最終更新日:2025/12/06

(必要なものを)〈人〉に便宜をはかる / 〈人〉を宿泊させる, を収容する / 《…に》...を適応させる《to ...》/…を受け入れる、承諾する

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元となった辞書の項目

accommodate

動詞

(必要なものを)〈人〉に便宜をはかる / 〈人〉を宿泊させる, を収容する / 《…に》...を適応させる《to ...》/…を受け入れる、承諾する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: accommodate

品詞: 動詞 (Verb)

活用形: accommodates / accommodating / accommodated


  • 英語の意味: “to provide space or room for someone or something; to adapt to or fulfill someone’s needs; to do a favor for”

  • 日本語の意味: 「(人やモノを)収容する、宿泊させる」「(要求・状況に)対応する/合わせる」「(人の希望や事情を)考慮する/融通する」


    • 例えば、ホテルがゲストを「宿泊させる」場合、「誰かに都合を合わせる」場合などに使われます。誰かの要求や希望にスムーズに対応したり、物理的に部屋や場所を用意してあげたりするときに使われる単語です。柔軟な対応や配慮といったニュアンスを含みます。


他の品詞形:


  • 名詞: accommodation(「宿泊施設」「便宜」「適応」など)

  • 形容詞: accommodating(「親切に対応してくれる」「融通のきく」)

CEFRレベル: B2(中上級)


  • 「accommodate」は、ある程度英語に慣れてきた中上級レベルから使いこなしたい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源(ラテン語): 「ac-(〜へ)」+「commodare(適合させる・与える)」


    • 「commodare」は “to make fit” や “to provide” という意味に対応します。


派生語・関連語


  • accommodation (名) : 宿泊施設、適応、便宜を図ること

  • accommodating (形) : 親切な、融通のきく

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. accommodate guests(ゲストを収容する)

  2. accommodate changes(変更に対応する)

  3. accommodate requests(要望に応じる)

  4. accommodate up to 100 people(最大100人を収容できる)

  5. accommodate a schedule(スケジュールを調整する)

  6. accommodate differences(相違点を考慮する)

  7. be able to accommodate(対応できる/収容できる)

  8. accommodate special needs(特別な要望に応える)

  9. accommodate someone’s wishes(誰かの希望に応える)

  10. accommodate an increase in demand(需要の増加に対応する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “accommodare” に由来し、「適合させる」「調整する」「与える」という意味を含みます。

  • 後にフランス語を経由して英語に取り入れられ、「調整する」「便宜を図る」など幅広い意味を持つようになりました。

ニュアンス・用法上の注意


  • 物理的に「収容する」「スペースを提供する」という具体的な意味から、抽象的に「(相手の事情や要求に)合わせる」「融通を利かせる」という優しい・柔軟なニュアンスで使われます。

  • 口語でもビジネスやフォーマルな場面でも幅広く使われ、ややかしこまった響きもありますが、日常会話では「対応する」「合わせる」程度のニュアンスでよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使う場合:


    • “accommodate + 目的語” → (人・物)を収容する、(人・要求など)に対応する

    • 例: “This hotel can accommodate 200 guests.”


  2. 目的語 + to + 名詞/不定詞 のように、対応する内容を表すこともあります:


    • 例: “We need to accommodate our plans to the new schedule.”


  3. 他動詞なので目的語を取る形が基本ですが、状況や文脈に応じて “accommodate yourself” のように再帰的に使われることもあります。


    • ただし再帰用法は比較的まれで、「自分自身を適応させる」の意となります。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you accommodate me in your car? I don’t have a ride.”


    • (車に乗せてもらえますか?車がなくて困っているんです。)


  2. “We need more chairs to accommodate everyone at the party.”


    • (パーティーの全員を座らせるために、もっと椅子が必要です。)


  3. “I can rearrange my schedule to accommodate your request.”


    • (あなたの要望に合わせてスケジュールを組み直せますよ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We aim to accommodate all client requests promptly.”


    • (私たちはすべての顧客からの依頼に迅速に対応することを目指しています。)


  2. “Our new office can accommodate up to 50 employees.”


    • (私たちの新しいオフィスは、最大で50名の従業員を収容できます。)


  3. “Could you accommodate the additional requirements in the contract?”


    • (契約書に追加された要件にも対応していただけますか?)


学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The research facility was designed to accommodate various experimental setups.”


    • (その研究施設は、さまざまな実験装置を設置できるように設計されています。)


  2. “We must accommodate different theoretical perspectives in our analysis.”


    • (我々の分析では、異なる理論的視点を取り入れる必要があります。)


  3. “The university built an extension to accommodate an increasing number of students.”


    • (大学は増え続ける学生数を収容するため、建物を増設しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. house(収容する)


    • 物理的に人やモノを建物に収容するニュアンスが強い。


  2. fit(合う/適合する)


    • 場所・状況・条件に合う、という意味で使える。


  3. adapt(適応させる)


    • 自分や物事を変化させて一致させるニュアンス。


  4. adjust(調整する)


    • 細かい修正や調整をして合わせるニュアンス。


  5. cater to(需要・要望を満たす)


    • 要望や嗜好に応じる、一種のサービス精神を表す表現。


反意語


  • inconvenience(不便をかける)


    • accommodate が「便宜を図る」「融通を利かせる」という意味なら、inconvenience は逆に「不都合をかける」。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /əˈkɑː.mə.deɪt/

  • イギリス英語: /əˈkɒm.ə.deɪt/

アクセント位置


  • 「co」の部分(2音節目)に強勢がきます: a-m-mo-date

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 大きな違いは第二母音: アメリカ英語では [ ɑː ] と伸ばす音が多いのに対し、イギリス英語では [ ɒ ] になる違いがあります。

よくある発音ミス


  • 「アコモデイト」など、母音が混乱しやすい。スペルに “m” が二重になっていることもポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “accomodate” と書きがちですが、正しくは “accommodate” で “c” と “m” がそれぞれ2重になっています。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、似たスペリングの “accommodations” (複数形) と使い分けに注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネス・フォーマルな英語試験では「要求や要望に応える」「収容する」という文脈で出題されることがあります。スペリングを問われることも珍しくないので要注意です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ac-」は「~へ」と向かうイメージで、「-commod-」は「快適(comfort, convenience)」の語源と近いと覚えておくと、相手を「快適」にしてあげるイメージで結びつけられます。

  • スペリングのコツ: “ac” + “com” + “mo” + “date” と区切って覚えると “m” がダブることに注意しやすいです。

  • 「相手に合わせる」「相手を収容する」イメージを思い浮かべると使いやすく覚えられます。


以上が、動詞 “accommodate” の詳細な解説です。柔軟に対応する、または物理的に収容するなど、いずれも少し丁寧な響きがありますので、ビジネスでも日常会話でもぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
accommodate
意味(1)

(必要なものを)〈人〉‘に'便宜をはかる,用だてる《+〈人〉+with+

意味(2)

〈人〉'を'宿泊させる,収容する

意味(3)

(…に)…'を'適応させる,順応させる《++to+

意味(4)

〈争いなど〉'を'調停する

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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