source
1. 基本情報と概要
単語: source
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): A place, person, or thing from which something originates or can be obtained.
意味(日本語): 何かが生じたり得られたりする源、起点、情報源などを指す言葉です。
「情報の出どころ」「エネルギーや資金などの源」「川の水源」など、あるものが生まれたり流れ出したりする土台・起点となる場面で使われます。
活用形:
- 名詞のため、三単現や過去形といった動詞の活用は基本的にありません。
- 複数形: sources
他の品詞形:
- 動詞形では直接 “source” を動詞化して「(材料などを)調達する、入手する」という意味で使われることがあります(例: “to source materials locally”)。
- 形容詞や副詞としては一般的ではありません。
CEFRレベル: B1 (中級)
→ 日常的な話題以上に広めの意味合いを理解する必要があり、学術的な文脈でも使われる単語となるため、中級程度のレベルといえます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹:
sourc(e)
- ラテン語の “surgere (上昇する)” などが起源とされています。
- ラテン語の “surgere (上昇する)” などが起源とされています。
- 接頭語 / 接尾語 は特にありません。
派生語・関連語
- resource (名詞): 資源、リソース
- source code (名詞句): プログラムのソースコード
- outsourcing (名詞): 外部委託
- to source (動詞): (必要なものを)調達する / 入手する
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- primary source – 主要な情報源
- reliable source – 信頼できる情報源
- source of inspiration – 着想を得る源
- source of income – 収入源
- source of information – 情報源
- source of energy – エネルギー源
- water source – 水源
- news source – ニュースの出どころ
- original source – 元の出典
- power source – 電源
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “surgere” (立ち上がる、湧き出る) が起源とされ、古フランス語 “sorse, sorse” などを経由して現代英語の “source” になりました。
ニュアンス・使用時の注意
- 「ものごとの始まり」を示すため、起点というイメージが強い単語。
- フォーマル・カジュアル両方で使われますが、ビジネスや学術的な文脈でもよく用いられるややフォーマル寄りの印象があります。
- 「川の源」「電源」のように具体的な物理的起点を指すこともあれば、「情報源」「資金源」のように抽象的な源を指すこともあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (可算名詞): 通常「a source」「the source」「sources」として使用されます。
- 複数形は “sources”。複数の起点・情報源がある場合などに使います。
- 「何かの源である」ときには “be the source of 〜” と表現したり、「何かが〜から来ている」と言いたいときは “come from the source of 〜” などと構文を組み立てます。
よく使われる構文・フレーズ
- be the source of + 名詞/問題/状況
例: “Lack of funding is the source of our troubles.” - provide a source of + 名詞
例: “This grant will provide a source of capital.”
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I heard some rumors, but I’m not sure about the source.”
- 噂を聞いたんだけど、どこから出た話か分からないんだ。
- 噂を聞いたんだけど、どこから出た話か分からないんだ。
“Do you know the source of your information? It might not be reliable.”
- その情報の出どころは分かる? 信頼できないかもしれないよ。
- その情報の出どころは分かる? 信頼できないかもしれないよ。
“I love hiking near the source of the river.”
- 川の源流付近でハイキングするのが好きなんだ。
- 川の源流付近でハイキングするのが好きなんだ。
ビジネスでの例文
“We need to cite our sources in the annual report.”
- 年次報告書で情報源を明記する必要があります。
- 年次報告書で情報源を明記する必要があります。
“Our main source of revenue comes from online sales.”
- 主な収入源はオンライン販売です。
- 主な収入源はオンライン販売です。
“Could you confirm the source of these data before we present them?”
- これらのデータの出所をプレゼン前に確認していただけますか?
- これらのデータの出所をプレゼン前に確認していただけますか?
学術的な文脈での例文
“Always cross-check with a primary source when conducting research.”
- 研究を行う際には、常に一次資料を照合することが大切です。
- 研究を行う際には、常に一次資料を照合することが大切です。
“The journal article cites numerous sources to support its argument.”
- その学術論文は、自説を裏付けるために多数の資料を引用しています。
- その学術論文は、自説を裏付けるために多数の資料を引用しています。
“It’s crucial to identify any bias in the source before drawing conclusions.”
- 結論を出す前に、情報源に潜むバイアスを特定することが重要です。
- 結論を出す前に、情報源に潜むバイアスを特定することが重要です。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
origin (起源)
- 「物事がどこから始まったか」を指す点は似ていますが、“origin” は主に出来事や物質の根本的な始まりを指す場合に多用されます。
- 「物事がどこから始まったか」を指す点は似ていますが、“origin” は主に出来事や物質の根本的な始まりを指す場合に多用されます。
root (根源)
- 物理的な「根っこ」から「物事の根本原因」を比喩的に表すこともできます。やや比喩的な響きが強いです。
- 物理的な「根っこ」から「物事の根本原因」を比喩的に表すこともできます。やや比喩的な響きが強いです。
cause (原因)
- 「結果を引き起こす直接的な原因」を示す言葉で、“source” よりも「起こす力」に焦点が当たります。
- 「結果を引き起こす直接的な原因」を示す言葉で、“source” よりも「起こす力」に焦点が当たります。
反意語
- outcome, result (結果)
- “source” が「始まり」を表すのに対し、これらは「終わり」「結末」を表す場合が多いです。
- “source” が「始まり」を表すのに対し、これらは「終わり」「結末」を表す場合が多いです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /sɔːrs/ (米: ソース, 英: ソース に近い発音)
- アクセント位置: 一音節なので、音節内で強勢がやや前の “sɔː” にあります。
- アメリカ英語/イギリス英語の違い:
- アメリカ英語: /sɔːrs/ → 口を少し大きく開いて「ソー(r)ス」
- イギリス英語: /sɔːs/ → “r” が弱く発音され、「ソース」に近い響き
- アメリカ英語: /sɔːrs/ → 口を少し大きく開いて「ソー(r)ス」
よくある発音の間違い: “source” と “sauce (ソース)” が同じように聞こえる場合がありますが、実際は “sauce” /sɔːs/(米: /sɒs/ と発音されることも)と微妙に異なります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “resouce” や “scource” などと間違えるケースがあるので注意。
- 同音異義語との混同: “source” と “sauce” は綴りも発音もやや似ていますが、まったく意味が異なるので注意。
- 試験対策: TOEIC や英検などで「情報源」や「収入源」を問う文章中に頻出します。リーディング問題で「どこから情報が得られたか」を問う設問などに出やすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “源泉徴収(source tax)” や “リソース(resource)” の中に “source” がある、と覚えると、「始まり」や「供給源」というイメージがわきやすいかもしれません。
- “ソース” として日本語に取り込まれた外来語を思い出すと、「お好み焼きソース」の「ソース」を連想しがちですが、英語では「起点・根本」のほうが本来の意味です。
- 「水や情報がどこから湧き出すか」を思い浮かべると、自然とイメージしやすく覚えられるでしょう。
以上が source の詳細な解説です。何か参考になれば幸いです。学習の中で「情報の出どころ」や「収入源」など、さまざまな「はじまり」を表すときに意識して使ってみてください。
(河川の)水源[地],源
(物事の)元(もと),原因,根源《+of+名》
《しばしば複数形で》情報源,出所,典拠