最終更新日:2025/11/18

(…に)〈金など〉‘を'投資する《+名+in+名》 / (…に)〈時間・努力など〉‘を'つぎ込む《+名+in+名(doing)》 / 《しばしば受動態で》(権力などを)〈人〉‘に'付与する《+名+with+名》 / 〈人〉‘を'就任させる / (性質・特質などを)〈人・物〉‘に'帯びさせる《+名+with+名》;(人・物に)〈性質・特質など〉‘を'付与する《+名+in+名》 / 《文》〈軍隊が〉…‘を'包囲する / (…に)投資する,(…を)買う《+in+名》

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元となった辞書の項目

invest

動詞

(…に)〈金など〉‘を'投資する《+名+in+名》 / (…に)〈時間・努力など〉‘を'つぎ込む《+名+in+名(doing)》 / 《しばしば受動態で》(権力などを)〈人〉‘に'付与する《+名+with+名》 / 〈人〉‘を'就任させる / (性質・特質などを)〈人・物〉‘に'帯びさせる《+名+with+名》;(人・物に)〈性質・特質など〉‘を'付与する《+名+in+名》 / 《文》〈軍隊が〉…‘を'包囲する / (…に)投資する,(…を)買う《+in+名》

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解説

以下では、動詞 “invest” について、9つの観点から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “invest”

  • 日本語: 「投資する」「(時間や労力などを)注ぐ」

「invest」は、資金や時間、労力などを何か将来の利益・成果を得るために投入するというニュアンスの動詞です。株や不動産のような金融投資だけでなく、自己啓発やスキル習得に対して「エネルギーを注ぐ」という意味でもよく使われます。

「今あるお金や時間を、将来のリターンのために使う」というイメージが根底にあります。

品詞


  • 動詞(他動詞)

活用形


  • 原形: invest

  • 三人称単数現在形: invests

  • 現在分詞・動名詞: investing

  • 過去形: invested

  • 過去分詞: invested

他の品詞形


  • 名詞形: investment (投資)

  • 形容詞形: invested は「興味を持っている」「コミットしている」という形容詞的用法に使われることもあります(例: “He is fully invested in this project.”)。

難易度(CEFR)


  • B2(中上級)


    • “invest” は、日常でもビジネスでも使う幅広い単語です。投資に関する文脈が多いですが、日常会話でもよく登場します。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 前置される接頭辞などは特にありませんが、語源としては後述するようにラテン語由来です。

関連・派生語


  • investor (名詞) — 投資家

  • investment (名詞) — 投資

  • reinvest (動詞) — 再投資する

  • divest (動詞) — 投資を引き上げる、または所有権を手放す

コロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. invest money in …(…にお金を投資する)

  2. invest time in …(…に時間を費やす)

  3. invest heavily in …(…に多額の投資をする)

  4. invest for the future(将来のために投資する)

  5. invest wisely(賢く投資する)

  6. decide to invest(投資を決断する)

  7. invest in real estate(不動産に投資する)

  8. invest in oneself(自己投資する)

  9. invest in the stock market(株式市場に投資する)

  10. attract investors(投資家を引き付ける)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “investire” (衣を着せる、覆う)が語源です。そこから、「何かを与える、はめ込む」という意味合いが広がり、現在の「投資をする、力を注ぎ込む」という意味になりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 金銭的な投資だけでなく、「時間・労力を投じる」という抽象的な意味で使われることも多いです。

  • 堅苦しいイメージがある言葉ですが、カジュアルな会話でも「I’ve invested so much time in this hobby!(この趣味にすごく時間をかけてるんだ)」のように使えます。

  • ビジネス文書やフォーマルな場面では、主に「資金を投資する」という文脈が多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞なので、基本的に「invest + 目的語」の形を取ります。

  • 目的語には、「お金」「時間」「人材」など、広範囲のものが入ります。

  • 前置詞 “in” とともに用いられるケースが非常に多いです。


    • 例: “invest money in a project.”


