最終更新日:2025/10/14

ロケット;ロケット弾;ロケット推進ミサイル / 火矢;打ち上げ花火;のろし / 〈電車などが〉(ロケットのように)突進する / 〈値段などが〉急上昇する

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元となった辞書の項目

rocket

名詞

ロケット;ロケット弾;ロケット推進ミサイル / 火矢;打ち上げ花火;のろし / 〈電車などが〉(ロケットのように)突進する / 〈値段などが〉急上昇する

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解説

名詞 “rocket” の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語での意味


  • “rocket”: 大気中や宇宙空間を高速で飛行する推進装置付きの乗り物やミサイル、または打ち上げ花火などの総称。

    → (名詞) 「ロケット」。宇宙船や打ち上げ用のミサイルなどを指すときに使われます。

日本語での意味


  • 「ロケット」:宇宙に行くための大型の乗り物や花火の一種など、高速飛行・打ち上げ装置を伴う物体を指します。

    → 宇宙船や人工衛星を打ち上げる時に使う乗り物や、高速で飛ぶ貫通弾など、勢いよく飛ぶものに使われる言葉です。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 名詞なので、基本的には複数形 “rockets” のみ。

他の品詞形


  • 動詞形 “to rocket”: 「急上昇する」「急に増加する」という意味で使われます。

    ・例:The prices rocketed overnight. (一晩で価格が急上昇した)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)

    → 基本的な単語ですが、科学分野や宇宙関連の文脈で頻出するので、中級レベルとして扱われることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “rocket” は、もともとイタリア語 “rocchetto” (小さな紡錘) に由来すると言われています。英語では接頭語・接尾語での明確な構成要素はなく、単語そのものが名詞として定着しています。

他の単語との関連性


  • “to rocket” (自動詞/他動詞):「急上昇する、打ち上げる」など

  • “rocketry” (名詞): ロケット工学、ロケット技術

  • “rocket launcher” (名詞): ロケット発射装置

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. space rocket (宇宙ロケット)

  2. rocket engine (ロケットエンジン)

  3. rocket launch (ロケットの打ち上げ)

  4. rocket booster (ロケット補助推進装置)

  5. rocket fuel (ロケット燃料)

  6. rocket science (ロケット工学、または「とても難しい」という比喩)

  7. rocket program (ロケット計画)

  8. rocket test (ロケット実験)

  9. rocket trajectory (ロケットの軌道)

  10. rocket stage (ロケットの段階/ステージ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • イタリア語 “rocchetto” (小さな紡錘) → フランス語 “roquette” → 英語 “rocket” へと変化してきました。

  • 当初は火薬などで勢いよく飛ぶ小さな筒状の花火などを指していたのが、科学技術の発展とともに宇宙開発やミサイルを含む意味へと拡大していきました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 一般的に「ロケット」と言えば宇宙に関するイメージが強く、先進的・高速・パワフルという印象を与えます。

  • 口語的には “It’s not rocket science.”(それはロケット工学じゃない = そんなに難しいことじゃない)という比喩表現がよく使われます。

  • フォーマルからカジュアルまで幅広く使われる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては可算名詞 (複数形は “rockets”)

  • 動詞として使う場合は「急上昇する」「急に急増する」という意味の自動詞が多いです。

一般的な構文例


  • “The rocket was launched into space.” (受動態 + 前置詞 “into”)

  • “Rocket science deals with designing and building rockets.” (ロケット工学は~を扱う)

  • “Shares in the company rocketed after the successful launch.” (動詞形 “rocket”)

イディオム


  • “It’s not rocket science.” : 「それはそんなに難しいことじゃないよ」

  • “He’s a rocket scientist.” : 文字通り「彼はロケット科学者だ」だが、「非常に頭がいい人」というニュアンスでも比喩的に使われる場合がある。


5. 実例と例文

① 日常会話での例文(3つ)


  1. “Have you ever seen a rocket launch on TV?”

    (テレビでロケットの打ち上げを見たことある?)


  2. “My nephew built a small model rocket for his science project.”

    (甥っ子は科学の課題で小さな模型ロケットを作ったんだ。)


  3. “It’s not rocket science to fix this computer, you just need to reboot it.”

    (このコンピューターを直すのはロケット科学じゃないよ、再起動すればいいだけさ。)


② ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Our company invests in rocket technology for future space tourism.”

    (当社は将来の宇宙旅行のためにロケット技術に投資しています。)


  2. “The successful rocket launch boosted the firm’s stock prices.”

    (成功したロケット打ち上げで、その企業の株価が上がりました。)


  3. “We need to collaborate with aerospace experts for our new rocket project.”

    (新たなロケットプロジェクトのために、航空宇宙の専門家と協力する必要があります。)


③ 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Rocket propulsion systems rely on Newton’s third law of motion.”

    (ロケット推進システムはニュートンの運動の第3法則に依拠しています。)


  2. “The rocket scientists presented their latest findings at the international conference.”

    (ロケット科学者たちは国際学会で最新の研究結果を発表しました。)


  3. “Detailed analysis of rocket trajectories improves our understanding of orbital mechanics.”

    (ロケット軌道の詳細な解析により、軌道力学に対する理解が深まります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “missile” (ミサイル)


    • 攻撃用・軍事用の意味合いが強い。推進装置を持つ飛翔体という点は共通していますが、目的やニュアンスが異なります。


  2. “projectile” (投射物)


    • 幅広く、何らかの力で射出される物体を指す一般用語。弾丸や矢なども含むので、ロケットより一般的です。


  3. “spacecraft” (宇宙船)


    • 宇宙空間を航行する乗り物という点で関連がありますが、必ずしもロケットという推進システムを持たない場合もあります。


反意語 (Antonyms)


  • 明確な反意語はありませんが、推進の概念と対極の「stationary object」(静止物体) などは対比になり得ます。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • イギリス英語: /ˈrɒk.ɪt/

  • アメリカ英語: /ˈrɑː.kɪt/ (第一音節“ra”が長音になる)

アクセントの位置


  • どちらも第一音節 “rock” / “rah” にアクセントがきます。

よくある発音の間違い


  • アメリカ英語の /rɑːkət/ と引っ張りすぎると /rɔːkɪt/ になることがあるため、母音の発音を注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの間違い


    • × “roket” や × “rockit” と誤って書いてしまう。


  2. 同音異義語との混同


    • 同音異義語はありませんが、「rock it」(“それを揺らせ”)と意図せず単語を分けてしまう場合に注意。


  3. 試験対策


    • TOEICや英検では宇宙産業や技術革新に関する文章で登場することが多いです。意味は取りやすいですが、文脈から動詞の “to rocket” (急上昇する) を見落とさないようにしましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “rock” + “et” と綴りを意識して覚える:最初に「岩(Rock)」ではなく「ロック(音楽)」をイメージしつつ、後ろに小さな “-et” がつくと「ロケット」になる、と面白く覚える人もいます。

  • 「急上昇するイメージ」=「花火や宇宙ロケットが打ち上がるダイナミックな映像」を思い浮かべると単語が定着しやすいです。


以上が名詞 “rocket” の詳しい解説です。学習にお役立てください。

意味のイメージ
rocket
意味(1)

ロケット;ロケット弾;ロケット推進ミサイル

意味(2)

火矢;打ち上げ花火;のろし

意味(3)

〈電車などが〉(ロケットのように)突進する

意味(4)

〈値段などが〉急上昇する

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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