最終更新日:2025/10/13

敏感,(生理的な)感受性 / 感度,度光度

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元となった辞書の項目

sensitivity

敏感,(生理的な)感受性 / 感度,度光度

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彼女は騒音に対して高い敏感さを持っています。

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解説

「sensitivity」の解説

1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語で)


  • 英語: “sensitivity” = “the quality or condition of being sensitive”

  • 日本語: 「感受性」「敏感さ」「繊細さ」

「sensitivity」は、人の感覚が刺激や状況に対してどの程度敏感に反応するかを表す名詞です。心理的な面でも、物理的な面でも使われます。たとえば「光に対する敏感さ」や「他人の気持ちを思いやる繊細さ」という文脈で使われます。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形

名詞なので、基本的に形そのものは変化しません。

他の品詞になったときの例


  • 形容詞: sensitive(敏感な)

  • 副詞: sensitively(敏感に)

  • 名詞(別形): sensibility(感受性・感性)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    「sensitivity」という語は、抽象的な概念を表すため、ある程度の英語力(中上級レベル)で使いこなすようになります。とはいえ日常会話でも出てくるため、学習者にとっては覚えておきたい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “sensitiv(e)” … 「敏感な」「感覚のある」

  • 接尾語: “-ity” … 「状態」「性質」を表す名詞化の接尾語

他の単語との関連性


  • sensitive(形容詞)…「敏感な」

  • sensibility(名詞)…「感受性」「感性」

  • sensor(名詞)…「センサー」(感知装置)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. emotional sensitivity(感情的敏感さ)

  2. high sensitivity(高い感受性)

  3. sensitivity to criticism(批判に対する敏感さ)

  4. skin sensitivity(肌の敏感さ)

  5. sensitivity to light(光に対する敏感さ)

  6. political sensitivity(政治的に敏感な問題)

  7. cultural sensitivity(文化的な感受性)

  8. product sensitivity(製品の感度・感受性)

  9. sensitivity analysis(感度分析)

  10. noise sensitivity(騒音に対する敏感さ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「sensitivity」はラテン語の“sentire(感じる)”に由来する「sens-」/「sent-」という根から派生しており、そこに「状態」「性質」を表す“-ity”がついてできた単語です。

ニュアンスと使い方の注意


  • 「sensitivity」は、肯定的には「他人の気持ちをくみ取れる繊細さ」や「きめ細やかな感受性」として評価されます。

  • 一方で、やや否定的には「打たれ弱さ」や「過度に敏感である」ことを表す場合もあります。

  • 口語でも書き言葉でも使われ、カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使われます。特にフォーマルな文章では「high sensitivity」「increased sensitivity」のように使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「sensitivity」は可算名詞・不可算名詞どちらでも用いられることがあります。一般的には抽象的な概念として不可算扱いされることが多いですが、特定の「特性」などを指す場合、可算扱いされることがあります。


    • 例: “They each have different sensitivities (それぞれ異なる敏感さを持っている).”


  • 一般的な構文例:


    • “Someone’s sensitivity to something” … ある対象に対する感受性

    • “There is a concern about the sensitivity of the issue.” … その問題の敏感さについて懸念がある


イディオムや表現


  • “heightened sensitivity” … 「高まった感受性」

  • “lack of sensitivity” … 「感受性の欠如」


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I have a sensitivity to spicy food, so I can’t eat very hot curries.”

    (私は辛い食べ物に敏感で、とても辛いカレーは食べられないんです。)


  2. “Her sensitivity to other people’s emotions makes her very empathetic.”

    (彼女は他人の感情に敏感なので、とても共感力が高いです。)


  3. “I appreciate your sensitivity in handling this matter.”

    (この件を取り扱う際のあなたの思いやりに感謝します。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to consider the cultural sensitivity of our marketing campaign.”

    (私たちのマーケティングキャンペーンでは、文化的な配慮が必要です。)


  2. “Due to the sensitivity of this data, only authorized personnel may access it.”

    (このデータは機密性が高いので、許可されたスタッフのみが閲覧できます。)


  3. “Please handle this negotiation with sensitivity and tact.”

    (この交渉は慎重かつ配慮をもって行ってください。)


学術・専門的な文脈の例文


  1. “The researcher examined the instrument’s sensitivity to minor fluctuations.”

    (研究者は、その装置が小さな変動にもどれだけ敏感に反応するかを調べました。)


  2. “Sensitivity analysis is crucial to understanding the reliability of our financial model.”

    (感度分析は、私たちの財務モデルの信頼性を理解する上で重要です。)


  3. “We must consider the ethical sensitivity of these medical trials.”

    (これらの医療試験の倫理的配慮がどれほど重要か熟慮しなければならない。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “sensibility”(感受性)

    → 「美的感覚」「精神的繊細さ」のニュアンスが強い

  • “awareness”(意識)

    → もう少し広義で、「気づき」や「知覚」の意味合い

  • “receptivity”(受容性)

    → 「新しいものや考えを取り込む柔軟さ」を指す

反意語


  • “insensitivity”(無神経さ / 鈍感)

    → 他人や状況に配慮せず、気づかないニュアンス

  • “hardness”(頑固さ / 強靭さ)

    → 「柔軟性の欠如」を示す文脈で対比として使われることがある


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (US): /ˌsɛn.səˈtɪv.ə.ti/

  • イギリス英語 (UK): /ˌsen.sɪˈtɪv.ə.ti/

アクセント


  • “sen-si-TIV-i-ty” の “TIV” の部分に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • 「センスィティビティ」のように中間の音を省略したり、アクセントを最初に置いてしまう人が多いです。

  • 正しくは「セン(またはセーン)シティヴィティ」のように第三音節(tiv)を強調します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス


    • 「sencitivity」のように “c” を入れてしまうミス。正しくは“s-e-n-s-i-t-i-v-i-t-y”です。


  2. 「sensitive」との混同


    • 形容詞“sensitive”で言いたいところを名詞形“sensitivity”にしてしまう、またはその逆を混同しやすいです。


  3. 同音異義語との混同


    • “sense”や“census”など、発音やつづりが似た単語と混同しないよう注意。


  4. 試験対策や資格試験


    • TOEICや英検でもビジネス文脈や心理的記述などで出題される可能性があります。

    • 特にTOEICリスニングで“sensitivity analysis”や“customer sensitivity”などが使われる場面に注意すると良いでしょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “sensitive” + “-ity” → “sensitivity”

  • “sense”のイメージを思い浮かべ、そこに「状態・性質」を表す“-ity”が付いたもの、と覚えると良いでしょう。

  • 「センス + いる → センスがある状態 → sensitivity」と、日本語の語呂合わせで覚えるのも一つの手かもしれません。

  • 発音は “sen-si-TIV-i-ty” とリズムを意識して繰り返し練習しましょう。


以上が「sensitivity」の詳細解説です。日常会話からビジネス場面、学術論文まで幅広く使われる便利な単語なので、しっかりとマスターしましょう。

意味のイメージ
sensitivity
意味(1)

敏感,(生理的な)感受性

意味(2)

感度,度光度

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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