  • 構文例


    • “invest A in B” →「AをBに投資する」

    • “invest ~ wisely” →「賢く投資する」



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I decided to invest more time in learning the guitar because I really enjoy it.”

    (ギターの練習にもっと時間を投じることにしたんだ、すごく楽しいからさ。)

  2. “She invested all her energy in organizing the party.”

    (彼女はパーティーの準備に全力を注いだよ。)

  3. “We should invest in better cookware if we want to improve our cooking skills.”

    (料理の腕を上げたいなら、もっといい調理器具に投資したほうがいいよ。)

ビジネス (3例)


  1. “Our company plans to invest in new technology to stay competitive.”

    (当社は競争力を保つために新技術に投資する予定です。)

  2. “Many foreign investors are looking to invest in this region’s infrastructure.”

    (多くの海外投資家がこの地域のインフラに投資しようとしています。)

  3. “It’s important to invest in employee training to boost productivity.”

    (生産性を高めるには、従業員の研修に投資することが大切です。)

学術的な文脈 (3例)


  1. “Researchers are investing significant resources in the development of renewable energy systems.”

    (研究者たちは再生可能エネルギーシステムの開発に多大なリソースを投じている。)

  2. “Governments invest heavily in education to foster a skilled workforce.”

    (政府は熟練した労働力を育成するために教育に多額の投資をしている。)

  3. “Philanthropists often invest in social programs to address community challenges.”

    (篤志家たちは地域社会の問題に取り組むために社会プログラムに投資することが多い。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “put money into” (お金を投入する)


    • より口語的で、「投資する」という場面以外でも広く使えます。


  2. “expend” (費やす)


    • 「時間やエネルギーを費やす」という文脈が多い。より抽象的。


  3. “devote” (捧げる)


    • 「時間や努力を注ぐ」という意味合いが強い。金銭的投資というより熱意・思いの強調。


反意語


  • “withdraw” (資金を引き出す)

  • “divest” (投資を引き上げる、撤退する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • 米: /ɪnˈvɛst/

    • 英: /ɪnˈvɛst/


  • アクセントは第2音節の “vest” に置かれます(in-VEST)。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな差はありませんが、「ɪ」による微妙な母音の違いを感じることがあります。

  • よくある間違いとしては、アクセントを前の “in” に置いてしまうことがあります。あくまで“in-VEST”です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “invest to 〜” と言いたくなる学習者が多いですが、正しくは “invest in 〜” です。

  • スペルミスとして “invist” や “invent” との混同が起きやすいので注意してください。

  • TOEICや英検などの試験では、ビジネス文脈や経済関連の文章に出てきやすく、しばしば “invest in ~” で穴埋め問題になったり、派生語の “investment” や “investor” とセットで出題されるケースがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「お金や時間を“ベスト(vest)”のように身に着ける」というイメージを思い浮かべると覚えやすいかもしれません。

  • “IN + VEST” で「自分の中にベストを着込む→将来のために投じる」という連想をすると、使い方をイメージしやすいでしょう。

  • スペリング上は “in” + “vest” で、アクセントの位置に気をつけて覚えましょう。


以上が “invest” の詳細解説になります。「投資する」という金銭的側面だけでなく、時間や労力を注ぐこともしばしば表す重要な動詞なので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
invest
意味(1)

(…に)〈時間・努力など〉‘を'つぎ込む《++in+(do*ing*)》

意味(2)

《しばしば受動態で》(権力などを)〈人〉‘に'付与する《++with+

意味(3)

〈人〉‘を'就任させる

意味(4)

《文》〈軍隊が〉…‘を'包囲する

意味(5)

(…に)投資する,(…を)買う《+in+

意味(6)

(…に)〈金など〉‘を'投資する《++in+

意味(7)

(性質・特質などを)〈人・物〉‘に'帯びさせる《++with+》;(人・物に)〈性質・特質など〉‘を'付与する《++in+

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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