最終更新日:2025/09/08

目に見える / 明らかな,明白な

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元となった辞書の項目

visible

形容詞

目に見える / 明らかな,明白な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: visible

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): able to be seen

意味 (日本語): 目に見える、視認できる

「visible」は、「目に見える」「可視の」といった意味合いを持つ形容詞です。日常会話では「~が目に見える」「~がはっきりわかる」というような場合に使われます。感覚的にわかりやすく、「実際の目で確認できる・認識できる」ときなどに用いられるのがポイントです。


  • 活用形: 形容詞なので直接の活用変化(過去形・進行形など)はありませんが、副詞形として「visibly(明らかに・目に見えて)」、名詞形として「visibility(可視性・視界)」などがあります。

  • CEFRレベルの目安: B1(中級)


    • B1: 日常的な話題や、身近な事柄に関しては問題なく理解できるレベル。


「visible」は比較的わかりやすい語ではありますが、ニュアンスとして「はっきり認識できる」ことを指すため、B1程度のレベルからしっかり使える単語です。

他の品詞になった時の例


  • 名詞形: visibility(視認性、可視性)

  • 副詞形: visibly(明らかに、目に見えて)

2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 語幹: vis (見るに関するラテン語系の語根 “videre”/“visus” に由来)

  • 接尾語: -ible (「~できる」「~しうる」という意味を持つラテン語由来の接尾語)

関連語や派生語


  1. vision(視力、ビジョン)

  2. visible spectrum(可視スペクトル)

  3. invisible(目に見えない)

  4. visibility(視界、認知度)

  5. revise(見直す、改訂する) - 語源は「もう一度見る」といった意味で、同じ “vis” が含まれています。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. visible light(可視光)

  2. visible results(目に見える結果)

  3. clearly visible(はっきりと見える)

  4. barely visible(かろうじて見える)

  5. visible improvement(目に見える改善)

  6. visible presence(目に見える存在感)

  7. visible change(目に見える変化)

  8. become visible(見えるようになる)

  9. visible sign(目に見える印)

  10. visible damage(はっきりわかる損傷)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “videre” (to see、「見る」という意味) から派生した “visibilis” が元。

  • 歴史的な用法: 中世期の文献などでも「視覚的に知覚できる」という意味で使われてきました。現在でも基本的には「目に見える」という、物理的・比喩的の両面での意味合いを含みます。

  • ニュアンス:


    • 「はっきり見える」場合にも「かすかに見える」でも、自動的に「物理的に目で確認できる」というニュアンスが強い。

    • ビジネスシーンでは「目に見える成果」「明らかな存在感」のようなイメージでも使います。

    • 文章でも口語でも比較的広く使われ、フォーマル/カジュアル問わず、扱いやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞なので、名詞や代名詞を修飾します。


    • 例: “A visible mark” (目に見える印)


  2. “make ~ visible”「~を見えるようにする」という他動表現もあります。

  3. 可算/不可算の区別: 形容詞なので、そもそも名詞ではなく、可算・不可算は関係ありません。

  4. 文中では通常通り形容詞の位置に置かれます(名詞の前もしくは補語として)。

一般的な構文


  • be + visible (主語が目に見える)

    例: “The stain is clearly visible.”

  • become + visible (目に見えるようになる)

    例: “The comet became visible last night.”

イディオム


  • “visible to the naked eye” (肉眼で見える)

    例: “The star is visible to the naked eye on a clear night.”

5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “The stain on your shirt is still visible; you might want to change.”

    (シャツのしみ、まだ見えるよ。着替えたほうがいいかも。)

  2. “Is the billboard visible from the highway?”

    (その広告看板は高速道路から見える?)

  3. “The rainbow was barely visible before it faded.”

    (虹は消える前にかろうじて見えた。)

ビジネスシーン (フォーマル寄り)


  1. “We need visible results before the next quarterly meeting.”

    (次の四半期会議までに目に見える成果が必要です。)

  2. “Our marketing campaign should create a more visible brand presence.”

    (私たちのマーケティングキャンペーンは、より目に見えるブランドの存在感を生み出すべきです。)

  3. “It’s important to have visible leadership during times of crisis.”

    (危機的状況のときには、目に見えるリーダーシップが重要です。)

学術的な文脈


  1. “The experiment requires precise measurement of visible light.”

    (この実験では、可視光の正確な測定が必要です。)

  2. “DNA is not visible to the naked eye unless it’s stained.”

    (DNAは染色しないと肉眼では見えません。)

  3. “The results indicated a visible correlation between the two variables.”

    (その結果からは、2つの変数の間に目に見える相関が確認されました。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語(synonyms)


  1. apparent(見たところ、明らかな)


    • 「visible」とほぼ同じく「明らかに見える」ニュアンスだが、意味合いとしては「見た感じ」という推測のニュアンスが強い。


  2. noticeable(目立つ、気づかれる)


    • 「visible」よりも「人の目を引く」という細かいニュアンスが入る。


  3. observable(観察できる)


    • 今度は「観察可能である」という科学的・客観的なニュアンスにやや重点。


反意語(antonyms)


  • invisible(目に見えない)

  • hidden(隠された)

  • concealed(覆い隠された)

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈvɪz.ə.bl̩/


    • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。強勢は第1音節 vis の部分にあります。


  • アクセント: “VI-si-ble” のように、最初の “VI” の部分を強く発音します。

  • よくある間違い: “vi-SA-ble” のように第2音節にアクセントを置いてしまうミスがありますが、正しくは最初の音節にアクセントです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “visable” とつづってしまう間違いが多いですが、正しくは “visible” (i の後に s が来る)。

  • “visible” / “vision” / “visit” など、似たスペリングの単語がありますが、意味も品詞も全く違うので注意。

  • 試験対策(TOEIC・英検など)では、「invisible」「visibility」などの派生語とセットで出題されやすいです。可視性や視認性を問う文章などで登場することがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • **語源】“vis-” はラテン語の “videre” (見る) に関連 → “video” や “vision” と同じ仲間。

  • “visible” は「ビジブル」と日本語でもカタカナで使われることがあり、「ビジョン」(vision) と似た音なので、両方とも「見る」関連だと覚えておくと便利です。

  • スペリングのコツ: 「visi- + -ble」で、「visi(見る) + できる」 → “見ることができる” → “visible” というイメージで覚えるとよいでしょう。


以上が形容詞“visible”の詳細な解説です。ぜひ文脈によって「目に見える、はっきりわかる」ニュアンスを使い分けてみてください。

意味のイメージ
visible
意味(1)

目に見える

意味(2)

明らかな,明白な

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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