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rest
解説
名詞「rest」の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語: rest
品詞: 名詞 (noun)
意味(日本語):
1) 休息、休み、休憩
2) 残り、余り
「rest」は「休むこと」や「休息時間」という意味と、「残り」という2つの主要な意味を持つ名詞です。たとえば、「少し休みが必要だ」という場面や、「残りの人たちは〜」「残りの時間は〜」というような場面で使われます。どちらも日常会話からビジネスまで、幅広く使われる非常にベーシックな単語です。
- 活用形: 普段は単数形(rest)で使うことが多いですが、文脈によって複数形(rests)も使われます(「複数の休止」「音楽の休符」としてなど)。
- 他の品詞の例:
- 動詞 (to rest): 「休む」
- 形容詞 (resting): 「休息している」
- 副詞的用法はなし
- 動詞 (to rest): 「休む」
CEFRレベル目安: A2(初級)
A2: 初歩的な日常表現として「少し休憩を取る」「残りは〜」といったシンプルな文でよく使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「rest」は短い単語で、明確な接頭語・接尾語はありません。
- 語幹(rest)そのものが意味を持っています。
詳細な意味
- 休息/休み: 身体的・精神的な疲れをとるための休憩や一時的な停止を表す。
- 例) Take a rest for a while. (しばらく休んでね)
- 例) Take a rest for a while. (しばらく休んでね)
- 残り/余り: ある全体から残った部分や人々を指す。
- 例) The rest of the cake is in the fridge. (ケーキの残りは冷蔵庫にあるよ)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- take a rest – 「休む」
- have a rest – 「休憩をとる」
- get some rest – 「休息をとる」
- the rest of the day – 「その日の残りの時間」
- the rest of my life – 「残りの人生」
- at rest – 「休んでいる状態で/静止して」
- come to rest – 「(動きが)止まる」
- put one's mind at rest – 「安心させる」
- give it a rest – 「(話題などを)やめにする」
- rest area – 「休憩所(高速道路などで使われる)」
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の「ræst」(ベッド・休息) に由来し、横になっている状態や休息を意味していました。
- 歴史的にも身体の休みだけでなく、「止まっていること」「静寂」を示す意味で使われてきました。
- 「休息」のニュアンスはカジュアルな会話からフォーマルなビジネス会話まで幅広く使われ、特別な感情的響きはありません。
- 「残り」の意味で使うときも口語・書き言葉ともに頻繁に登場し、論文やビジネス文書などでも一般的に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
可算/不可算の区別
- 「休息」については、文脈によって可算名詞・不可算名詞両方で使われます。
- 可算: “I took three rests during the hike.”(ハイキングの途中で3回休憩をとった)
- 不可算: “Rest is important for good health.”(休息は健康に大切だ)
- 可算: “I took three rests during the hike.”(ハイキングの途中で3回休憩をとった)
- 「残り」の意味で使う場合は、通常「the rest of 〜」という形で使われ、独立した数え方はしません(不可算として扱われやすい)。
- 「休息」については、文脈によって可算名詞・不可算名詞両方で使われます。
一般的な構文
- the rest of + 名詞
- 例) The rest of the team is coming later.
- 例) The rest of the team is coming later.
- take/have/get + (a) rest
- 例) Let's take a rest for a few minutes.
- 例) Let's take a rest for a few minutes.
- the rest of + 名詞
イディオム
- put one’s mind at rest: 「安心させる」「心配を取り除く」
- give it a rest: 「やめにする」「(しつこい話題を)放っておく」
- put one’s mind at rest: 「安心させる」「心配を取り除く」
5. 実例と例文
1) 日常会話での例文 (3つ)
- “I’m really tired. I need to take a rest.”
- 「とても疲れたよ。休憩が必要だわ。」
- 「とても疲れたよ。休憩が必要だわ。」
- “We’ve done enough cleaning for now. Let’s have a rest.”
- 「今は掃除を十分やったから、ちょっと休憩しようよ。」
- 「今は掃除を十分やったから、ちょっと休憩しようよ。」
- “Where’s the rest of the pizza?”
- 「ピザの残りはどこにあるの?」
2) ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “After a short rest, we will resume the meeting.”
- 「短い休憩の後、会議を再開します。」
- 「短い休憩の後、会議を再開します。」
- “I’ve read the first section of the report. I’ll check the rest later.”
- 「報告書の最初の章を読み終わったから、残りは後で確認するね。」
- 「報告書の最初の章を読み終わったから、残りは後で確認するね。」
- “Please use the rest area on the 2nd floor if you need a break.”
- 「休憩が必要なときは2階の休憩スペースをお使いください。」
3) 学術的な文脈での例文 (3つ)
- “Ensuring adequate rest can significantly improve cognitive performance.”
- 「十分な休息を確保することは、認知能力の向上に大きく貢献しうる。」
- 「十分な休息を確保することは、認知能力の向上に大きく貢献しうる。」
- “The rest of the sample showed minimal variation in the results.”
- 「サンプルの残りは、結果にほとんど差が見られなかった。」
- 「サンプルの残りは、結果にほとんど差が見られなかった。」
- “Proper rest and nutrition are essential for academic success.”
- 「適切な休息と栄養は、学業の成功に不可欠である。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- break (休憩)
- 「休息」の意味ではほぼ同義だが、ややくだけた印象。
- 例) “Let’s take a break.”
- 「休息」の意味ではほぼ同義だが、ややくだけた印象。
- pause (一時停止)
- 「活動を一時停止する」ニュアンスが強く、必ずしも休息を伴わない。
- 「活動を一時停止する」ニュアンスが強く、必ずしも休息を伴わない。
- remainder (残り)
- 「残り」の意味の「rest」に近いが、より形式的な印象。
- 「残り」の意味の「rest」に近いが、より形式的な印象。
反意語 (Antonyms)
- 「休息」の意味に対して: work (働く、作業)
- 「残り」の意味に対しては明確な反意語はないが、「全体を消費しつくす」ニュアンスには all や whole との対比がある。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /rest/
- アメリカ英語 (GA) とイギリス英語 (RP) ともに発音記号はほぼ同じ /rest/ で、アクセントも特に変わりません。
- 強勢(アクセント)は1音節しかないため、最初で唯一の部分にきます。
- よくある間違い: 舌が緊張しすぎて [r] の音がうまく出ない場合があるので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「rest」→「lest」「test」などと混同しないようにしましょう。
- 意味の取り違え: 「休息」の意味と「残り」の意味を文脈で使い分ける。たとえば “the rest” が「残り」を指すことを正しく理解する。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「休憩をとる」「残りの何か」という表現で頻出。「残りの問題を解く」「少し休む」などの日常的シチュエーションで出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「休む(rest)」と「残り(the rest)」をセットで覚える
- イメージ: “I need the rest (休息)” と “I will use the rest (残り)” で覚えると、どちらの意味も同じ単語であることを思い出しやすいです。
- イメージ: “I need the rest (休息)” と “I will use the rest (残り)” で覚えると、どちらの意味も同じ単語であることを思い出しやすいです。
- R-E-S-T: 「R = Relax, E = Ease, S = Stop, T = Take it easy」という具合に頭文字を使ってイメージづけするのも一つの方法です。
以上が名詞「rest」の解説です。日常生活からビジネス・学術的な場面まで幅広く使える、とても便利な単語なので、しっかり覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(…の)残り,残与《+of+名》
意味(2)
〈U〉《the~》《複数扱い》そのほかの物(人)