最終更新日:2025/10/02

【動/他】《規模がさらに大きいグループに》 を加入させる, を提携させる《with, to ...》 / 【動/自】《...に》 加入する《to ...》 / 《...と》 合併する, 提携する 《with ...》 / 【名/C】加入者, 会員 / 支部

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元となった辞書の項目

affiliate

【動/他】《規模がさらに大きいグループに》 を加入させる, を提携させる《with, to ...》 / 【動/自】《...に》 加入する《to ...》 / 《...と》 合併する, 提携する 《with ...》 / 【名/C】加入者, 会員 / 支部

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解説

以下では、英単語 affiliate を、学習者にもわかりやすいように、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: affiliate

品詞: 動詞 (to affiliate)、名詞 (an affiliate)

意味(英語・日本語)


  • 動詞 (to affiliate): to connect a person or organization to a larger group, often in a formal relationship.

    (人や組織をより大きな団体に正式に関係づけること)

    「組織や会社同士が提携・連携する、あるいは加入する」というニュアンスがあります。


  • 名詞 (an affiliate): a person, organization, or company that is connected with a larger or parent organization.

    (より大きな組織や親会社と提携・連携している人物、組織、企業)

    「関連会社」「支部」「加盟店」などの意味で使われます。


活用形


  • 動詞 affiliate


    • 現在形: affiliate(s)

    • 過去形: affiliated

    • 過去分詞形: affiliated

    • 現在分詞形: affiliating


  • 名詞形: affiliate (単数)、affiliates (複数)


  • 形容詞形: affiliated (例: affiliated company = 関連会社)


CEFRレベル目安


  • B2(中上級): ビジネスや組織運営などの文脈でよく使われるため、一般的な日常会話レベルよりやや上の単語と言えます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 「af-」は、ラテン語の「ad-」(~へ、に向かう)から変化した形

  • 語幹: 「-fili-」は、ラテン語で「息子」や「子ども」を意味する “filius/filia” が由来とされる

  • 接尾語: 「-ate」は、動詞や形容詞、名詞を作り出す英語の典型的な接尾語

関連語や派生語


  • affiliated (形容詞): 提携している、所属している

  • affiliation (名詞): 提携関係、加盟、所属

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10個)


  1. affiliate program → アフィリエイトプログラム

  2. affiliate link → アフィリエイトリンク

  3. affiliate marketing → アフィリエイトマーケティング

  4. be affiliated with ~ → ~と提携している / ~に所属している

  5. affiliate network → アフィリエイトネットワーク

  6. local affiliate → 地元の系列 / 支部

  7. official affiliate → 公式の提携先

  8. affiliate agreement → 提携契約

  9. affiliate relationship → 提携関係

  10. university affiliate → 大学の関係者 / 付属機関


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「affiliare」(子として迎え入れる)から派生したとされます。

    「ad-(~へ) + filius(息子)」が原形となり、そこから「所属させる」「ファミリーの一員として迎え入れる」というニュアンスが生まれました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 組織間の公式な関係を示すことが多く、ビジネスや公的機関などフォーマルな文脈で使われやすいです。

  • 近年では「(個人や企業が)大手企業やブランドと提携する」文脈でもよく見られます(例: アフィリエイトマーケティング)。

  • 口語でも使われますが、どちらかというとビジネスや組織関連の場面(ややフォーマル寄り)でよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞としては、他動詞「~を提携させる」「~を加盟させる」として使われる場合と、自動詞的に「~と提携する (affiliate with)」と前置詞 “with” とともに使われる場合があります。


    • 例: “The company decided to affiliate with a global brand.”


  • 名詞としては、可算名詞です。


    • 例: “They have many affiliates around the world.”


代表的な構文・イディオム


  • affiliate A with B → A を B と提携させる (フォーマルな文脈)

  • be affiliated with ~ → ~と関係している、提携している (広く使われる)


5. 実例と例文

A. 日常会話での例文


  1. “I'm not sure which gym to join. I heard they are affiliated with other fitness centers.”

