最終更新日:2025/11/23
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pharmacist

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元となった辞書の項目

pharmacist

名詞

〈C〉薬剤師 / 製薬者

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薬剤師は患者の処方箋を調剤しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: pharmacist

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味 (英語): a person who is qualified to prepare and dispense medicinal drugs

意味 (日本語): 医薬品を調合し、患者に対して適切に提供する資格を持った人、いわゆる「薬剤師」です。

「pharmacist」は、薬局などで医薬品を取り扱い、服用方法や注意点を案内する専門家を指す単語です。病院や調剤薬局で働くことが多く、処方箋に基づいて薬を調剤するだけでなく、患者さんへの情報提供や健康相談に応じる重要な役割を担っています。

活用形:


  • 単数形: pharmacist

  • 複数形: pharmacists

他の品詞例:


  • 形容詞: pharmaceutical (「薬学に関する」「医薬品の」などの意)

  • 名詞: pharmacy (「薬局」「薬学」などの意)

CEFR レベル (目安): B2(中上級)

・医療・健康関連の語彙としては少し専門的ですが、一般英会話でもしばしば用いられる単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: pharmac- (ギリシア語で「薬」を意味する “pharmakon” に由来)

  • 接尾語: -ist (「〜する人」「専門家」を表す)

「pharmacist」は「薬(pharmac-)」を扱う専門家(-ist)という構成になっています。

よく使われるコロケーション(共起表現)やフレーズ(10個)


  1. community pharmacist(地域の薬剤師)

  2. licensed pharmacist(免許を取得した薬剤師)

  3. pharmacist’s advice(薬剤師のアドバイス)

  4. retail pharmacist(小売薬局勤務の薬剤師)

  5. hospital pharmacist(病院勤務の薬剤師)

  6. clinical pharmacist(臨床薬剤師)

  7. chief pharmacist(主任薬剤師)

  8. ask a pharmacist(薬剤師に尋ねる)

  9. consult with your pharmacist(薬剤師に相談する)

  10. pharmacist shortage(薬剤師不足)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ギリシア語の「φάρμακον (pharmakon)」=「薬、治療薬」から派生し、「薬を扱う人」を意味するようになりました。

  • 歴史的使用: 古くは「調剤師」や「薬種商」のような意味で使われていましたが、近代以降の医療制度の発展とともに、患者に対して正しい薬を提供する専門職として定着しました。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 基本的にフォーマル・カジュアル問わず使えます。何か薬に関する専門家を指すときに使う正式かつ一般的な表現です。

    • イギリス英語で “chemist” を使う場合もありますが(特にイギリスでは薬局=chemist’s)、アメリカ英語では “pharmacist” が主流です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): 「a pharmacist」「two pharmacists」のように数えられます。

  • 使用シーン:


    • フォーマル: 医療現場やビジネス文書で好んで使われます。

    • カジュアル: 会話でも違和感なく使えますが、フレンドリーな表現では “pharmacist” 以外に “chemist” を使う地域もあります。


一般的な構文やイディオム例


  • 動詞 + pharmacist:


    • “visit a pharmacist” (薬剤師を訪ねる)

    • “consult a pharmacist” (薬剤師に相談する)


  • pharmacist + 前置詞 + 名詞:


    • “pharmacist at the hospital” (病院の薬剤師)

    • “pharmacist from the local pharmacy” (地元の薬局の薬剤師)



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I need to talk to the pharmacist about over-the-counter painkillers.”

    (市販の痛み止めについて薬剤師に相談したいんだ。)


  2. “Could you ask the pharmacist if there are any side effects I should worry about?”

    (気をつけるべき副作用があるか、薬剤師に聞いてもらえる?)


  3. “The pharmacist recommended taking the pills with a meal.”

    (薬剤師が、その薬は食事と一緒に飲むといいって勧めてくれたよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our company hired a pharmacist to manage the new product line in medical supplies.”

    (当社では新しい医療用品ラインの管理のために薬剤師を雇いました。)


  2. “We need a qualified pharmacist to oversee the safety protocols for clinical trials.”

    (臨床試験の安全規定を監督するには、有資格の薬剤師が必要です。)


  3. “The pharmacist prepared a comprehensive report on patient medication adherence.”

    (その薬剤師は患者の服薬遵守状況に関する包括的なレポートを作成しました。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Pharmacists play a critical role in optimizing medication therapy management.”

    (薬剤師は薬物治療マネジメントの最適化において重要な役割を担っています。)


  2. “Studies show that pharmacists’ interventions significantly improve patient outcomes.”

    (研究によると、薬剤師による介入は患者の治療成果を大幅に向上させることがわかっています。)


  3. “Pharmacists are involved in clinical research to develop safer pharmaceuticals.”

    (薬剤師はより安全な医薬品を開発するための臨床研究にも関わっています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. chemist(イギリス英語で「薬剤師」、または「化学者」という意味もある)


    • イギリスでは薬局の店員も含めchemistsと呼ぶことが多いですが、アメリカ英語では「化学者」を指すことが多く、「pharmacist」がより一般的です。


  2. druggist(古い表現の英語で「薬剤師」)


    • 現在ではあまり一般的ではありませんが、一部地域や文献では使われることがあります。


反意語

直接の反意語はありませんが、役割としては薬を処方できない職種(例: nurse「看護師」、assistant「助手」など)は「pharmacist」と異なる点を強調できます。ただし明確な「反意語」には該当しません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈfɑːrməsɪst/ (アメリカ英語), /ˈfɑːməsɪst/ (イギリス英語もほぼ同じ)

  • アクセント (強勢): 「fár-ma-cist」のように、第1音節 “far” に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありません。母音の微妙な違いがある場合もありますが、両方とも “fɑːr” と発音されるケースが多いです。

  • よくある発音ミス: “far-muh-sist” の “-cist” の部分を “-sist” とはっきり発音しないで曖昧にしてしまうことがあります。最後の “t” の音に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「pharmacist」の “ph” や “-ist” をしばしば間違えやすいです。「pharmacy」と対比しながら覚えるとよいでしょう。

  • 混同: イギリス英語の “chemist” とアメリカ英語の “pharmacist” の違いを混同しがちです。特にイギリス英語では “chemist’s” が「薬局」を指す点に注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでは、医療・健康関連の文章やリスニング問題に出やすい分野です。「薬剤師」という職種を表す重要単語として覚えておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント: 「pharmacy(薬局)」+「-ist(人を表す接尾語)」の組み合わせとイメージするとわかりやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: “ph-” は 「f」 の音になるという英語独特の綴りに注意。

  • 覚え方: 「医薬品を扱う“ファーマシー(pharmacy)”の専門家は“ファーマシスト(pharmacist)”」というふうに、語源を関連付けてインプットすると定着しやすいです。


以上が「pharmacist」の詳細な解説です。薬に関する話題を扱うときにぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
pharmacist
意味(1)

薬剤師;製薬者(また《英》chemist)

TOEIC英単語(TSL) / 発音問題

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