元となった辞書の項目
technology
解説
名詞 technology
の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語の意味(簡潔)
• technology: the application of scientific knowledge for practical purposes
日本語の意味(簡潔)
• 「テクノロジー」:科学的な知識を実用に応用すること、またはそれによって生まれる技術のことです。
「主に現代社会で使われる科学技術やシステムを指し、コンピュータやICT(情報通信技術)などを思い浮かべるとわかりやすい単語です。」
品詞
• 名詞 (noun)
活用形・他の品詞
- 単数形: technology
- 複数形: technologies (例: new technologies are emerging...)
- 形容詞形: technological (技術的な)
- 副詞形: technologically (技術的に)
- 名詞(関連職業): technologist (技術専門家)
CEFRレベル目安
- B2(中上級):社会的・学術的な話題について一定の文章や会話に対応できるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「techno-」: ギリシャ語の “tekhnē” (技芸・技術) に由来
- 「-logy」: “λογος (logos)” からきており、学問・理論・論理を示す接尾語
派生語や類縁語
- technique(手法・技法)
- technical(技術的な)
- technician(技術者)
- technologist(技術専門家)
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- advanced technology(先進技術)
- digital technology(デジタル技術)
- information technology(情報技術)
- cutting-edge technology(最先端技術)
- emerging technology(新興技術)
- modern technology(現代技術)
- sophisticated technology(高度な技術)
- innovative technology(革新的技術)
- medical technology(医療技術)
- green technology(環境技術)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「technology」はギリシャ語の “tekhnē” (芸術・技術) と “logia” (学問・論理) がもとになり、「技術そのもの」や「技術に関する学問」という意味で発展してきました。
歴史的背景と使われ方
- かつては製造業や工学分野に関する専門用語でしたが、現代ではIT、医療、バイオなど幅広い分野で使われ、単に「コンピューター技術」に限らず「問題解決に向けた科学技術全般」を指すようになっています。
ニュアンスと使用時の注意点
- 「technology」は比較的フォーマルな場で使用されることが多いですが、日常会話でも「最新のガジェットや機器」について言及する際などに頻繁に登場します。
- 包括的な意味を持つため、より具体的な文脈や分野に応じて “digital technology” や “educational technology” など別の表現に言い換えられることがよくあります。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての可算・不可算
- 通常は不可算名詞として扱われます ・例:Technology is changing our lives.
- ただし、複数形の “technologies” は、「複数の具体的な技術・システム」について述べるときに使われます ・例:These new technologies have great potential.
一般的な構文・フレーズ
- “The impact of technology on ~” (~へのテクノロジーの影響)
- “Technology is advancing rapidly.” (テクノロジーは急速に進歩している)
フォーマル/カジュアルな場面
- フォーマル:ビジネスや学術論文で、社会的・経済的インパクトなどの話題で使われる
- カジュアル:日常会話で「ガジェット・スマホ・コンピュータ」など、身近な文脈で広く使われる
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Technology makes it easier to stay in touch with friends.”
- テクノロジーのおかげで友達と簡単につながれるよ。
- テクノロジーのおかげで友達と簡単につながれるよ。
- “My grandparents are learning how to use the latest technology on their smartphones.”
- 祖父母はスマホで最新の技術を使いこなそうと勉強中なんです。
- 祖父母はスマホで最新の技術を使いこなそうと勉強中なんです。
- “I love how technology can simplify everyday tasks like shopping or paying bills.”
- テクノロジーで買い物や支払いなどの日常の作業が簡単になるところが好きです。
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our company is investing heavily in new technology to improve efficiency.”
- 我が社は効率向上のために新しいテクノロジーに多額の投資を行っています。
- 我が社は効率向上のために新しいテクノロジーに多額の投資を行っています。
- “Adopting cutting-edge technology will give us a competitive advantage.”
- 最先端のテクノロジーを導入することで競争上の優位性を得られます。
- 最先端のテクノロジーを導入することで競争上の優位性を得られます。
- “We need to ensure our technology remains secure and up to date.”
