元となった辞書の項目
lighter
解説
名詞 “lighter” の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: lighter
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): A small device that produces a flame, typically used to light cigarettes, candles, etc.
意味(日本語): タバコやキャンドルなどに火をつけるための小さな道具のこと。「ライター」と呼ばれます。手軽に火を起こすことができる便利な道具として、日常生活でよく使われます。
活用形
- 単数形: lighter
- 複数形: lighters
他の品詞形
- 「light」という形容詞は「軽い」や「明るい」を示すことがあり、「lighter」はその比較級の形でもあります(形容詞としては“The box is lighter than that one.”のように使用)。しかし、ここで扱うのは「名詞」としての「ライター」です。
CEFRレベル目安: A2(初級)
日常生活で頻出しやすく、身近な物を表す単語なので、初級学習者でも比較的早い段階で学びやすい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹 (root): light
- 接尾語 (suffix): -er
- 名詞を作る“-er”は「~するもの」という意味を持ち、light + er = “lighter”で「火をつけるもの」を示します。
派生語や類縁語
- light (動詞): 火をつける、光を当てる
- light (形容詞): 軽い、明るい
- lighten (動詞): 明るくする、軽くする
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- flick a lighter(ライターをカチッとつける)
- strike a lighter(ライターに火をつける)
- light a candle with a lighter(ライターでキャンドルに火をつける)
- borrow a lighter(ライターを借りる)
- electric lighter(電気式ライター)
- gas lighter(ガスライター)
- disposable lighter(使い捨てライター)
- refillable lighter(詰め替え式ライター)
- cigarette lighter(タバコ用のライター/車のシガーソケットのライター)
- use a lighter carefully(ライターを注意深く使う)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「light(火をつける)」に名詞を作る接尾語“-er”がつくことで、「火をつけるもの」という意味が生まれました。
- 歴史的使用: マッチに代わる、持ち運びのできる小型の火起こし装置としてライターが普及し、この単語も日常で広く使われるようになりました。
- ニュアンス注釈: 物質的に火を起こす道具なので、基本的にはカジュアルから日常的な会話でよく使われます。ビジネス文書で言及するときは、名前や機種を明確にすることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「one lighter」「two lighters」のように数えられます。
- 一般的な構文例:
- “I need a lighter to light the candle.”
- “Do you have a lighter?”
- “I need a lighter to light the candle.”
フォーマル/カジュアルの使い分け
- カジュアル: 友人同士の会話で「Have you got a lighter?」など。
- フォーマル: 場合によっては「Could I borrow a lighter, please?」のように礼儀正しい表現を使うとややフォーマルになります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Do you have a lighter? I need to light this candle.”
(ライター持ってる? このキャンドルに火をつけたいんだ。) - “I lost my lighter again. I need to buy a new one tomorrow.”
(またライター無くしちゃった。明日新しいのを買わなくちゃ。) - “My friend gave me a special engraved lighter as a gift.”
(友達から特別に刻印入りのライターをプレゼントでもらったよ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our company supplies promotional lighters with custom logos for corporate events.”
(当社は企業イベント向けにロゴ入りのプロモーション用ライターを供給しています。) - “Could you ensure that all lighters meet the safety standards before the product launch?”
(製品発売前に、すべてのライターが安全基準を満たしているか確認してもらえますか?) - “The lighter-shaped USB drive was a hit at the trade show.”
(ライター型のUSBドライブは展示会で好評でした。)
学術的・専門的な文脈での例文(3つ)
- “The combustion mechanism of a common gas lighter involves the controlled release of butane.”
(一般的なガスライターの燃焼機構は、ブタンの制御された放出を含んでいる。) - “Researchers are studying the reliability of piezoelectric ignition systems in disposable lighters.”
(研究者たちは使い捨てライターの圧電点火システムの信頼性を研究している。) - “Fire safety regulations specify proper labeling on all lighter products.”
(火災安全規制は、すべてのライター製品に適切なラベル表示を義務付けている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- igniter(イグナイター)
- 意味: 点火装置。工業的に使われる場合が多く、ライターより専門的。
- 意味: 点火装置。工業的に使われる場合が多く、ライターより専門的。
- match(マッチ)
- 意味: 火をつけるために使う小さな棒。燃え尽きると使い捨てになる点がライターとは異なる。
- 意味: 火をつけるために使う小さな棒。燃え尽きると使い捨てになる点がライターとは異なる。
- torch(トーチ、懐中電灯の意味もあり)
- イギリス英語では「懐中電灯」を指すこともあるが、炎のトーチとしては大きな火をともす道具。
反意語 (Antonyms)
- 直接の反意語はありませんが、火を消す道具(例: fire extinguisher〔消火器〕)は機能的に対極と言えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈlaɪtər/
- イギリス英語: /ˈlaɪtə/
- アメリカ英語: /ˈlaɪtər/
- アクセント: 最初の音節「light」に強勢があります。
- よくある間違い:
- 形容詞 “lighter” (比較級) と名詞 “lighter” が同じスペリングのため混同されやすいですが、文脈で区別可能です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “ligther” や “lighther” などと間違えやすいので注意。
- 同音異義語との混同: “lighter” (名詞: ライター) と “lighter” (形容詞: もっと軽い) はスペルも発音も同じですが、文脈で判断します。
- 試験での出題傾向: 会話文中で “a lighter” と出てきて火をつける道具だと理解する問題や、比較級の “lighter” との区別を問う問題が出ることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「light+er = 火をつけるもの」と分解して覚えるとわかりやすいです。
- 「light(火をつける)する道具」というイメージを常に持つと、他の形容詞 “lighter” との混同を防げます。
- スペルは「light」に「er」を足すだけなので、まずは“light”の綴りを確実に覚えましょう。
以上が名詞“lighter”の詳細な解説です。ライターの実物を触りながら学習すると、覚えやすさがぐっと増すかもしれません。日常会話で手軽に使える単語ですので、ぜひ参考にしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(一般に)点火器
意味(2)
火(明かり)をつける人
意味(3)
(またcigarette lighter)(たばこの)ライター