最終更新日:2025/11/09

〈U〉資本化, 投資 / 大文字の使用, 大文字で書くこと

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元となった辞書の項目

capitalization

名詞

〈U〉資本化, 投資 / 大文字の使用, 大文字で書くこと

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正式な文章では大文字と小文字の使い分けが重要です。

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解説

以下では、名詞“capitalization”をできるだけ詳しく解説します。マークダウン形式でまとめていますので、学習時の参考にしてください。


1. 基本情報と概要

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “capitalization”

  • 日本語: 「大文字化(文頭大文字を使うこと)」または「資本化(企業の資本構成・株式価値などを指す用語)」

「capitalization」は、大きく分けて2つの使われ方があります。

1つ目は文章中の単語を大文字に変える行為(大文字化)を表すときに使われます。

2つ目はビジネスやファイナンス分野で、企業が保有する資本の総額や資金調達の状況(資本構成)を指すときに使われます。

「文頭をどこまで大文字にすればいいの?」と言った場面や、「企業の時価総額はどれくらいなの?」といった場面で使われる、ややフォーマルかつ専門性のある単語です。

品詞


  • 名詞 (Noun)

活用形

「capitalization」は数えられる場合と数えられない場合がありますが、一般的には不可算名詞として扱われることが多いです。ビジネス文脈の場合は「the capitalization of a company」のように特定対象を指すため、冠詞(the, a/an)や所有格を伴うことがあります。


  • 単数形: capitalization

  • 複数形: capitalizations (稀に使われるが限定的)

他の品詞形


  • 動詞: to capitalize (例: “to capitalize words” 「単語を大文字にする」, “to capitalize on an opportunity” 「機会を活かす」)

  • 形容詞形はありませんが、分詞形容詞として “capitalized” が用いられます(「大文字にされた」「資本化された」などの意味)。

CEFRレベル目安


  • B2(中上級)程度


    • 理由: 「capitalization」は文書作成やビジネス・金融の専門的文脈で登場し、やや高度な単語のため。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “capital” - 「首都」「資本」「大文字」などの意味を持つ

  • 接尾語: “-ization” - 「~化」「~の状態にする行為・プロセス」を表す

このため、「capital + -ization」で「大文字化」または「資本化」というニュアンスが生まれます。

派生語・関連語


  • “capitalize” (動詞)

  • “capital” (名詞: 首都、資本 / 形容詞: 大文字の)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. market capitalization → 時価総額

  2. total capitalization → 総資本

  3. proper capitalization → 正しい大文字表記

  4. corporate capitalization → 企業の資本(構成)

  5. capitalization rate → 資本化率(不動産投資などで使われる指標)

  6. capitalization rules → 大文字使用規則

  7. capitalization policy → 資本化方針

  8. leverage and capitalization → レバレッジと資本構成

  9. capitalization limit → 資本化上限

  10. capitalization strategy → 資本戦略 / 大文字表記戦略 (文脈によって異なる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “capital” はラテン語の caput(頭)に由来し、「首都」「大文字」「資本」など幅広い意味を派生させてきました。

  • そこに接尾語 “-ization” (~化)がついて、「大文字化」または「資本化」という行為・状態を指すようになりました。

ニュアンス


  • 「大文字化」を示す場合は、文書の書式やタイポグラフィの話題など、比較的カジュアルからビジネス文章まで幅広く使われます。

  • 「資本化(企業の資本形態)」を示す場合は、金融、会計、ビジネスシーンでフォーマルに使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として扱われ、次のように使われます。

    例: “The company’s capitalization is growing steadily.”

  • 不可算名詞として使用されることが多いですが、状況に応じて可算名詞として複数形が使われる場合(例: “several capitalizations”)もあります。ただし一般的ではありません。

  • ビジネス文脈では「the capitalization of 〜」という形で特定の企業や組織に結びつけて表現されます。

  • 「大文字表記」を表すときは「the capitalization of words」など。

イディオムやよくある構文


  • “to improve the capitalization” … 「資本構成を改善する」

  • “to check the capitalization” … 「大文字表記をチェックする」 / 「(金融で)資本状況を確認する」


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I need to fix the capitalization in my resume.”