- 我々のテクノロジーが安全かつ最新の状態を保てるようにしなければなりません。
(3) 学術的な文脈での例文
- “The study examines the role of technology in modern education.”
- この研究は現代教育におけるテクノロジーの役割を調査しています。
- この研究は現代教育におけるテクノロジーの役割を調査しています。
- “Emerging technology in the field of biotechnology has the potential to revolutionize healthcare.”
- バイオテクノロジー分野の新興技術は医療を革新する可能性があります。
- バイオテクノロジー分野の新興技術は医療を革新する可能性があります。
- “Scholars argue that technology can contribute to societal development in various ways.”
- 研究者たちはテクノロジーがさまざまな形で社会の発展に寄与し得ると主張しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- technique(手法・技術)
- 個人の技能や特定の分野での手法を指す。
- 個人の技能や特定の分野での手法を指す。
- science(科学)
- 自然現象に関する知識であり、technology はその知識の応用。
- 自然現象に関する知識であり、technology はその知識の応用。
- engineering(工学)
- 科学知識をもとに現実の課題を設計・開発する文脈に近い。
- 科学知識をもとに現実の課題を設計・開発する文脈に近い。
- innovation(革新)
- 新しいアイデアや方法を導入すること。technology より幅が狭い。
- 新しいアイデアや方法を導入すること。technology より幅が狭い。
反意語(厳密な対義語はないが近い概念)
- primitive methods(原始的な方法)
- 科学技術を使わない方法を指すときに用いられることがある。
- 科学技術を使わない方法を指すときに用いられることがある。
- traditional practices(伝統的な慣習)
- 最新技術とは対照的に、長年受け継がれた方法を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- イギリス英語: /tekˈnɒl.ə.dʒi/
- アメリカ英語: /tekˈnɑː.lə.dʒi/
- イギリス英語: /tekˈnɒl.ə.dʒi/
- アクセント(強勢)
- “nól” の部分(第2音節)に強勢があります: tek-NOL-uh-jee
- “nól” の部分(第2音節)に強勢があります: tek-NOL-uh-jee
- よくある発音ミス
- “techno-” を「テチノ」や「テクナ」など途中の母音が曖昧になる。
- 後半を “-logy” ではなく “-rogy” と誤って発音する。
- “techno-” を「テチノ」や「テクナ」など途中の母音が曖昧になる。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス
- 「technorogy」や「tecnology」と書いてしまう。
- 正しくは「t-e-c-h-n-o-l-o-g-y」。
- 「technorogy」や「tecnology」と書いてしまう。
- 同音異義語との混同
- 同音異義語はありませんが、「technique」(テクニック) と混同しやすいので注意。
- 同音異義語はありませんが、「technique」(テクニック) と混同しやすいので注意。
- 試験対策
- TOEICや英検などでは「technology」が経済、情報、教育などあらゆるトピックに絡んで出題されることが多い。文脈により可算形・不可算形を問われる場合もある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源をイメージする
- “techno-”(技芸) + “-logy”(学問) = 技術の学問
- 科学技術を活かして実用的な分野をカバーするイメージで捉えると覚えやすいです。
- “techno-”(技芸) + “-logy”(学問) = 技術の学問
- スペリングのポイント
- “tech + no + logy” と3つに区切って覚える。
- “tech + no + logy” と3つに区切って覚える。
- 勉強テクニック
- 新聞記事やネットニュースで “technology” を含むタイトルや内容に触れる習慣をつけると、時事的な文脈で単語の使い方を学べます。
以上が名詞 “technology” の詳細解説です。科学やIT分野だけでなく、人々の生活を便利にするあらゆるものを指す、とても汎用性の高い単語ですので、使い方をしっかり押さえておくと良いでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
科学技術,工業技術・科学(工業)技術的な方法(過程)・文明の環境利用(開発)・応用科学; 専門用語