最終更新日:2025/11/18
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グラフ,図表

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元となった辞書の項目

graph

名詞

グラフ,図表

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データを視覚化するためにグラフを作成しました。

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解説

名詞 “graph” の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語での意味: A diagram or chart representing data, showing relationships or quantities in a visual form.

日本語での意味: データや数量の関係を線や棒、点などで可視化して示した図。

「データの推移や分布をわかりやすく示すのに使う図のことです。日常会話でも統計や数値を説明するときなどに登場し、学術・ビジネスの場面でも頻繁に使われる、比較的フォーマルでもよく使われる単語です。」


  • 品詞: 名詞 (Noun)

  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2: 日常会話はほぼ問題なくできるが、やや専門的な内容にも触れるレベル


活用形

名詞のため、動詞のような変化は基本的にはありません。複数形は graphs です。


  • 単数形: graph

  • 複数形: graphs

他の品詞


  • 動詞形として “to graph”(~をグラフにする、図表化する)があります(主に学術や技術的な文脈で使用)。

  • 形容詞形としては “graphical” (グラフィカルな、グラフに関する)があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • graph はもともとギリシャ語の “γράφειν (gráphein)”(書く)に由来する「~を書く・描く」を含む要素です。

  • 接頭語・接尾語としては、たとえば “telegraph” のように “tele-”(遠く)+ “graph”(書く)や “photograph” の “photo-” (光)+ “graph”(描く)といった派生語もあります。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10例)


  1. draw a graph(グラフを描く)

  2. plot a graph(グラフをプロットする)

  3. bar graph(棒グラフ)

  4. line graph(折れ線グラフ)

  5. pie graph(円グラフ)

  6. graph paper(方眼紙)

  7. graph data(データをグラフにする)

  8. graphing calculator(グラフ表示機能付き電卓)

  9. graph analysis(グラフの分析)

  10. frequency graph(度数分布グラフ)


3. 語源とニュアンス

語源: 古代ギリシャ語の “γράφειν (gráphein)” = “to write”。

歴史的には、数値や情報を視覚化するための「書かれた図表」から派生してきました。

ニュアンス: “graph” は客観的なデータをわかりやすく示すための道具という意味合いが強く、比較的フォーマルや学術的な印象を与えます。日常会話でも用いられますが、特に説明、報告、学術・ビジネス・統計など説明性が求められる場面で多用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun) なので、複数形は graphs

  • 使用シーン


    • フォーマルでもカジュアルでも用いられますが、学術・ビジネスの文脈では特に頻出。

    • “make a graph” / “draw a graph” / “create a graph” といった表現で使われることが多い。


  • 一般的な構文例


    • “(subject) + plotted a graph of (data).” (~のデータのグラフを作成した)

    • “According to this graph, …” (このグラフによると、…)



5. 実例と例文

日常会話での例文(3例)


  1. “I made a quick graph to show our monthly expenses.”

    (私たちの月々の出費を示すために、簡単なグラフを作ったよ。)

  2. “Could you check this graph? Does it look correct to you?”

    (このグラフを見てくれる? 正しいかどうか確かめてもらえる?)

  3. “Let me show you a graph of my fitness progress.”

    (自分のフィットネスの進捗をグラフで見せてあげるよ。)

ビジネスでの例文(3例)


  1. “Our sales graph indicates a steady upward trend over the last quarter.”

    (売上のグラフは、前四半期にわたって安定した上昇傾向を示しています。)

  2. “Please attach the updated graph to your presentation slides.”

    (更新したグラフをプレゼン資料に添付してください。)

  3. “The bar graph clearly illustrates the difference in market share.”

    (棒グラフは市場シェアの違いを明確に示しています。)

学術的な文脈での例文(3例)


  1. “In this study, the line graph shows the correlation between temperature and enzyme activity.”

    (本研究では、この折れ線グラフが温度と酵素活性の相関関係を示しています。)

  2. “The frequency graph highlights the distribution of the data set.”

    (度数分布グラフはデータセットの分布を際立たせています。)

  3. “We can derive several conclusions by analyzing the graph of the function f(x).”

    (関数 f(x) のグラフを分析することで、いくつかの結論が導けます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. chart (チャート)


    • 「表や図」で、棒や円、折れ線などいろいろあります。どちらかというとプレゼンやビジネス寄りのイメージが強い場合があります。


  2. diagram (ダイアグラム)


    • 「図解・図式」という意味で、抽象的プロセスや構造を示す場合によく使われます。


  3. plot (プロット)


    • 「~を図に描く、配置する」という動詞としてよく使われますが、名詞として「図表」という意味もあります(やや専門的)。


反意語 (Antonyms)

厳密な反意語はありませんが、数値や情報を可視化しない “plain text” や “raw data”(生データ)との対比で使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡræf/ (アメリカ英語), /ɡrɑːf/ (イギリス英語)

  • アクセント: 単音節のため特に強勢の移動はありません。

  • 米英の違い: アメリカ英語では “グラフ(グラッフ)”、イギリス英語では “グラーフ” のように母音が長めになることがあります。

  • よくある発音の間違い: 母音をあまり意識せずに /ɡrʌf/ としてしまうケース。イギリス英語の発音は口をやや大きめに開くイメージ。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “graph” を “graf” と書いてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: 特に “graph” の同音異義語はあまりありませんが、“graft” (接ぎ木、移植)などと意味を混同しないように注意。

  • 試験対策(TOEIC・英検など): 解説文や設問で、グラフの読み取り問題に登場したり、ビジネスシーンでプレゼンに関する問題で出題されたりします。グラフの傾向(increase, decrease)の説明をする問題に対応できるようにしておくのがポイントです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源 “graphein” は「書く」。何かを書いて視覚化するイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「線を引いて数値を表す=グラフ」というストーリーを頭に置くと、スペリングを “graph” と間違えにくくなります。

  • 勉強テクニックとしては、実際に グラフ用紙 (graph paper) を使って何かのデータをプロットしてみると、単語とともに概念が定着しやすいです。


以上が、名詞 “graph” の詳細な解説です。グラフを用いる場面は日常からビジネス、学術まで非常に広いため、しっかり使いこなせると表現の幅が広がります。

意味のイメージ
graph
意味(1)

グラフ,図表

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