最終更新日:2025/11/17

〈C〉源 / 水源

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元となった辞書の項目

source

名詞

〈C〉源 / 水源

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解説

1. 基本情報と概要

単語: source

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): A place, person, or thing from which something originates or can be obtained.

意味(日本語): 何かが生じたり得られたりする源、起点、情報源などを指す言葉です。

「情報の出どころ」「エネルギーや資金などの源」「川の水源」など、あるものが生まれたり流れ出したりする土台・起点となる場面で使われます。

活用形:


  • 名詞のため、三単現や過去形といった動詞の活用は基本的にありません。

  • 複数形: sources

他の品詞形:


  • 動詞形では直接 “source” を動詞化して「(材料などを)調達する、入手する」という意味で使われることがあります(例: “to source materials locally”)。

  • 形容詞や副詞としては一般的ではありません。

CEFRレベル: B1 (中級)

→ 日常的な話題以上に広めの意味合いを理解する必要があり、学術的な文脈でも使われる単語となるため、中級程度のレベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: sourc(e)


    • ラテン語の “surgere (上昇する)” などが起源とされています。


  • 接頭語 / 接尾語 は特にありません。

派生語・関連語


  1. resource (名詞): 資源、リソース

  2. source code (名詞句): プログラムのソースコード

  3. outsourcing (名詞): 外部委託

  4. to source (動詞): (必要なものを)調達する / 入手する

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. primary source – 主要な情報源

  2. reliable source – 信頼できる情報源

  3. source of inspiration – 着想を得る源

  4. source of income – 収入源

  5. source of information – 情報源

  6. source of energy – エネルギー源

  7. water source – 水源

  8. news source – ニュースの出どころ

  9. original source – 元の出典

  10. power source – 電源


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “surgere” (立ち上がる、湧き出る) が起源とされ、古フランス語 “sorse, sorse” などを経由して現代英語の “source” になりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「ものごとの始まり」を示すため、起点というイメージが強い単語。

  • フォーマル・カジュアル両方で使われますが、ビジネスや学術的な文脈でもよく用いられるややフォーマル寄りの印象があります。

  • 「川の源」「電源」のように具体的な物理的起点を指すこともあれば、「情報源」「資金源」のように抽象的な源を指すこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): 通常「a source」「the source」「sources」として使用されます。

  • 複数形は “sources”。複数の起点・情報源がある場合などに使います。

  • 「何かの源である」ときには “be the source of 〜” と表現したり、「何かが〜から来ている」と言いたいときは “come from the source of 〜” などと構文を組み立てます。

よく使われる構文・フレーズ


  • be the source of + 名詞/問題/状況

    例: “Lack of funding is the source of our troubles.”

  • provide a source of + 名詞

    例: “This grant will provide a source of capital.”


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I heard some rumors, but I’m not sure about the source.”


    • 噂を聞いたんだけど、どこから出た話か分からないんだ。


  2. “Do you know the source of your information? It might not be reliable.”


    • その情報の出どころは分かる? 信頼できないかもしれないよ。


  3. “I love hiking near the source of the river.”


    • 川の源流付近でハイキングするのが好きなんだ。


ビジネスでの例文


  1. “We need to cite our sources in the annual report.”


    • 年次報告書で情報源を明記する必要があります。


  2. “Our main source of revenue comes from online sales.”


    • 主な収入源はオンライン販売です。


  3. “Could you confirm the source of these data before we present them?”


    • これらのデータの出所をプレゼン前に確認していただけますか?


学術的な文脈での例文


  1. “Always cross-check with a primary source when conducting research.”


    • 研究を行う際には、常に一次資料を照合することが大切です。


  2. “The journal article cites numerous sources to support its argument.”


    • その学術論文は、自説を裏付けるために多数の資料を引用しています。


  3. “It’s crucial to identify any bias in the source before drawing conclusions.”


    • 結論を出す前に、情報源に潜むバイアスを特定することが重要です。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. origin (起源)


    • 「物事がどこから始まったか」を指す点は似ていますが、“origin” は主に出来事や物質の根本的な始まりを指す場合に多用されます。


  2. root (根源)


    • 物理的な「根っこ」から「物事の根本原因」を比喩的に表すこともできます。やや比喩的な響きが強いです。


  3. cause (原因)


    • 「結果を引き起こす直接的な原因」を示す言葉で、“source” よりも「起こす力」に焦点が当たります。


反意語


  • outcome, result (結果)


    • “source” が「始まり」を表すのに対し、これらは「終わり」「結末」を表す場合が多いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /sɔːrs/ (米: ソース, 英: ソース に近い発音)

  • アクセント位置: 一音節なので、音節内で強勢がやや前の “sɔː” にあります。

  • アメリカ英語/イギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /sɔːrs/ → 口を少し大きく開いて「ソー(r)ス」

    • イギリス英語: /sɔːs/ → “r” が弱く発音され、「ソース」に近い響き


よくある発音の間違い: “source” と “sauce (ソース)” が同じように聞こえる場合がありますが、実際は “sauce” /sɔːs/(米: /sɒs/ と発音されることも)と微妙に異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “resouce” や “scource” などと間違えるケースがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: “source” と “sauce” は綴りも発音もやや似ていますが、まったく意味が異なるので注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検などで「情報源」や「収入源」を問う文章中に頻出します。リーディング問題で「どこから情報が得られたか」を問う設問などに出やすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “源泉徴収(source tax)” や “リソース(resource)” の中に “source” がある、と覚えると、「始まり」や「供給源」というイメージがわきやすいかもしれません。

  • “ソース” として日本語に取り込まれた外来語を思い出すと、「お好み焼きソース」の「ソース」を連想しがちですが、英語では「起点・根本」のほうが本来の意味です。

  • 「水や情報がどこから湧き出すか」を思い浮かべると、自然とイメージしやすく覚えられるでしょう。


以上が source の詳細な解説です。何か参考になれば幸いです。学習の中で「情報の出どころ」や「収入源」など、さまざまな「はじまり」を表すときに意識して使ってみてください。

意味のイメージ
source
意味(1)

(河川の)水源[],源

意味(2)

(物事の)(もと),原因,根源《+of+

意味(3)

《しばしば複数形で》情報源,出所,典拠

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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