最終更新日:2025/11/17

【名/U】仲買業;仲買手数料【C】仲介会社

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brokerage

【名/U】仲買業;仲買手数料【C】仲介会社

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: brokerage

品詞: 名詞 (noun)


  • 英語での意味: The business or service of a broker, or the fee/commission charged by a broker.

  • 日本語での意味: ブローカー業(務)やブローカー手数料を指す言葉です。

「brokerage」は「ブローカーが行うサービスやビジネス」を指すときに使われます。株式や不動産など、売買の間に入って仲介する人(ブローカー)が活動する業界全般や、仲介手数料のことをまとめて表す単語です。日常会話よりはビジネスや経済関係の文脈でよく使われます。


  • 活用形:


    • 名詞形は “brokerage” (単数)/“brokerages” (複数)

    • 他の品詞例:

    • broker (名詞/動詞) → 「仲介人(名詞)」「仲介をする(動詞)」

    • brokered (形容詞的用法:仲介された) など


  • CEFR レベル: B2(中上級)


    • 経済・金融関連の文脈で見かけることが多く、専門性が少し高めのため中上級レベルと考えられます。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • “broker” + “-age”

    • broker: 仲介人、代理人

    • -age: 状態・行為やその結果を表す接尾語(例: “storage”, “postage” など)

    • よって “brokerage” は「仲介人の行為」「ブローカー行為・状態」あるいは「手数料」といったイメージを持ちます。


  • 派生語・関連語


    • broker (名詞/動詞):仲介人、仲介をする

    • broker-dealer:証券業界でのブローカー兼ディーラー

    • brokered (形容詞):仲介された


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. brokerage firm → ブローカー会社

    2. brokerage account → ブローカー口座

    3. online brokerage → オンライン仲介業

    4. full-service brokerage → フルサービスの証券会社

    5. discount brokerage → 手数料を低く設定している証券会社

    6. brokerage commission → ブローカー手数料

    7. real estate brokerage → 不動産仲介業

    8. insurance brokerage → 保険代理業

    9. brokerage house → ブローカー事務所/証券会社

    10. foreign exchange brokerage → 外為仲介業



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “broker” は中英語の “brocour” から来ており、「小売商人」「仲買人」の意味を持つ言葉でした。そこに “-age” がつくことで「~業」や「~状態」「~手数料」という意味を形成しています。


  • ニュアンス・使用注意:


    • 「brokerage」は主に金融、投資、不動産、保険などの領域で使われるやや専門的な言葉です。日常会話で使う場合は、投資などの話題に詳しい人同士で用いられることが多いです。

    • カジュアルというよりは、ややフォーマルまたはビジネス寄りの単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての扱い:


    • 通常は可算名詞として用いられますが、文脈によっては不可算名詞的に扱われることもあります。

    • 「a brokerage (firm)」や「the brokerage fee」のように具体的な企業や手数料として言及する場合が多いです。


  • 一般的な構文例


    1. “(Subject) + operates a brokerage firm.”(主語がブローカー会社を経営している)

    2. “(Subject) + pays a brokerage fee to (broker).”(ブローカーに手数料を払う)

    3. “(Brokerage) + helps facilitate the buying and selling of stocks.”(ブローカー業は株の売買を仲介する)


  • フォーマル/カジュアル:


    • ビジネス文書、契約書、専門誌などフォーマル寄りの文脈でよく使われます。

    • カジュアルな会話では「broker」などの形で話すほうが多いかもしれません。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “I’m thinking about opening a brokerage account to invest in stocks.”


    • (株に投資するために証券口座を開こうと思ってるんだ。)


  2. “My father works for a local brokerage that deals with real estate.”


    • (父は地元の不動産仲介業者で働いているよ。)


  3. “Have you heard about any reputable online brokerages?”


    • (評判のいいオンライン証券会社を知らない?)


5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We partnered with a major brokerage to access global markets.”


    • (我々は世界の市場にアクセスするため、大手証券会社と提携しました。)


  2. “The brokerage fee will be 1% of the total transaction.”


    • (ブローカー手数料は取引総額の1%になります。)


  3. “Our firm specializes in commercial real estate brokerage.”


    • (当社は商業用不動産の仲介に特化しています。)


5.3 学術・専門的文脈での例文(3つ)


  1. “Studies show that high brokerage fees can deter small-scale investors.”


    • (研究によると、高い手数料は小規模投資家を遠ざける可能性がある。)


  2. “This paper examines the role of brokerage in cross-border mergers and acquisitions.”


    • (本論文では、国境を越えた企業買収における仲介業務の役割を検証する。)


  3. “Effective brokerage models contribute to market liquidity and economic growth.”


    • (効果的な仲介モデルは市場の流動性と経済成長に寄与する。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “agency” (エージェンシー):代理店、代理業務


      • 一般的にビジネスの仲介やサービスを広く指す。「brokerage」は金銭・投資・不動産など特定の仲介にやや限定的。


    2. “intermediation” (インターミディエーション):仲介、媒介


      • 公的なニュアンスも含む論文用語。会話ではあまり使わない。


    3. “commission” (コミッション):手数料


      • 「brokerage fee」とほぼ同じ文脈で使われるが、こちらは「手数料そのもの」を指すことが多い。


    4. “middleman service” (ミドルマン・サービス):仲介サービス


      • 口語的でカジュアルな言い方。



  • 反意語


    • 明確な反意語はありませんが、ブローカーなしで直接にやり取りする意味合いで “direct dealing” や “private sale” などが対照的な概念です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈbroʊ.kər.ɪdʒ/


    • アメリカ英語: [ブロー・カー・リッジ]

    • イギリス英語: [ブロウ・カァ・リッジ](母音がやや異なる程度)


  • アクセント: 第1音節 bro に強勢を置きます。

  • よくある間違い:


    • /broker/ と /brooker/ のように “oo” として発音してしまう誤りなど。

    • “breakage” と混同しないように注意。(breakage は「破損」)



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “brokerage” の “e” と “r” の位置に注意。

  • 同音異義語と混同: “breakage”(破損)や “brocade”(ブロケード、織物)とスペリングが似ていて混同しやすいです。

  • 試験対策: TOEIC やビジネス英検など、金融・ビジネス英語が問われる試験では出題される可能性があります。文脈をしっかり把握するとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ブローカーが中に入って“(いろいろ)行う(+ age)”」というイメージをすると覚えやすいかもしれません。

  • “broker” + “-age” = 仲介行為全般や手数料、と単純に合体で連想しておくとスペリングミスをしにくくなります。

  • 勉強テクニック: 金融ニュースの英語記事や、証券会社のサイトを見ると頻繁に出てくるので定着しやすいです。


以上が “brokerage” の詳細解説です。投資関連やビジネスの文脈でよく登場するので、興味がある分野のニュースや記事を読むと自然に使いこなしやすくなります。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
brokerage
意味(1)

仲買業

意味(2)

仲買手数料,口銭

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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