最終更新日:2025/10/27

【名/C】移住者;渡り鳥【形】移住性の,渡り歩く

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元となった辞書の項目

migrant

【名/C】移住者;渡り鳥【形】移住性の,渡り歩く

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解説

「migrant」の徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: migrant

品詞: 名詞(「移民」または「移住者」の意味) / 形容詞(「移動する」「移住の」という性質を表す場合)

意味(英語):


  • A person who moves from one place to another, especially to find work or better living conditions.

  • Something or someone that migrates (adjective use).

意味(日本語):


  • 「ある土地から他の土地へ移り住む人」のこと。多くは仕事や生活環境の向上を求めて、国や地域を移動するときに使われます。

  • 形容詞としては「移民に関する、移住の」という意味を持ちます。

こういう場面で使われます:


  • 国境を越えて移動する人や、季節的に移動して働く人について話すときに使われます。ややフォーマルな響きがあり、ニュースや行政文書などでも目にします。

活用形:


  • 名詞形: migrant (単数), migrants (複数)

  • 形容詞形: migrant(「migrant worker」など)

他の品詞形:


  • 動詞: migrate(移住する、移動する)

  • 名詞: migration(移住、移動)、immigrant(移住してきた人)

  • 形容詞: migratory(渡りの、移住の)

CEFRレベル: B2(中上級)またはC1(上級)


  • B2: 中上級レベルなので、日常会話でも十分理解・使用可能

  • C1: 上級レベルの単語として、特に学術的あるいはニュースで頻出


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: migr- 「移る」「動く」という意味のラテン語由来の語根 (ex. migrate, migration など)

  • 接尾語: -ant (フランス語やラテン語から派生した名詞・形容詞を作る接尾語)

派生語・類縁語など


  • migrate (動詞): 「移動する、移住する」

  • migration (名詞): 「移住、移動」

  • immigrant (名詞): 「移住してきた人」

  • emigrant (名詞): 「移住していく人」(特定の国から出ていくニュアンス)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. migrant worker (移住労働者)

  2. migrant community (移民コミュニティ)

  3. migrant crisis (移民危機)

  4. migrant population (移民人口)

  5. seasonal migrant (季節労働のための移住者)

  6. economic migrant (経済的理由の移民)

  7. migrant flow (移民の流れ)

  8. migrant status (移民としての身分・地位)

  9. migrant support (移民支援)

  10. migrant rights (移民の権利)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の“migrare” (移動する)に由来し、フランス語を経由して英語に取り込まれたと考えられています。

ニュアンス


  • 「migrant」は、移住の目的が比較的広い(仕事や生活の質の向上など)場合にも使われ、ニュースや国際関係の文脈で見かけます。

  • 「immigrant」というと「入国して移り住んだ人」というニュアンスに焦点があるため、「migrant」とはやや焦点が異なります。

  • 多くの場合フォーマルな文脈で用いられることが多いですが、移住問題が日常的に報道される地域では口語でも聞こえてきます。

注意点


  • 政治的・社会的にセンシティブなテーマで使われることが多いため、状況や文脈を踏まえて使う必要があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使う場合は可算名詞 (a migrant / migrants)。

  • 形容詞で使う場合は限定用法が多く、名詞を修飾(例: migrant worker, migrant communities)。

一般的な構文・イディオム


  • “Many migrants struggle with language barriers.”

  • “He is a migrant worker from Eastern Europe.”

フォーマル/カジュアルの違い


  • 「migrant」という単語自体はややフォーマル寄り。カジュアル表現よりはニュースや記事、アカデミックな文脈でよく見られます。


5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “I've heard there's a new migrant community center opening in our neighborhood.”

    (近所に新しい移民コミュニティセンターができるんだって。)

  2. “Some migrants come here just for the harvest season.”

    (ある移住者は収穫シーズンだけここに来るんだ。)

  3. “She volunteers to help migrant families settle into local schools.”

    (彼女は移民家族が地元の学校になじむ支援をしているんだ。)

ビジネス(3例)


  1. “Our company is considering hiring migrant workers to cope with labor shortages.”

    (当社は労働力不足を補うために移民労働者を雇うことを検討しています。)

  2. “The project involves collaborating with migrant entrepreneurs.”

    (そのプロジェクトは移民起業家との協力を含みます。)

  3. “We need to understand local laws and regulations regarding migrant employment.”

    (移民雇用に関する地元の法律と規制を理解する必要があります。)

学術的(3例)


  1. “Recent studies focus on the socio-economic impact of migrant populations.”

    (最近の研究は移民人口の社会経済的影響に焦点を当てています。)

  2. “Migrant labor dynamics are critical to understanding global supply chains.”

    (グローバルなサプライチェーンを理解する上で、移民労働力の動向は重要です。)

  3. “The dataset includes information on migrant integration policies across Europe.”

    (そのデータセットにはヨーロッパ全域の移民統合政策に関する情報が含まれています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. immigrant(移民・外国から入ってきた人)


    • ニュアンス: 「ある国に入ってくる人」に焦点


  2. emigrant(移民・外国へ出ていく人)


    • ニュアンス: 「ある国から出ていく人」に焦点


  3. refugee(難民)


    • ニュアンス: 迫害や紛争などから逃れるために移動する人


  4. expat(海外駐在者、海外在住者)


    • ニュアンス: 比較的長期/短期で海外に住むが、仕事やビジネスのためなど比較的余裕のある移住


反意語


  • 特に単語としての明確な「反意語」はありませんが、「native(その土地の人)」が状況に応じて対義的になる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈmaɪ.ɡrənt/

  • アクセント: 英語では第一音節「maɪ」に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • アメリカ英語: [ˈmaɪɡrənt](マイグラント)

    • イギリス英語: [ˈmaɪɡrənt](同じくマイグラント)


  • よくある間違い: /eɪ/ ではなく /aɪ/ で発音する点 (“may-grant” と発音しないように注意)


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: migrant の「-ant」を「-ent」と間違えやすい(× migrent)

  • 同音異義語との混同: 特に英語には同音異義語はないが、移民関連語が多数あるので文脈をよく確認。

  • 試験対策: TOEICや英検でも、国際情勢・社会問題のトピックで出題されることがある単語。文脈とともに学習しておくとよい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語根「migr-」は「動く」イメージ。butterfly (蝶) の migration など「渡り」というイメージを思い浮かべると印象に残りやすいです。

  • 「-ant」は「人」を表す接尾辞でもあるので、「移動する人 → migra(nt)」と感じると覚えやすいです。

  • 「migrant」は政治・経済のニュースなどで何度も見聞きしやすいので、その分しっかり覚えられます。


以上が「migrant」の詳細解説です。移住にまつわる文脈で様々な表現があるので、移動する主体がどこから来たのか(immigrant)、どこへ行くのか(emigrant)、難民かどうか(refugee)などとの違いも意識しながら使い分けをしてみてください。

意味のイメージ
migrant
意味(1)

移住者;渡り鳥

意味(2)

移住性の,渡り歩く(migratory)

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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