    (どのジムに入会するか迷ってるんだ。あそこはほかのフィットネスセンターと提携しているらしいよ。)

  2. “My sister is affiliated with a local art group in town.”

    (私の姉は町のアートグループに所属しているのよ。)

  3. “I just found out our favorite café is affiliated with that new bakery.”

    (お気に入りのカフェが、あの新しいベーカリーと提携してるってわかったんだ。)

B. ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company has decided to affiliate with a major tech firm to expand our market.”

    (当社は市場拡大のため、大手テック企業と提携することを決定しました。)

  2. “Please ensure that all affiliate agreements are reviewed by the legal team.”

    (すべての提携契約は法務チームによってチェックされるようにしてください。)

  3. “We’re looking to partner with affiliates who can promote our new product line.”

    (私たちは新製品の販促をしてくれる提携先を探しています。)

C. 学術的・公的な文脈での例文


  1. “This university affiliate focuses on advanced research in environmental science.”

    (この大学の関連機関は、環境科学の先端研究に力を入れています。)

  2. “He is affiliated with several think tanks in Washington, D.C.”

    (彼はいくつかのワシントンD.C.のシンクタンクと関わりを持っています。)

  3. “Affiliated institutions share resources to support joint projects.”

    (提携機関同士が資源を共有して、共同プロジェクトを支えています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. associate (アソシエイト)


    • 「提携する」「共同する」という意味。やや幅広く、人・組織との結びつきに使われる。


  2. ally (アライ)


    • 「同盟を結ぶ」という意味。政治的・軍事的に使われることが多く、やや強い結束関係。


  3. partner (パートナー)


    • 「パートナーとなる」「共に事業を行う」という意味。ビジネスやプライベートで広範囲に使う。


反意語


  1. disassociate (ディソシエイト)


    • 「関係を断つ」「切り離す」という意味。


  2. separate (セパレート)


    • 「分離する」「切り離す」という意味。提携関係を解消する、断絶するような文脈で使われる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /əˈfɪl.i.eɪt/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きく変わりはありませんが、地域によってわずかに母音の響き方が異なる場合があります。


  • アクセントは「fi(フィ)」の部分に主な強勢があります: a-FIL-i-ate

  • よくある誤りは、「fil」の部分を「フィール」と伸ばしすぎたり、「affil - I - ate」の区切りを間違えて「affi-liate」のように発音するケースです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “affiliate” を “affilliate” や “affilate” と書いてしまうことがあるので注意。

  • 同音異義語の混同: 特に同音異義語はありませんが、「affinity(類似性、親近感)」などと混ざってしまう学習者もいます。意味が異なるので区別が必要です。

  • 試験での出題傾向: TOEIC などのビジネス英語試験で、「子会社」「関連会社」などの文脈や「提携関係を結ぶ」の意で登場することがあります。ビジネス関連単語として覚えておくと有利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “af + filiate” = “ad(~へ) + fili(息子) + -ate” という成り立ちをイメージすると、「誰かをファミリー(組織の一員)に迎え入れる」という連想がしやすいです。

  • アフィリエイトマーケティング(affiliate marketing)として日本語でも定着しているため、「企業やサイトが連携して報酬を得る仕組み」のイメージを思い浮かべると馴染みやすいでしょう。

  • “a-FIL-i-ate” の区切りや強勢位置をしっかり意識して発音しましょう。


以上が “affiliate” の詳細解説です。ビジネス上の「提携する」「関連会社」といった文脈で頻出する単語なので、スペリングと発音、そして「with」を使うフレーズなどを組み合わせて覚えておくと便利です。

意味のイメージ
affiliate
意味(1)

(規模がさらに大きいグループに)…'を'加入させる,合併する,提携させる《++with(to)+

意味(2)

(…に)加入する《+to+》;(…と)合併する,提携する《+with+

意味(3)

加入者,会員,《米》支部

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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