最終更新日:2025/11/25
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元となった辞書の項目

credible

形容詞

信用できる,確実な

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解説

形容詞「credible」の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: credible

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英): able to be believed; convincing

意味(和): 「信じるに値する」「信ぴょう性がある」


「credible」は「信じられるほどにもっともらしい」「信頼できる」というニュアンスの形容詞です。相手の言動や証拠・情報などが「本当だ」と思えるくらいに信用できるときに使われます。


活用形

形容詞なので、直接的な活用(動詞のような時制変化)はありませんが、副詞形・名詞形・反意形など派生形は存在します。


  • 副詞形: credibly(信頼できる方法で)

  • 名詞形: credibility(信頼性)

  • 反意形: incredible(信じがたい)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 少し抽象的な内容について十分に会話ができるレベル。より柔軟な表現力が求められる。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: cred(信じる)

  • 接尾語: -ible(〜できる、〜しうる)

この「cred」はラテン語の「credere(信じる)」が由来となっています。同じ語源をもつ言葉には「credit(信用、信頼)」や「credible」と反意の「incredible」などがあります。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. credible evidence(信頼できる証拠)

  2. credible source(信頼に足る情報源)

  3. credible explanation(納得できる説明)

  4. credible candidate(有望な候補者 / 信頼できる候補者)

  5. credible witness(信頼できる目撃者)

  6. credible news(信憑性のあるニュース)

  7. highly credible(非常に信用できる)

  8. seem credible(信ぴょう性があるように見える)

  9. lack credibility(信頼性を欠く)

  10. maintain credibility(信頼性を維持する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「credere(信じる)」に由来し、そこから形容詞化して「-ible(〜できる)」が付いた形。直訳すると「信じることができる」というイメージを持ちます。

ニュアンス・使用上の注意点


  • 「credible」は「本当に信じられるほどの根拠や筋が通っている」というニュアンスを持ちます。特に、相手が提示する情報や証拠が真実である可能性が高いと感じられるときに用いられます。

  • 主にフォーマルでもカジュアルでも使えますが、ニュースや公的文章など、「正式な文書や場面」で「信頼に足る説明」という意味合いで使用されることが多いです。

  • 口語では「信じられるよ!」などライトに使われる形式として「That sounds credible.」などといった形でも使います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞であり、名詞を修飾する形で使われるのが一般的です(e.g., credible story).

  • 「be + credible」などの補語としてもよく用いられます(e.g., His testimony was credible.).

  • 名詞ではないため可算・不可算の区別は必要ありません。

  • 類似形容詞として「reliable」「believable」「trustworthy」などがありますが、文脈によって微妙に使いどころが異なります。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術場面でそれぞれ3つずつ例文を挙げます。

A. 日常会話


  1. I heard a rumor, but I’m not sure if it’s credible.

    (噂を聞いたけど、それが信用できるかは分からないんだ。)


  2. That explanation sounds credible enough for me.

    (その説明は私には十分筋が通っているように思えるよ。)


  3. She always has credible excuses for being late.

    (彼女はいつも遅刻の理由がもっともらしいんだよね。)


B. ビジネス


  1. We need to find a credible source to back up our proposal.

    (私たちの企画を裏付けるために、信頼できる情報源を探す必要があります。)


  2. Our client wants a credible timeline for project completion.

    (顧客はプロジェクト完了までの信ぴょう性のあるスケジュールを求めています。)


  3. If we can offer credible data, we’ll earn the shareholders’ trust.

    (信頼できるデータを提示できれば、株主の信頼を得られるでしょう。)


C. 学術的な文脈


  1. This study provides credible findings on climate change.

    (この研究は気候変動について信頼に足る発見をもたらしている。)


  2. A credible hypothesis should be testable and based on evidence.

    (信頼できる仮説は検証可能で、証拠に基づいている必要がある。)


  3. Experts consider this journal to be a credible publication in the field.

    (専門家たちはこのジャーナルを、その分野で信頼できる刊行物だと考えている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. believable(信じられる)


    • 「credible」とほぼ同義ですが、やや口語的で「信じられる余地がある」くらいの意味合い。


  2. plausible(もっともらしい)


    • 論理的に矛盾はないが、実際は不明というニュアンス。


  3. reliable(頼りになる)


    • 「信頼できる」という意味で、情報や人に対して安定して正確・確実という印象。


  4. trustworthy(信用に値する)


    • 信頼感を置ける人・情報であるというニュアンスが強い。


反意語


  1. incredible(信じられない・非常に素晴らしい)

  2. unbelievable(信じがたい)

  3. untrustworthy / unreliable(信用ならない・頼りにならない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈkrɛdɪbəl/

  • アクセント: 最初の「cre」に強勢があります。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、母音のニュアンスが若干変わることがあります。


    • アメリカ英語: /ˈkrɛdəbəl/(「レ」に近い音)

    • イギリス英語: /ˈkrɛdɪbəl/(「レ」と「リ」の中間を意識)


  • よくある発音の間違い: “c-r-e”の母音が「エイ」や「イー」になってしまうなどのミス。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「e」と「i」を入れ替えて creditable と書くミス。「creditable」は別の意味(称賛に値する)をもつ別単語なので注意。

  • 「credulous」と混同: 「credulous」は「だまされやすい」「信じやすい」の意味で、逆のニュアンスになることが多いので混乱に注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「credibility (信頼性)」とセットで覚えておくと、ビジネス文脈や論説文などで役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「cred」は「信じる(credit, creed, incredibleなど)」につながると意識すると覚えやすいです。

  • 「creditカードがあると信用がある、だから“cred”は信じるに関係する」というイメージを持つと連想しやすいでしょう。

  • 「-ible」は「~可能」を表す接尾辞として、多くの形容詞に使われるので、「…できる」という意味を思い出せば「信じることができる→credible」と連想できます。


以上が形容詞「credible」の詳細な解説です。学習や実際の会話・文章作成の際にぜひ活用してください。

意味のイメージ
credible
意味(1)

信用できる,確実な

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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