最終更新日:2025/11/01
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除外する,排他的な;相いれない;(人が)打ち解けない / 入会に制限のある,選ばれた人のための / 《名詞の前にのみ用いて》独占的な,専用の / 完全な,全くの / 《話》(商品・ホテルなどが)高級な,一流の

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元となった辞書の項目

exclusive

形容詞

除外する,排他的な;相いれない;(人が)打ち解けない / 入会に制限のある,選ばれた人のための / 《名詞の前にのみ用いて》独占的な,専用の / 完全な,全くの / 《話》(商品・ホテルなどが)高級な,一流の

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解説

1. 基本情報と概要

単語: exclusive

品詞: 形容詞 (時に名詞として使われることもありますが、ここでは主に形容詞として解説します)

意味(英語): “limited to only one or a particular group; not shared with others; high-end and of limited access.”

意味(日本語): 「排他的な、独占的な、限定的な、高級な」という意味です。

「特定の人やグループだけが利用できる、独り占めできる、または限られた人向けのものを表す形容詞です。たとえば、高級クラブのように一般の人が入りにくい場合や、ある雑誌が独占インタビューを取ったような状況で使われることが多いです。」

活用形(形容詞の場合): 形容詞は通常、比較級・最上級が「more exclusive, most exclusive」となります。


  • exclusive → more exclusive → most exclusive

他の品詞例:


  • 動詞形: exclude (他動詞: 「排除する、除外する」)

  • 名詞形: exclusion (「排斥、除外」), exclusivity (「独占性、排他性」)

  • 副詞形: exclusively (「もっぱら、排他的に、独占的に」)

CEFRレベル: B2 (中上級)

・ある程度複雑な文章で、排他的な性質や特別感を指し示す会話や文章で使用します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ex-(接頭辞):「外へ、外に」などの意味を持ちますが、ここでは「排除する、除外する」のニュアンスに近い働きです。

  • clus(語根): 「閉じる、締め出す」を意味するラテン語由来の claudere(to close)が起源です。

  • -ive(接尾辞): 形容詞化する接尾辞。

したがって、「外に閉じ出す」イメージから「排他的な、限定的な」といった意味が生じています。

よく使われるコロケーション10選


  1. exclusive club


    • 「高級クラブ、限られた人しか入れないクラブ」


  2. exclusive interview


    • 「独占インタビュー」


  3. exclusive access


    • 「限定アクセス」


  4. exclusive report


    • 「独占レポート、独占報道」


  5. exclusive offer


    • 「限定オファー」


  6. exclusive rights


    • 「独占権」


  7. exclusive deal


    • 「独占契約」


  8. be exclusive to (someone/something)


    • 「(人・物)に限定される/だけに該当する」


  9. exclusive fashion brand


    • 「ハイブランド、高級限定ブランド」


  10. exclusive content


    • 「限定コンテンツ、(特定の場所や会員しか見られない)特別コンテンツ」



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “excludere” (ex-「外へ」+ claudere「閉じる」) が元になっています。

  • 古フランス語を経て英語へ入り、現在の「排他的な、限定された」という意味へ発展しました。

ニュアンス


  • 「他をしめ出す」「自分たちだけの」といった、やや排他的な印象も与えます。

  • 高級感を伴う場合や、「限られた人しか入れない」という特別感を表すときにも使われます。

使用場面


  • 口語: 他のグループや物を排除する感じを強く伝えたい場合に使うことがありますが、格式ばった響きが残るため比較的フォーマル寄りに聞こえます。

  • 文章: 新聞・雑誌での独占インタビュー記事や、高級クラブ・フォーマルなビジネスシーンなどに多用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞として名詞を修飾: “exclusive opportunity,” “exclusive membership” のように名詞の前で使われる。

  2. be exclusive to 〜: 「〜だけに限定される/〜だけに適用される」と表す構文。

  3. 可算・不可算: 形容詞なので数えられる/数えられないの概念は名詞に依存します。


  • “This club is exclusive to members only.”


