最終更新日:2025/10/07

〈C〉《…の》1度分の分量《of ...》 / (パンなどの)一焼き分《of ...》 / 《話》《…の》束, 群, 組《of ...》 / 《コンピューター》《形容詞的に用いて》一括の

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元となった辞書の項目

batch

名詞

〈C〉《…の》1度分の分量《of ...》 / (パンなどの)一焼き分《of ...》 / 《話》《…の》束, 群, 組《of ...》 / 《コンピューター》《形容詞的に用いて》一括の

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2回目に焼いたパンは生焼けという結果になった。

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解説

以下では、名詞の “batch” について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語と日本語での意味


  • 英語: “batch”

  • 日本語: 「(ひとまとめの)束」「一度に作られた(処理された)もの」「一群」「一回分」

「batch」は、「一度にまとめて処理されるもの」や「一度に作られるもの・まとまり」を指す名詞です。たとえば、「クッキーを一度に焼く」といったときの「一回分のクッキー」を指したり、「同時に処理されるデータのまとまり」を指したりします。日常的には、クッキーやパン、書類、メールなど、一度にまとめて作業・作成・処理される「まとまり」を意味する場面でよく使われます。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

  • 複数形: batches

“batch” は主に名詞として使われますが、まれに動詞形として「まとめて処理する(to batch something)」という形でも使われることがあります。

【CEFRレベルの目安】

B2(中上級): 一般的な単語に比べると少し専門性があり、製造やデータ処理などの文脈でしばしば用いられるため、やや上級の単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接头語: 特になし

  • 語幹: batch

  • 接尾語: 特になし

「batch」という英単語は一語として完成した形をしており、現代的には明確に区別できるような接頭語・接尾語はありません。

派生語や類縁語


  • 動詞: to batch(まとめて処理する)

  • “batch processing”(一括処理): コンピュータや製造工程で、データや作業を一度にまとめて処理すること

  • “batch file”(バッチファイル): Windowsなどで使われる、一連のコマンドをまとめて実行するファイル

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “batch of cookies” – 「クッキー一回分」

  2. “batch of bread” – 「パン一回分」

  3. “a new batch of students” – 「新しい学生の一団」

  4. “small batch” – 「少量のまとまり/小ロット」

  5. “large batch” – 「大量のまとまり/大ロット」

  6. “test batch” – 「試験用のロット/試作品」

  7. “production batch” – 「生産ロット/生産ごとのまとまり」

  8. “batch number” – 「バッチ番号(ロット番号)」

  9. “batch processing” – 「バッチ処理、一括処理」

  10. “batch file” – 「バッチファイル(一括処理ファイル)」


3. 語源とニュアンス

語源

“batch” は中英語(Middle English)の “bacche” に由来し、さらに古英語(Old English)の “bacan”(焼く)に関連するといわれています。もともとは「一度に焼いたもの」という意味があり、パンやお菓子などを「オーブンで同時に焼いた分量」を指していました。

微妙なニュアンスや使用時の注意点


  • 一度に複数のものを処理・作成するときに「まとめて」というニュアンスが強い

  • 食品、データ処理、製造業など、幅広い分野で使用される

  • 日常会話では、お菓子や料理をまとめて作るときに使われることが多い

  • ビジネスや工業プロセスではもう少しフォーマルあるいは業界用語的に使われることが多い

日常会話から専門的なシーンまで幅広い文脈で使われ、カジュアルにもフォーマルにもそれなりに適応する単語です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  1. “a batch of + 名詞”


    • 例: “a batch of cookies”, “a batch of data”


  2. “in batches” (副詞的表現)


    • 例: “We will send them in batches.”(まとめて送ります)


可算 / 不可算


  • “batch” は可算名詞として扱われます。

    例: “We made three batches of cookies today.”(今日は3回分のクッキーを作った。)

イディオムやよくある表現


  • “batch it” と省略的に言う場合があり、ぜひ覚えておきましょう。(ただし口語的・業界用語的です)

  • メールやタスクを「batch」処理する、つまり “batch your tasks” と言うと、一度にまとめて処理することを意味します。


5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈ごとに例文を挙げます。形の上で自然な英語にします。

日常会話(カジュアル)


  1. “I just baked a batch of brownies. Do you want some?”


