最終更新日:2025/11/20
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courtesy

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元となった辞書の項目

courtesy

名詞

〈U〉礼儀, 丁寧さ / 〈C〉丁重な行い, 親切な行い

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礼儀はどんな社会的な交流においても重要です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: courtesy

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語):

• Politeness and respect shown in behavior or speech.

意味 (日本語):

• 丁寧さ、礼儀正しさや思いやりを示すこと

「誰かに対して親切で礼儀正しい態度や、敬意をもって応対することを表します。丁寧で気遣いのある振る舞いを指す単語なので、日常会話でも比較的よく使われます。」

活用形の例:


  • 単数形: courtesy

  • 複数形: courtesies (「礼遇」「親切な行為」を複数形でまとめて言う場合に使われることがあります)

他の品詞形:


  • 形容詞: courteous(礼儀正しい)

    例) He is very courteous. (彼はとても礼儀正しい)

  • 副詞: courteously(礼儀正しく)

    例) She spoke to the elderly man courteously. (彼女はお年寄りに礼儀正しく話しかけた)

CEFRレベル: B2 (中上級)

• 礼儀や対人関係の話題になった時に使用される語で、少し抽象的な概念を表すため中上級レベルに位置づけられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語源としてはフランス語に由来し、「court(宮廷)」から派生した “courtoisie” (礼儀正しさ) が変化してできたとされています。接頭語・接尾語は特に目立ったものはありませんが、語幹部分として court(宮廷)に由来する考え方が含まれています。

他の単語との関連性:


  • courteous(形容詞):礼儀正しい

  • courtesy call(名詞句):儀礼上の訪問

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


  1. common courtesy(一般的な礼儀)

  2. out of courtesy(礼儀として、好意で)

  3. extend a courtesy(礼儀を示す、親切を施す)

  4. a courtesy call(儀礼訪問)

  5. courtesy phone(無料電話、ホテルや空港でよく設置されている電話)

  6. show courtesy(礼儀を見せる)

  7. courtesy seat(優先席、シートを譲る意味合いの用語)

  8. courtesy car(無料送迎車)

  9. as a matter of courtesy(礼儀として)

  10. lack of courtesy(礼儀を欠いていること)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「courtesy」は中英語の “courtesie” (礼儀正しさ) に遡り、さらに古フランス語の “courtoisie” から派生しています。由来は “court(宮廷)” で、宮廷での礼儀作法や格式を指したことが始まりです。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「courtesy」は、行為そのものに加えて、その人の品格や周りへの配慮を伴うイメージがあります。口語・フォーマル両方でよく使われますが、「politeness」よりも少し改まった印象を与えることが多いです。「ちょっとした親切心」のように、カジュアルに使われるケースもあります。


  • 場面:


    • 日常会話(カジュアル): 「ちょっとした気遣い」を表す際

    • ビジネス(フォーマル): 「礼儀」「礼儀正しい対応」を強調する際



4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての使い方


    • 通常は不可算名詞として使われますが、具体的な「行動」や「礼遇」を挙げる場合は「courtesies」のように可算扱いになることもあります。


  2. イディオム的表現・構文の例


    • “by courtesy of 〜”


      • 直訳は「〜の礼儀(思いやり)により」ですが、ニュースなどでは「〜の提供で」という意味で使われることがあります。

        例) This broadcast is brought to you by courtesy of ABC Company. (この放送はABC社の提供でお送りします)



  3. フォーマル/カジュアルの特徴


    • 「courtesy」はビジネスや公的な場面で使われると非常にフォーマルな印象になります。カジュアルでも「ちょっとした親切」として使われることがあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (カジュアル)


  1. “As a courtesy, I held the door open for the person behind me.”

    (礼儀のつもりで、後ろにいる人のためにドアを開けておきました。)


  2. “It’s just common courtesy to say ‘thank you’ when someone helps you.”

    (誰かが手伝ってくれたら、「ありがとう」と言うのは当たり前の礼儀だよ。)


  3. “He offered me a ride home out of courtesy.”

    (彼は親切心から私を家まで送ってくれました。)


ビジネスシーンでの例文 (フォーマル)


  1. “We should extend every courtesy to our new clients.”

    (新規顧客に対しては、あらゆる礼儀を尽くすべきです。)


  2. “Please be advised that this is a courtesy reminder for your upcoming appointment.”

    (これは次回のアポイントメントをお知らせするための礼儀上のご連絡です。)


  3. “He wrote a courtesy email to the partner to confirm the meeting details.”

    (彼はパートナーに対して、ミーティングの詳細を確認するための礼儀正しいメールを送りました。)


学術的な文脈での例文


  1. “Extensive research has highlighted the positive impact of courtesy on workplace morale.”

    (幅広い研究によって、職場の士気における礼儀正しさの肯定的な影響が強調されています。)


  2. “Courtesy in academic discourse fosters constructive dialogue and mutual respect.”

    (学術的な言説における礼儀は建設的な対話と相互尊重を促進します。)


  3. “The concept of courtesy varies across cultures, influencing international relations.”

    (礼儀の概念は文化によって異なり、国際関係にも影響を及ぼします。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. politeness(礼儀正しさ)


    • より一般的に「礼儀正しいこと」を指す言葉。意味は近いが「courtesy」のほうが気遣いの行動に焦点がある場合が多い。


  2. civility(礼儀、丁重さ)


    • 相手を侮辱しない、思いやりのある振る舞いを強調。ややフォーマル寄り。


  3. kindness(親切心)


    • 礼儀というよりは「優しさ」に重きをおく言葉。


  4. thoughtfulness(思いやり)


    • 相手の立場を考える姿勢を表す言葉。


反意語:


  1. rudeness(無礼)

  2. discourtesy(不作法・失礼)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈkɝːtəsi/

  • イギリス英語: /ˈkɜːtəsi/

アクセントは最初の音節「cour- /kɝː/」に置かれます。

よくある発音の間違い:


  • 「コーテシー」ではなく、「カー(カァ)」に近い長い母音の後に「タ」または「テ」の音を付けるイメージです。

  • 最後の “-sy” は「シー」と伸ばすのではなく「スィ」と発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “courtesy” を “courtsey” や “cortsey” と間違って書くことがある。

  • 同音異義語との混同: 似た単語で “court” (裁判所・宮廷) などを持ち出しやすいですが、派生関係はあっても意味はかなり異なります。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検のリスニング、リーディングで「礼儀正しさ」を示す文脈として出題される場合があります。特にビジネスEメールやフォーマルなシーンの文章問題などで登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「courtesy」は「宮廷(court)」で人をもてなす時の最高水準の礼儀、と覚えると由来がイメージしやすくなります。

  • スペリングのポイント: 「court + e + sy」で3つの部分に分けて覚えると間違いにくいです。

  • 勉強テクニック: “courtesy call” や “common courtesy” などのフレーズごとに覚えると使いどころが思い出しやすくなります。


以上が名詞「courtesy」の詳細な解説となります。丁寧さや思いやりを表す際に、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
courtesy
意味(1)

〈U〉礼儀,丁重,丁寧さ

意味(2)

〈C〉丁重な行い(言動),親切な行い(言葉)

TOEIC英単語(TSL) / 発音問題

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