    • 「このクラブは会員だけが利用できます。」



5. 実例と例文

(1) 日常会話での3例


  1. “This restaurant feels so exclusive. I wonder if we need a reservation.”


    • 「このレストランはすごく特別感があるね。予約が必要なのかな。」


  2. “The event is exclusive for VIP ticket holders.”


    • 「そのイベントはVIPチケット所持者専用だよ。」


  3. “They have an exclusive deal with that famous singer.”


    • 「あの有名歌手と独占契約を結んでるんだよ。」


(2) ビジネスシーンでの3例


  1. “We need an exclusive partnership to gain a competitive advantage.”


    • 「競合に勝つには、独占的なパートナーシップが必要です。」


  2. “This company has exclusive rights to distribute that product in Asia.”


    • 「この企業は、その製品をアジアで流通させる独占権を持っています。」


  3. “Our magazine will publish an exclusive interview with the CEO next month.”


    • 「来月、私たちの雑誌はそのCEOの独占インタビューを掲載します。」


(3) 学術・専門的な文脈の3例


  1. “The research group obtained exclusive data not available to the public.”


    • 「その研究グループは一般には公開されていない限定データを入手しました。」


  2. “An exclusive agreement was signed to share intellectual property rights.”


    • 「知的財産権を共有するための排他的契約が締結されました。」


  3. “Exclusive membership is granted only to those who meet strict criteria.”


    • 「厳しい基準を満たす者だけが排他的な会員資格を得られます。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. private (プライベートな、非公開の)


    • 「一般の人向けではない」という意味。必ずしも高級感は示さない。


  2. restricted (制限された、許可制の)


    • 「一定の条件を満たさないと利用できない」。高級感・特別感のニュアンスはやや薄い。


  3. elite (エリートの、選ばれた)


    • 非常に限られたグループに対してのみ適用されるが、「社会的に優位な層」の印象が強い。


反意語 (Antonyms)


  1. inclusive (包含的な、全員を含む)


    • 「誰も排除しない、みんなウェルカム」という意味で、exclusiveの反対。


  2. general (一般的な)


    • 「特に制限がない、広く適用される」



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪkˈskluːsɪv/ または /ɛkˈskluːsɪv/

  • 強勢: 「ex-CLU-sive」のように「clu」の部分に強勢があります。


    • アメリカ英語: [ɪk-skloo-siv] / [ɛk-skloo-siv]

    • イギリス英語: [ɪk-skloo-siv] / ɛk-skloo-siv


  • よくある間違い: “ex-CLUE-sive” のように「クルー」をはっきり強調して発音すると自然です。「ex-CLU-sive」がベスト。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “exclutive” (lが一つ抜けたり位置が間違ったりしやすい)

  • 同音異義語との混同: 類似の単語として “exclusive” と “inclusive” を聞き違うケースがある。

  • 試験対策: TOEICや英検では、ビジネスシーンや契約内容で「独占権」「限定アクセス」などの文脈で出題される場合があります。文脈をよく読むと判断できます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「exclude」と同じで「締め出す」イメージ→「限られた人向け」「排他的」

  • 「使われ方=高級感+限られた利用者」を連想すると覚えやすい:たとえば「exclusive club=VIP専用のクラブ」と覚えると印象が強いでしょう。

  • スペルを覚えるときは「EX + CLU + SIVE」と区切って、 “clude”(閉じる) から派生しているとイメージすると忘れにくいです。


以上が形容詞「exclusive」の詳細な解説となります。ぜひご活用ください。

意味のイメージ
exclusive
意味(1)

除外する,排他的な;相いれない;(人が)打ち解けない

意味(2)

入会に制限のある,選ばれた人のための

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》独占的な,専用の

意味(4)

完全な,全くの

意味(5)

《話》(商品・ホテルなどが)高級な,一流の

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