    • 「ブラウニーを一度に焼いたんだけど、食べる?」


  2. “Let’s make another batch of coffee before our guests arrive.”


    • 「お客さんが来る前に、もう一回分コーヒーを淹れよう。」


  3. “I usually do laundry in one big batch on the weekend.”


    • 「普段、洗濯は週末にまとめて全部やっちゃうんだ。」


ビジネス(ややフォーマル)


  1. “We processed a large batch of orders this morning.”


    • 「今朝、大量の注文をまとめて処理しました。」


  2. “Could you label each batch with the date and batch number?”


    • 「各ロットに日付とバッチ番号をラベル付けしてもらえますか?」


  3. “Please verify this batch of data before we start our analysis.”


    • 「分析を始める前に、このデータを一式チェックしてください。」


学術的/専門的


  1. “We performed a batch experiment to test the new catalyst’s efficiency.”


    • 「新しい触媒の効率を試すためにバッチ実験を行いました。」


  2. “Batch processing reduces overhead but may increase response time for individual tasks.”


    • 「バッチ処理はオーバーヘッドを減らす一方、各タスクの応答時間を伸ばす可能性があります。」


  3. “A batch of samples was collected from the site for further analysis.”


    • 「追加分析のために、その場所からサンプルをまとめて採取しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. “group” – 「グループ、集団」


    • より一般的に「ひとまとまり」を指す。


  2. “lot” – 「ロット、一群、一まとめ」


    • 製造業などで “batch” とほぼ同じように使われることが多い。


  3. “collection” – 「コレクション、集まり」


    • ひとまとまりの集合。


  4. “set” – 「セット、組」


    • より抽象的に「まとまり」を指す表現。


反意語(Antonyms)

厳密な「反意語」はありませんが、「個別の」「個々の」などを意味する “individual” は対照的に使える場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /bætʃ/

  • アメリカ英語 (GA): [bæʧ](「バッチ」)

  • イギリス英語 (RP): [bætʃ](同じく「バッチ」)

強勢(アクセント)

“batch” は1音節の単語であり、特に強勢の位置というよりは、その単語全体が一気に発音されます。

よくある発音・スペルの間違い


  • 綴り: “batche” と余計な “e” を付けてしまう誤り

  • 発音: /bʌtʃ/(「バッチ」ではなく「バッチュ」)や /betʃ/(「ベッチ」)などと誤るケース


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「バッチ」とカタカナで書くと、日本語で「badge(バッジ)」と混同されがち

  • 同音異義語ではないが、“badge”(バッジ、記章)と混同しないよう注意

  • TOEICや英検などでは、メール処理や製造プロセス、IT文脈の記事などで出題される可能性がある

  • スペルの最後を “tch” で終わらせることが肝心(match, catch, watch などと同じ語尾パターン)


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “batch” はもともと「一度に焼く」というところから来ているため、パンやクッキーの「一回分の焼き上がり」をイメージすると覚えやすいです。

  • “catch” や “match” のように “-atch” で終わる単語を集めて覚えておくとスペルミスを防げます。

  • 頻繁に耳にする “batch processing” などの複合語から、コンピュータや製造の「まとめて処理」のイメージを思い浮かべると定着しやすいです。


以上が、名詞 “batch” の詳細な解説です。一度にまとめて作られる・処理されるまとまりを表す便利な単語なので、そのニュアンスと使用シーンを押さえつつ、例文を参考に活用してみてください。

意味のイメージ
batch
意味(1)

(パンなどの)一焼き分《+of+

意味(2)

(…の)1度分の[分量]《+of+

意味(3)

《話》(…の)束;群,組《+of+

意味(4)

《コンピューター》《形容詞的に用いて》一括の (batch processing

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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