最終更新日:2025/10/03

【動/他】を外部発注する,委託する【動/自】外部発注する,委託する

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元となった辞書の項目

outsource

【動/他】を外部発注する,委託する【動/自】外部発注する,委託する

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多くの企業はコスト削減のためにITサービスを外部委託することを選択しています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: outsource

品詞: 動詞 (他動詞)

意味 (英語): to obtain services or goods from an outside supplier instead of using internal resources

意味 (日本語): (業務・サービスなどを)外部に委託する、外注する

「outsource」は、自分の組織内で行っていた業務やサービスを外部の専門企業や個人に委託することを表す単語です。たとえば、コールセンターや生産工程を外部企業に任せるような場面で使われます。ビジネスシーンでよく使われる言葉で、「コスト削減のために外注する」「専門的な分野を社外に任せる」といったニュアンスがあります。

活用形:


  • 現在形: outsource / outsources

  • 現在進行形: outsourcing

  • 過去形・過去分詞形: outsourced

他の品詞への派生:


  • 形容詞的用法: “outsourced” (例: an outsourced project → 外部委託されたプロジェクト)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • これはビジネスや経済に関する語彙なので、中上級のレベルで学習範囲に入る単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成(接頭語・語幹・接尾語)


  • out-: もともとは「外へ」「外側に」という意味の接頭語

  • source: 「供給源」「資源」「情報源」などを意味する名詞

「outsource」は「外部の供給源を利用する」という発想から生まれた合成語です。

関連語や派生語


  • outsourcing (名詞): 外部委託する行為、そのプロセス

  • outsourced (形容詞): 外部委託された

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. outsource business operations(事業運営を外部委託する)

  2. outsource customer support(カスタマーサポートを外注する)

  3. outsource production(生産を外部に委託する)

  4. outsource IT services(ITサービスを外部に委託する)

  5. outsource logistics(物流を外注する)

  6. decide to outsource(外注を決定する)

  7. benefits of outsourcing(外注の利点)

  8. reasons to outsource(外注する理由)

  9. strategic outsourcing(戦略的アウトソーシング)

  10. global outsourcing(グローバルアウトソーシング)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「out」(外部) + 「source」(供給源) の組み合わせにより「外部の供給源を利用する」という意味をもつようになりました。

  • 1980年代後半からビジネス用語として徐々に一般的になり、特に製造業やIT業界で頻繁に使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • ビジネスやシステム開発、製造などの専門的な場面で使われることが多いです。

  • 「委託する」「外注する」という行為自体にポジティブ・ネガティブ両方の文脈があり、「自社コスト削減や専門家に任せるメリットを重視する」ニュアンスがある一方、「雇用機会や社内ノウハウが失われる」というデメリットの話題に使われるケースもあります。

  • フォーマルな文章やビジネス文書でよく使われる表現ですが、日常会話でビジネスの話題をするときにも登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 必ず “~を外部委託する” という対象を取ります。

    例: “We outsource our customer service to a call center.”

  • 社内の部門や業務、タスクを目的語(object)としてとることが多いです。

一般的な構文


  • to outsource + [業務対象] + to + [外部委託先]

    例: “We decided to outsource our data analysis to a specialized company.”

イディオム・表現


  • “outsource something to...”: 何かを...に外部委託する

  • 特定の定型イディオムは少ないですが、“outsourcing strategy” など意志決定の文脈でしばしば使われます。

使用シーン


  • フォーマル: ビジネス会議、契約書、企業戦略レポート

  • カジュアル: 同僚との会話で会社の方針について話すときなど


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “We’re so busy this week. Maybe we should outsource the catering for our party.”

    (今週とても忙しいから、パーティーのケータリングは外注した方がいいかも。)


  2. “I heard they outsourced their lawn care. Looks like they’ve got more free time now.”

    (芝生の手入れを外注しているらしいよ。いまはけっこう時間に余裕あるみたい。)


  3. “If you don’t want to cook every day, you could outsource some meal prep to a local service.”

    (毎日料理したくないなら、地元のサービスに食事の準備を外注するのもありだよ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our company plans to outsource the entire customer support department to reduce overhead costs.”

    (わが社は固定費を削減するために、カスタマーサポート部門をまるごと外包する予定です。)


  2. “We outsourced our software development to a firm in India, and they delivered on time.”

    (ソフトウェア開発をインドの会社に外注したところ、期限通りに納品してくれました。)


  3. “The decision to outsource the manufacturing process was driven by efficiency and cost-effectiveness.”

    (生産工程を外注する決定は、効率とコスト効果によるものです。)


学術的な文脈の例文(3つ)


  1. “Recent studies show that firms who outsource non-core functions can achieve higher profit margins.”

    (最近の研究では、コア業務以外を外部委託する企業は利益率が高くなる可能性があると示されています。)


  2. “The outsourcing phenomenon has been linked to the globalization of the labor market.”

    (アウトソーシングという現象は、労働市場のグローバル化と関連があります。)


  3. “In strategic management, outsourcing can be viewed as a means to focus on competitive advantages.”

    (戦略的経営の観点では、アウトソーシングは競争優位に集中するための手段と見なすことができます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. contract out(外部委託する):ややカジュアルな響き

  2. delegate(委任する):業務を任せる一般的表現(社内外いずれにも使える)

  3. subcontract(下請けに出す):特に下請け企業に業務を委託する文脈

※ニュアンスの違い


  • “contract out” は “outsource” と同義ですが、より契約ベースのニュアンスが強めです。

  • “delegate” は社内・部下に仕事を任せる場合にも用いられます。

  • “subcontract” は主に建築や製造分野などで、さらに下請けに任せる場合にもっぱら使われます。

反意語 (Antonyms)


  • in-house(社内で行う):社内で完結させることを強調するときに用いられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈaʊt.sɔːrs/

  • アメリカ英語: アウトソース

  • イギリス英語: アウトソース

  • アクセント: 「out」の直後の /ˈaʊt/ に強勢がおかれ、「source」 は弱めに発音する。

よくある間違い


  • “s” の発音をはっきりさせずに「アウトソーシュ」のようになってしまうことがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “outsource” を “out sorce” とスペースを入れてしまったり、「sorce」とミススペルすることがある。

  • 混同しやすい単語: “resource” などとの混同に注意。「resource」は「資源」「リソース」という意味だが、構成・スペルが似ているため間違いやすい。

  • 試験対策: TOEICやビジネス英語の試験で、ビジネス戦略に関するリーディングやリスニング問題中に出題される可能性が高い。文脈としては「部門の外注」や「コスト削減策」に関して問われることが多い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “社内から仕事を外 (out) に任せる (source)” とイメージしやすいです。

  • 勉強テクニック: “out + source = outsource” の形とビジネスシーンの具体例を結びつけて覚えると定着しやすいです。例えば、自分が利用したことのある外注サービス(例: ウーバーイーツなど)のイメージと関連付けるとよいでしょう。

  • スペリングを間違えないように、「out + source」という要素がつながっているとイメージして覚えるのがおすすめです。


以上が “outsource” の詳細解説です。ビジネスや経済に関心のある方にとって重要なキーワードなので、しっかり覚えておくと便利です。

意味のイメージ
outsource
意味(1)

を外部発注する,委託する

意味(2)

外部発注する,委託する

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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