    • 「履歴書の大文字表記を直さないといけないんだよね。」


  2. “Why is the capitalization of your name so unusual?”


    • 「なんであなたの名前の大文字表記はそんなに変わっているの?」


  3. “You should pay attention to capitalization rules when writing a formal letter.”


    • 「フォーマルな手紙を書くときは大文字表記のルールに注意しないといけないよ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company’s capitalization has increased after the merger.”


    • 「合併後、当社の資本額は増えました。」


  2. “We need to discuss our market capitalization at the board meeting.”


    • 「取締役会では当社の時価総額について議論する必要があります。」


  3. “The CFO outlined the firm’s capitalization strategy for the next fiscal year.”


    • 「財務担当役員が、来期の会社の資本戦略を説明しました。」


(3) 学術的・専門的文脈での例文


  1. “The research paper addresses the problem of incorrect capitalization in semantic analysis.”


    • 「その研究論文は、意味解析における誤った大文字表記の問題を扱っています。」


  2. “In finance theory, the concept of capitalization plays a crucial role in determining valuations.”


    • 「ファイナンス理論において、資本化の概念は評価額を決定する上で重要な役割を果たします。」


  3. “Funding sources significantly influence a startup’s capitalization model.”


    • 「資金調達元はスタートアップの資本形態に大きな影響を与えます。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “funding” → 「資金提供」:資金繰りそのものを表す。

  • “investment” → 「投資」:投資行為全般を指す。

  • “capital structure” → 「資本構成」:特に負債や株式などの内訳を強調する。

反意語


  • “decapitalization” → はっきりとした対義語としては一般的ではありませんが、「資本が失われる」ニュアンスをもつ言葉になります。

※「capitalization」は「大文字化」という意味もあるため、反意語としては “lowercase” / “lowercasing” が想定されることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (イギリス式): /ˌkæpɪtəlaɪˈzeɪʃən/

    • アメリカ英語 (アメリカ式): /ˌkæpɪtələˈzeɪʃən/


  • アクセント(強勢)の位置: “capital*i*ZATION” の “-iza-” 部分(第3音節あたり)に強勢がきます。

  • よくある間違い: “cap|i|tal|ization” のようにどこにストレスを置くか混乱しやすいです。後半の “-ization” に強勢がかかります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “captalization” や “capitalisation”(イギリス式)など、つづりを間違えやすい。


    • イギリス英語では “capitalisation” と “s” を使うこともあり、混乱しやすい。


  2. 同音異義語との混同:


    • “capitation”(人頭税など)とは全く違う概念なので注意。


  3. ビジネス・金融での “capitalization” と、文法上の “capitalization” の混同: 文脈によって意味が大きく変わるので要注意。

  4. 試験対策: TOEICやビジネス英語の試験など、金融用語や文書作成の用語として出題されることがあります。文脈を見極めて正しい意味を答えられるようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “capital” = 「首都・大文字・資本」のイメージを、「頭の重要部分」という共通キーワードで覚えると整理しやすい。

  • 接尾語 “-ization” がつくと「~化」になるため、大文字化・資本化をイメージする。

  • スペリングが長いので、“cap + it + al + i + za + tion” のように区切って覚えるとミスを減らせる。

  • パソコンのキーボードで “Caps Lock” が大文字入力を意味するように、 “capitalization” も「大文字入力のこと」と関連づけられて覚えやすい。


以上が、“capitalization” の徹底解説になります。文書作成やビジネスシーンなど、状況に応じて活用してみてください。

意味のイメージ
capitalization
意味(1)

資本化;投資

意味(2)

大文字の使用;大文字で書くこと,大文字で印刷すること

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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