最終更新日:2025/11/20

曲げられる, 曲げやすい / (人・計画などが)柔軟な, 融通のきく

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元となった辞書の項目

flexible

形容詞

曲げられる, 曲げやすい / (人・計画などが)柔軟な, 融通のきく

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ヨガのインストラクターは、プレッツェルの形に簡単に曲がることで、自分がどれだけ柔軟であるかを示しました。

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解説

以下では、形容詞「flexible」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: flexible

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): able to bend or adjust easily

意味(日本語): 簡単に曲げられる、または状況に合わせて簡単に適応できる「柔軟な」

「flexible」は、「柔軟な」「融通が利く」というニュアンスを持っています。身体が柔らかいという意味にも使われますし、物理的に曲げやすいという意味でもよく使われます。また、考え方やスケジュールなどが変化に対応しやすい状態についても「flexible」と言えます。


  • 活用形: 形容詞なので、原形「flexible」のみで比較級・最上級は 「more flexible / most flexible」となります。


    • 例: My schedule is more flexible than yours.

    • 例: This new material is the most flexible of all.


  • 他の品詞への派生例:


    • 名詞: flexibility(柔軟性)

    • 副詞: flexibly(柔軟に)

    • 反意形容詞: inflexible(柔軟性のない)


  • CEFRレベル: B2(中上級)


    • A1:超初心者

    • A2:初級

    • B1:中級

    • B2:中上級 ← 「flexible」は日常会話では頻出ですが、形容詞として概念的に使われることもあるため、B2レベルとして扱われることが多いです。

    • C1:上級

    • C2:最上級



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹(root): 「flex」…「曲げる」という意味(ラテン語の“flectere”に由来)

  • 接尾語(-ible): 「〜できる」「可能である」を示す接尾語

関連性のある派生語


  • flexibility (名詞): 柔軟性、融通性

  • flex (動詞): 曲げる、(口語で)筋肉を見せびらかすなど

  • inflexible (形容詞): 融通が利かない、頑なな

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. flexible schedule(柔軟なスケジュール)

  2. flexible approach(柔軟なアプローチ)

  3. flexible working hours(フレキシブルな勤務時間)

  4. remain flexible(柔軟性を保つ)

  5. flexible material(柔らかい素材)

  6. be flexible with deadlines(締め切りに柔軟である)

  7. flexible friend(融通の利く友人/人)

  8. flexible mindset(柔軟な考え方)

  9. flexible policy(柔軟な方針)

  10. be more flexible(より柔軟になる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「flexibilis(曲げられる)」から来ています。さらに遡ると「flectere(曲げる)」という動詞に由来します。

  • 歴史的な使われ方: 元々は物理的な「曲げやすい」状態を指していましたが、現代では「考えや行動を状況に応じて変化させることができる柔軟性」という比喩的な用法も非常に一般的です。

  • 使用時の注意点・ニュアンス:


    • 身体や物体の柔らかさを説明するときだけでなく、人間関係や仕事の予定など、幅広い文脈で使えます。

    • ビジネス文書などフォーマルな文脈でもよく使われますが、「スポーツや筋トレで身体が“flexible”」と話すようなカジュアルなシーンでも問題なく使えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 語法:


    • 形容詞として名詞を修飾

    • 「be動詞 + flexible」という構文が一般的ですが、「remain flexible」「stay flexible」のように補語としても使われます。


  • フォーマル/カジュアルな使用:


    • フォーマルなメールやビジネス文書でも頻繁に使用される。

    • カジュアルな会話でも「あの人は考え方がフレキシブルだよ」のような言い方が自然に通じます。


  • 名詞・形容詞の区別:


    • 「flexible」は形容詞で、可算・不可算という概念はありません。

    • 「flexibility」という名詞の場合は不可算(特定の文脈では可算扱いされることもありますが、一般的には不可算)です。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’m pretty flexible about where we go for dinner tonight.”

    (今夜の夕食、行く場所について私はけっこう柔軟だよ。)

  2. “My new yoga routine is helping me become more flexible physically.”

    (新しいヨガのルーティンのおかげで、体がもっと柔らかくなってきたよ。)

  3. “Could you be flexible with the time? I might be running late.”

    (時間に融通を利かせられる?遅れそうなんだけど。)

ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We need a flexible approach to deal with sudden market changes.”

    (急な市場の変化に対応するには、柔軟なアプローチが必要です。)

  2. “Our company offers flexible working hours to improve work-life balance.”

    (当社ではワークライフバランスを向上させるために、フレキシブルな勤務時間を導入しています。)

  3. “The client requested a flexible deadline due to unexpected delays.”

    (予期せぬ遅延のため、クライアントは締め切りの柔軟な変更を求めています。)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “This research model is flexible enough to incorporate new data sets.”

    (この研究モデルは新しいデータセットを組み込めるほど柔軟である。)

  2. “A flexible curriculum allows students to pursue interdisciplinary studies.”

    (柔軟なカリキュラムによって、学生は学際的な学習を進めることができる。)

  3. “In computational linguistics, flexible algorithms can adapt to various languages.”

    (計算言語学においては、多様な言語に適応できる柔軟なアルゴリズムが望まれる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. adaptable(順応性のある)

  2. pliable(曲げやすい、柔軟性のある)

  3. supple(しなやかな)

  4. versatile(多用途な、用途が広い)


  • ニュアンスの違い:


    • “adaptable” は新しい環境や状況に合うように「順応」する力を強調。

    • “pliable” は特に「物理的に曲がりやすい」ニュアンスが強い一方、考え方にも使うことがある。

    • “supple” はやわらかさやしなやかさがあるイメージ。

    • “versatile” は「多才、多用途」など、多方面に対応できる柔軟さを強調。


反意語(Antonyms)


  • inflexible(完全に硬い、融通が利かない)

  • rigid(硬直した、厳格な)

  • unyielding(屈しない、強情な)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /ˈfleks.ə.bəl/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈflek.sə.bəl/


  • アクセント(強勢)の位置: 単語の最初の音節「flex-」に強勢があります。

  • よくある発音の間違い:


    • /fleksɪbəl/ と “i” を入れてしまうのは誤り。母音は「‐ə‐」(シュワー)を意識しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “felxible” や “flexable” とつづりを逆にしてしまうミスが多いです。

  • 同音異義語との混同: 特に “flex” と “flicks” など、音が近い単語に注意が必要ですが、あまり同音異義語はありません。

  • 試験対策など: TOEICや英検などでも「柔軟なスケジュール」「柔軟性のある考え方」などを表す場面で出題されることがあります。適切な文脈で使えるようにしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えやすいイメージ: 「“flex” your muscles(筋肉を曲げる/力こぶを作る)」 → 「曲げる(bend)」というイメージから「柔軟にできる」へ繋げると記憶しやすいです。

  • スペリングのポイント: “flex” + “i” + “ble” という3要素に分けて意識するとスペルミスを防ぎやすいです。

  • 勉強テクニック: 実際の生活で「柔軟な対応をしたい場面」を英語で日記に書くなど、具体例で繰り返し練習すると定着しやすくなります。


以上が形容詞「flexible」の詳細な解説です。日常会話からビジネスシーン、学術的な文脈まで幅広い場面で使われる便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
flexible
意味(1)

曲げられる;曲げやすい;しなやかな

意味(2)

(人・計画などが)柔軟な,融通のきく

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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