最終更新日:2025/12/04

〈C〉《...に対する》障害, 邪魔《to ...》

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元となった辞書の項目

obstacle

名詞

〈C〉《...に対する》障害, 邪魔《to ...》

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彼女は道中の障害を全て乗り越えた。

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解説

名詞「obstacle」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英単語: obstacle

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語):

Something that blocks or hinders progress or movement.

意味(日本語):

障害、妨げとなるもの。

「obstacle」は、物理的に道を塞ぐ障害物から、計画や目標達成を阻む抽象的な困難まで、幅広く「何かを阻むもの」全般を指す単語です。日常会話でもビジネスでも、「何かを進めるのを妨げる存在」について話すときに使われる、ややフォーマル寄りの単語です。

活用形


  • 単数形: obstacle

  • 複数形: obstacles

名詞なので、動詞のような時制による活用はありません。

他の品詞例


  • 形容詞形は直接はありませんが、関連形容詞として “obstructive”(妨げになる)などが使われます。

  • 動詞形としては “obstruct”(妨害する)があります。

CEFR レベル (目安)


  • B2(中上級): 日常会話からビジネス会議まである程度使われるレベル。学習者にとっては理解が少し難しいかもしれませんが、多くの文章に登場する重要単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

obstacle はラテン語由来(ob “逆らって” + stare “立つ”)の流れをくみます。「立ちはだかるもの」というイメージが語源から読み取れます。


  • ob-: 「対して」「逆らって」などを意味する接頭語

  • sta/st(語幹): 「立つ」(stand)を意味するラテン語から派生

関連語・派生語


  • obstruct (動詞): 妨げる、塞ぐ

  • obstruction (名詞): 障害物、妨害

  • obstructive (形容詞): 妨げになる

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. face an obstacle


    • 障害に直面する


  2. overcome an obstacle


    • 障害を克服する


  3. major obstacle


    • 大きな障害


  4. main obstacle


    • 主要な障害


  5. present an obstacle


    • 障害となる


  6. remove an obstacle


    • 障害を取り除く


  7. pose an obstacle


    • 障害をもたらす


  8. encounter an obstacle


    • 障害に出会う


  9. formidable obstacle


    • 手強い障害


  10. psychological obstacle


    • 心理的障害



3. 語源とニュアンス

語源

もともとラテン語の “obstare” (ob “逆らって” + stare “立つ”) が語源で、「妨げとして立つ」という意味です。フランス語などを経て英語に入ってきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 物理的な障害物(道を塞ぐ石、壁など)から、抽象的な障害(困難、壁、本質的な課題など)まで幅広く使われます。

  • カジュアルな場面では「問題」(problem) などのほうが多用される場合もありますが、少しフォーマルに「妨げ」を言いたいときに用いられます。

使われるシーン


  • 口語でも使われますが、「壁」に比喩的に「障害」として用いるときはややフォーマル寄りです。

  • ビジネス場面、学術的なレポート、報道、日常会話など幅広く使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 通常は「an obstacle」「obstacles」の形で使われます。

  • 前置詞との組み合わせ: “obstacle to 〜” 「〜への障害」という形で頻出。


    • 例: “There is an obstacle to achieving our goal.”


一般的な構文やイディオム


  • “be an obstacle to + 名詞/動名詞”


    • 例: “ Lack of funds is a major obstacle to our project.”


  • “put obstacles in someone’s way”


    • 例: “He kept putting obstacles in my way to prevent me from succeeding.”



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I want to learn a new language, but time is my biggest obstacle.”

    (新しい言語を学びたいんだけど、時間が一番の障害なんだ。)


  2. “No matter the obstacle, I’ll keep trying.”

    (どんな障害があっても、諦めずに続けるよ。)


  3. “An unexpected obstacle came up, so I was late for the party.”

    (予想外の障害が発生して、パーティーに遅れちゃった。)


ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Lack of funding is the main obstacle to launching this project.”

    (資金不足が、このプロジェクトを始動できない主な障害です。)


  2. “We need to identify potential obstacles in advance to avoid delays.”

    (遅延を避けるために、あらかじめ潜在的な障害を特定する必要があります。)


  3. “His negative attitude became an obstacle to effective teamwork.”

    (彼のネガティブな態度が、効果的なチームワークの障害になりました。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Cultural differences can be a significant obstacle to international cooperation.”

    (文化の違いは、国際協力の大きな障害となりうる。)


  2. “This study addresses the obstacles to sustainable urban development.”

    (この研究は、持続可能な都市開発における障害について取り扱っています。)


  3. “Researchers are working to remove technological obstacles in the field of renewable energy.”

    (研究者たちは、再生可能エネルギーの分野での技術的障害を取り除くために取り組んでいます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. barrier (バリア、障壁)


    • 物理的障壁だけでなく、抽象的な妨げも指す。同じく「障壁」の意味を広くカバーするが、「境界や仕切り」という意味合いが強い。


  2. hindrance (妨げ)


    • もう少しフォーマル。持続的に何かを妨げるイメージ。


  3. impediment (障害、妨げ)


    • 医学的(言語障害など)にも使われる。法的文脈でも登場。


  4. hurdle (ハードル)


    • 実際の陸上競技のハードルから転じて、乗り越えるべき課題や障害を指す。


  5. block (ブロック、障害)


    • より非公式。単純に「塞いでいるもの」を表す。


反意語 (Antonyms)


  • aid (助け、支援)

  • assistance (手助け)

  • advantage (有利な点)

「aid」「assistance」は「サポートされる状態」をイメージし、障害とは対極にある概念です。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ˈɒb.stə.kəl/ (イギリス英語), /ˈɑːb.stə.kəl/(アメリカ英語)


  • アクセント(強勢)の位置: 第1音節 「ob」にアクセントがあります。

  • イギリス英語では「オブスティカル」のように /ɒ/ 音。

  • アメリカ英語では /ɑː/(ちょっと口を開く「あー」に近い音)に。

  • 「-cle」の部分が日本語のカタカナ発音で “クル” になることが多いですが、「カ(コ)ル」に近い弱めの「カ」にするとなお自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの誤り: “obsticle” “obstacal” などと誤記されやすい。

  • 同音異義語との混同はあまり多くありませんが、近い発音の “obstinate” (頑固な) とはまったく意味が異なるので注意。

  • TOEIC や英検などの試験では、長文読解の中で “obstacle” が登場し、意味を問われる問題が出ることがあります。「妨げ」を訳せるかがポイント。


9. 記憶に残るヒントやイメージ

ラテン語の語源 “ob” (逆らって) + “stare” (立つ) を思い出すと「邪魔するために目の前に”立つ”もの」というイメージになり、覚えやすいです。また、日常生活で障害物競走(Obstacle race / Obstacle course)という英語表現を思い出すと、「障害が並んでいるコース」と思い出しやすいでしょう。


  • 勉強テクニック: フレーズ “overcome an obstacle” とセットで覚えると、英検やTOEICでも役立ちます。

  • スペリングのポイント: “abs” ではなく “obs”、そして最後が “-cle” であることを意識しておくとミスが減ります。


以上が名詞「obstacle」の詳細解説です。障害物一つとっても、幅広い文脈で使われる重要単語なので、ぜひ使い方や表現をしっかり押さえてください。

意味のイメージ
obstacle
意味(1)

(…に対する)障害[],邪魔[物]《+to+

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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