最終更新日:2025/11/24
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元となった辞書の項目

handset

(電話の)送受話器

このボタンはなに?

私は電話を受けるために送受話器を取りました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: handset

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A part of a telephone (or related device) that you hold in your hand and use to listen and speak.

意味(日本語): 手に持って使用する電話機の受話部分、または携帯電話そのものを指す。

「電話機の受話器」や「携帯端末」として使われる表現で、一般的には体から離して手に持つ部分を指します。

CEFRレベルの目安: B1 (中級)


  • B1(中級): 日常的な話題や職場などでの会話で、ある程度専門用語も理解して使えるレベル。

活用形


  • 「handsets」(複数形): 例) “These handsets are all out of battery.”

  • ほかに動詞や形容詞としての用法は一般的にありませんが、関連表現として「handheld」(形容詞: 手持ち型の)などがあります。

他の品詞への変化例


  • 「hand」の派生語: 「handy」(形容詞: 便利な・扱いやすい)

  • 「set」の派生語: 「setting」(名詞: 設定), 「reset」(動詞: リセットする)

2. 語構成と詳細な意味

「handset」は2つの語から構成されています:


  • hand: 「手」を意味する名詞/語根

  • set: 「置く」「組み合わせ」などを意味する名詞・動詞など。ここでは「機器(セット)」としてのニュアンスを持つ。

現代では「携帯電話」を指して「handset」と呼ぶこともあり、特にビジネスの場面やテクノロジー関連の文章でよく見られます。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. cordless handset

    (コードレス受話器)

  2. mobile handset

    (携帯電話端末)

  3. wireless handset

    (ワイヤレス受話器)

  4. handset receiver

    (ハンドセットの受話器部分)

  5. handset volume

    (ハンドセットの音量)

  6. handset battery

    (ハンドセットのバッテリー)

  7. handset charger

    (ハンドセットの充電器)

  8. handset replacement

    (ハンドセットの交換)

  9. handset manufacturer

    (ハンドセットメーカー)

  10. handset compatibility

    (ハンドセットの互換性)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「hand(手)」と「set(装置のセット、または置くこと)」が組み合わさった造語で、文字どおり「手で持つ装置」という感じです。

  • 歴史的な使われ方: 昔は有線電話の受話器を指すのが中心でしたが、現在では「携帯端末」の意味でも頻繁に使われるようになりました。

  • ニュアンス: 受話器部分だけをピンポイントで言いたい場合や、モバイル端末全般(スマートフォン含む)を指すケースもあるため、文脈に注意が必要です。電話の「本体(本体据え置きのベース)」と区別するような場面で使われることが多いです。

  • 使用時の注意点: 「phone」や「device」などの単語と混同しないよう、「通話や操作時に手にもつ部分」というイメージを取り違えないようにしましょう。

  • フォーマル/カジュアル: ビジネス文書や技術説明などで使われることが多め(ややフォーマル寄り)。カジュアルな日常会話では「phone」と言ってしまうことがほとんどです。

4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable): 「a handset / handsets」のように、可算名詞として単数・複数形で扱います。

  • 一般的な構文:


    • “The handset is out of battery.”(ハンドセットのバッテリーが切れています)

    • “We need to replace the old handset.”(古いハンドセットを交換する必要があります)


  • イディオムや定型表現: 特に「handset」のイディオムは少ないですが、ITやビジネス領域で「handset device」「handset model」などと形容的にくっついて使われることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I can’t find the handset—did you leave it in the kitchen?”

    (ハンドセットが見当たらないんだけど、キッチンに置き忘れた?)

  2. “Could you pass me the handset? I need to make a quick call.”

    (受話器取ってくれる?ちょっと電話かけたいんだ。)

  3. “The handset volume is too low. I can’t hear you clearly.”

    (ハンドセットの音量が低すぎて、よく聞こえないよ。)

ビジネスシーン (3例)


  1. “Our new handset model is equipped with advanced noise-cancellation technology.”

    (私たちの新しいハンドセットは、先進的なノイズキャンセリング技術を搭載しています。)

  2. “Please ensure the handset firmware is updated before the demonstration.”

    (デモの前にハンドセットのファームウェアがアップデートされているか確認してください。)

  3. “We are planning to launch a new series of handsets targeting the Asian market.”

    (アジア市場向けに新型のハンドセットをシリーズで発売する予定です。)

学術的な/技術的な文脈 (3例)


  1. “Researchers have developed a prototype handset that can measure biometric data in real time.”

    (研究者たちは、生体データをリアルタイムで測定できる試作ハンドセットを開発した。)

  2. “The integrated sensor within the handset enables precise location tracking.”

    (ハンドセット内蔵のセンサーにより、正確な位置追跡が可能となる。)

  3. “A comparative analysis of various handset designs shows significant differences in battery efficiency.”

    (さまざまなハンドセットデザインの比較分析は、バッテリー効率に大きな差があることを示している。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “receiver” (受話器)


      • 受話部分のみをピンポイントで示す場合に使われる。


    2. “phone” (電話)


      • 一般的な「電話」全般を指す。


    3. “mobile device” (モバイルデバイス)


      • スマートフォンやタブレットなど携帯可能な機器全般を指す。


    4. “telephone unit” (電話機全体)


      • 固定電話の本体全体を含む意味合いでも使われる。



  • 反意語:(強い反意語は特になし。ただし「hands-free device(ハンズフリー機器)」など手にもたないものとの対比は可。)


    • “hands-free device” (ハンズフリー機器)

    • 手で持たずに使用できる装置(ヘッドセットなど)を指す。


使い方の違い:


  • “handset”は電話機や端末の「手に持つ部分」というニュアンス。

  • “receiver”は「(受信器としての)受話器」にフォーカス。

  • “mobile device”は、携帯型のあらゆる装置全般を指し、より広い意味。

7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /ˈhænd.set/

  • アクセント: 最初の音節 “hand” に強勢があります。(HAN-dset)

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: ほぼ同じですが、アメリカ英語では「ハン(ドゥ)セット」、イギリス英語では「ハンドセット」と少し「ド」の音が弱めに聞こえる場合があります。

  • よくある発音ミス: “hand” を “hen” としてしまったり、子音の /d/ を省略して “han-set” と促音に近くしてしまうケースがあるので注意しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “headset” (ヘッドセット) と書き間違えるケースがよくあるので要注意。handset と headset は別物です。

  • 同音異義語との混同: 特にはありませんが、「handset」と「handy set」など混同しないよう注意。

  • 試験対策: TOEICなどのリスニングで「handset」が登場する場合、新製品の紹介や電話関連トラブルの話題で出やすいです。文脈から「携帯端末」か「受話器」か判断する必要があります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方: 「hand(手)で操作する set(装置)」→ “手で持つセット” とイメージするとわかりやすいです。

  • 勉強テクニック: “handset” と “headset” の違いをいつも意識しておきましょう。

  • イメージ: 電話を手に取っている画を思い浮かべると自然にセットで(hand + set)覚えやすいです。


以上が「handset」の詳細解説です。日常会話では「phone・mobile」と言うほうが自然な場面も多いですが、技術文書やビジネスシーンでは「handset」と表記されることがよくあるので、ぜひ使い心地を覚えてみてください。

意味のイメージ
handset
意味(1)

(電話の)送受話器

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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