最終更新日:2025/11/23

(…からの)独立,自立,独立心《+of(from)+名》

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元となった辞書の項目

independence

名詞

(…からの)独立,自立,独立心《+of(from)+名》

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その国は植民地支配からの独立を求めて戦った。

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解説

名詞 independence を詳細に解説


1. 基本情報と概要

単語: independence

品詞: 名詞 (noun)

英語の意味:

• The state of being free from outside control or support.

• The condition of not depending on someone or something.

日本語の意味:

• 「自立」「独立」「自由」を表します。「他者や何かに頼らずに自分自身でやっていくこと」というようなニュアンスです。

「independence」は、「自分でやりたいことをやる力や権利・状態」を意味する単語です。個人の自立や、国としての独立など、文脈によって幅広く使われます。

CEFR レベル: B2(中上級)

→ 日常会話だけでなく、少し専門的・抽象的なトピックでも使われる単語であり、中上級レベルの学習者にとって理解・使用が求められる語彙です。


活用形

名詞なので、直接的な活用はありません。形容詞形や副詞形など関連形は以下のようになります。


  • 「independent」(形容詞) : 「独立した」「自立している」

  • 「independently」(副詞) : 「独立して」「自立して」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • in- : 「否定」「反対」などを示す接頭辞

  • depend(動詞) : 「頼る」「依存する」

  • -ence : 名詞を作る接尾辞(状態や性質を表す)

つまり、depend(依存する)に「in-」(逆、否定)が加わり、「-ence」(~という状態)がついて「依存していない状態」→「独立」という意味になっています。

関連語や派生語


  • dependent (形容詞) : 依存している

  • dependence (名詞) : 依存、頼ること

  • independent (形容詞) : 自立した、独立した

  • independently (副詞) : 独立して、自主的に

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. gain independence(独立を勝ち取る)

  2. declare independence(独立を宣言する)

  3. struggle for independence(独立のために闘う)

  4. maintain independence(独立を維持する)

  5. achieve independence(独立を達成する)

  6. independence movement(独立運動)

  7. loss of independence(独立の喪失)

  8. independence day(独立記念日)

  9. fight for independence(独立のために戦う)

  10. personal independence(個人の自立)


3. 語源とニュアンス

語源

「independence」は、ラテン語の “dependere(下にぶら下がる、頼る)”に由来する “depend” に否定の接頭辞 “in-” をつけ、さらに名詞化する “-ence” がついたものです。

→ 「何かにぶら下がっていない状態」がもとのイメージ。

ニュアンスや感情的な響き


  • ポジティブ:個人の自立や自由、尊厳を強調するポジティブな響きがあります。

  • 文脈で変わる:国家の独立や経済的自立、個人の自由度合いなど、場面によって具体的な意味合いが変わります。

使用時の注意点・場面


  • 口語・文章:フォーマル・カジュアルどちらでも使用可能。公的なスピーチや文章でも日常会話でも出てくる。

  • 政治・歴史の文脈:国や地域の独立を言及する際に頻出し、公的文書では特にフォーマルに扱われます。

  • 個人的な文脈:人が経済的に自立している、精神的に他人に依存していないと表現する時にもよく使います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:通常は「不可算名詞(uncountable)」扱い。「an independence」のように冠詞をつけるのは特殊な・比喩的な用法を除いてあまりない。

  • 使用頻度:名詞として様々な文脈で使用。

  • 一般的な構文:


    • (主語) + (動詞) + independence

    • 例: They fought for independence. (彼らは独立のために戦った。)

    • independence + of + (名詞/国名/団体名 など)

    • 例: The independence of the nation is crucial. (その国の独立は極めて重要だ。)


イディオム


  • 特定の決まったイディオムは少ないですが、「Independence Day(独立記念日)」は、アメリカ合衆国の国民的行事を指す固有表現として有名です。


5. 実例と例文

日常会話で使われる例文 (3例)


  1. I value my independence, so I prefer living alone.

    (自分の自立を大切にしているから、一人暮らしをしたいの。)

  2. Having financial independence is important to me.

    (経済的に自立することは、私にとって大切だよ。)

  3. My parents always encouraged me to seek independence.

    (両親はいつも、私に自立心を持つように促してくれた。)

ビジネスシーンで使われる例文 (3例)


  1. The company gained independence from its parent firm last year.

    (その企業は昨年、親会社から独立を達成した。)

  2. We aim to maintain our independence while forming strategic partnerships.

    (戦略的パートナーシップを築きつつ、自社の独立性を保持することを目指しています。)

  3. A consultant needs a certain level of independence to provide objective advice.

    (コンサルタントは客観的な助言をするために、ある程度の独立性が必要です。)

学術的な/フォーマルな文脈で使われる例文 (3例)


  1. The independence of the judiciary is a fundamental principle of democracy.

    (司法の独立は、民主主義の基本的原則である。)

  2. This study focuses on the economic independence of developing nations.

    (本研究は、発展途上国の経済的独立に焦点を当てている。)

  3. The scholars argue about the historical factors that led to the country's independence.

    (その学者たちは、その国の独立に至った歴史的要因について論じ合っている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. autonomy(自治、自律)


    • より組織や地域が自分で運営を行うニュアンスが強い。


  2. freedom(自由)


    • 「束縛がない状態」。個人レベルでも国レベルでも使えるが、より広義。


  3. self-sufficiency(自給自足、自立)


    • 経済的・物質的に自給できるニュアンスが強い。


  4. liberty(自由)


    • 法的・政治的な自由を指すことが多い。


反意語 (Antonyms)


  1. dependence(依存)

  2. reliance(頼ること)

  3. subordination(従属)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語 (AmE): /ˌɪndɪˈpɛndəns/

  • イギリス英語 (BrE): /ˌɪndɪˈpɛndəns/

    (ほぼ同じ発音だが、地域によって母音の微妙な発音差があり得る)

強勢の位置


  • 「in-de-PEN-dence」のように、第3音節「pen」にアクセントが置かれる。(PENを強く発音)

よくある発音の間違い


  • 第2音節を強く読んでしまったり、語尾の「-ence」を /-ens/ ではなく /-ence/ と伸ばしてしまったりするミスに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス:「indipendence」「independance」などと書き間違えやすい。

  2. 「independent」と混同:形容詞 (independent) と名詞 (independence) を間違えやすい。

  3. 冠詞の使い間違い:「an independence」とは通常言わない。不可算名詞として扱う。

  4. TOEIC・英検など試験対策


    • 文章中で「independence」と「dependence」の対比が出てきやすい。

    • 「independent clauses」や「financial independence」などの組み合わせがリーディングで問われる可能性あり。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 連想: 「Independence Day」(アメリカ合衆国の独立記念日、7月4日)を思い浮かべると自然に「独立」というイメージと結びつきやすい。

  • スペリング暗記法: 「in + depend + ence」と3つに分割して覚えるとミスを減らせる。

  • イメージ: 「何にもぶら下がっていない状態」という絵(人がロープから手を放して自立しているイメージなど)を思い浮かべるとわかりやすい。


以上が名詞「independence」についての詳細な解説です。自分自身や国・組織の自由や自立を語る際に、幅広く使われる重要な単語です。文脈に応じて、形容詞「independent」や関連表現とあわせてマスターしておくと便利でしょう。

意味のイメージ
independence
意味(1)

(…からの)独立,自立,独立心《+of(from)+

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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