” とかけて「なぜここにある?」と覚える人もいます。

    • “ordinate” と “abscissa” は対になる言葉なので、セットで覚えると理解しやすいでしょう。


以上が、名詞 “ordinate” の詳細な解説です。普段の会話よりも、数学や統計、データ解析などのシーンで役に立つ専門用語なので、用途に応じて使い分けてください。

意味のイメージ
ordinate
意味(1)

縦座標

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